C材の割りを考えるのなら・・・
上のやり方だと最後の1枚はほぼ確実に割の悪い材になってしまいます
最後は挽き割ってそろえるのも一案なのですが、図面の寸法通りに割り付けをしたいというのも自然な話です。
写真は、20x105のクマル材を16枚並べています。
材の幅は、105x16=1680
隙間はスペーサーが3.2mmですので、3.2x15=48
出幅の合計は1728mm
これに合わせて根太組みの出幅を決めます。
床板は外から張って行きます。
まず、上の写真のように外から11枚目を計算の寸法の位置に合わせてビス留めをします。
間の材を並べるところまでは割り付けを考えていないときと同じです。
違うのは、スペーサーにくさびを併用している点。
材には必ず痩せがありますので、計算の寸法よりはほぼ間違いなく狭くなっています。
そこで、くさびを使って隙間が均等になるように調整をしてからビス止めをするのです。
同じ要領で住宅側も施工をしたら、この通り材の割り付けがバッチGOOD。
成功への一番の秘訣は、計算通り床板を張ることにはこだわらないことです。
根太組みを失敗して、計算より数ミリ大きくなることがあるかもしれませんし、材の痩せが予想以上に大きいかも知れません。
痩せは均一ではありませんので、1本1本バラバラの可能性も考えられます。
そういったことを予測しておけば現場で何にもあわてることがないという訳です。
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