ハードウッドはとても成長が遅いので、長尺物や大断面積のものは割高になります
これは価格だけでなく、供給面でも考慮していただきたいことです
ちなみに人気のセランガンバツ・ビリアン・イペの価格をパーセントにより比較をするとこのようになります
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20x105x1500 |
20x105x2000 |
20x105x4000 |
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短尺特価サイズ |
通常単価サイズ |
長尺割増サイズ |
セランガンバツ |
100 |
100 |
100 |
ビリアン |
90 |
136 |
141 |
イペ |
124 |
141 |
141 |
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セランガンバツは、短尺材がないため、1500のような短尺特価サイズでは、ビリアンと価格差が逆転します。
通常単価が現在の材の価格差だと思ってください。
10年くらい前は、セランガンバツ<ビリアン<イペ
という価格の並びになっていましたが、現在はビリアンとイペでは通常単価のサイズに大きな差はありません。
価格の比較をするときは、樹種の比較も大事ですが、このように単価の比較も重要なことになります
価格はまず体積に比例をし、それに特価や割り増しが絡みます
特に角材は面積は幅の二乗に比例することを考慮に入れてください
70x70と90x90は7/9(28%増し)ではなくて、4900/8100(65%増し)です。
更に多くの樹種で、70角は通常単価で、90角は大断面積割り増しとなっていますので、その差は7割以上になります
それともう一つ重要なのは、歩留まり。
20x105の床板を使うとして、必要な長さが2300だとします
ある樹種は単価は安いですが、2700でないと対応できません
ある樹種は単価は高いですが、2400の設定があれば購入価格は歩留まりのいい方が安くなると思います
こう言ったことも総合的に考えて価格の判断をされてください
ちなみにサイズバリエーションが最も豊富なのは
断トツで
ビリアン。
次いで
イペ
主要サイズが揃っているのはセランガンバツ
後はあなたのご要望に嵌ればお得ですし、部材ごとに樹種を変えるのも一手かと思います
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