番外編
さて、腐朽が進んでいないとは言え、汚れも気になりますし、銀白化もしています。 腐ってはいませんが、見た目には美しいとは言えませんよね。
見た目も美しくしたいという人も結構いらっしゃいます。
そんな時、「薄く削れば綺麗な元の色になりますよ」って言うのですが、それって本当でしょうか?
口から出まかせのいい加減なことを言っているんじゃないの???
って思ている人の為に、17年経過した木材を切ったり、削ったりしたらどうかるのか?
をお見せすることにいたしましょう。
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一番傷んでいた、右ウッドデッキのウエスタンレッドシダー2×6をご覧ください。
さすがにこれだけ傷んでいると、切っても元に戻るとは思えませんよね。
無駄とは思いつつ、切って見ました。 |
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おーーーーー!!!!!
明らかに傷んでいる場所以外は、めっちゃ綺麗な木が出てきたではありませんか。
5年前に裏返して延命措置を施していたのが正解だったですね。 |
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では、少し削ってみればどうなるでしょうか???
プレナー加工しても良いのですが、現場で簡単に作業をすることを想定して、サンダーでこすってみることにします。
プレナーだと数ミリ削り飛ばすことが、出来ますが、サンダーでは本当に皮一枚しか剥くことができません。
さすがにこれだけ傷んでいると、皮一枚じゃ綺麗になるはずありませんよね。 |
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写真では嘘だと思われかねないので、削る様子を動画にしてみました。
驚くべきことに、ほんの少し削っただけで、元の木の色が出てきます。
動画で匂いを伝えることが出来ないのですが、削ると、ウエスタンレッドシダーの香も復活するのです。 |
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さすがにここまで大きく割れていると元通りになるわけではありませんが、まだまだ腐朽は進んでおらず、完全にダメな部分だけを切除してやれば、ウッドデッキのメンテナンスは充分ということがよく分かります。。
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残念ながら、これまで見て頂いたウッドデッキは、17年経過して、まだまだ健在だったのですが、解体をすることになりました。
皆様も愛着をもってウッドデッキを使っていただければ、15年・20年は当たり前。 もっと長持ちするウッドデッキになることかと思います。
その第一歩として、キチンとした構想をもって、良いウッドデッキを作ってみてください。
そのお手伝いをウッドデッキネットとして、サポート致します。 |