Bウッドデッキ |
2021年11-12月施工 |
事務所前にスロープ・手摺付きのウッドデッキを作りました。 大きさを当初は半分のつもりでしたので、手摺から手前だけで一旦工事を完了。その後玄関方向に床板を張り延ばしていますので、大きなウッデッキではありませんが、作った時期が場所により1か月違います。
いろんな樹種のサンプルも兼ねて、施工しました。ハードウッドとソフトウッドとで張り方向も変えて、見た目にも面白いウッドデッキを作りました。
動画と同じ順番でご紹介します |
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手摺は、笠木と柱がサザンイエローパイン2×3・和錬。
横板は、ウエスタンレッドシダー1×6です。
シェーナステインのチーク色を塗装しています。
スロープはサザンイエローパインですが、防腐加工の異なるものを張っています
上の5枚は、ルーバーと同じ和錬
下の方は、メイラード加工(まだ商品化していません)
木材に着色する技術を研究開発中。これが商品化されることを心待ちにしていて、サンプルとしてここに使いました。
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床板は、ハードウッドとソフトウッドの混合。張り方向を変えて見た目にも楽しくしています。
こういった張り方は、アメリカ人が好むので、USA張りと名づけました。
建物に直交しているのが、ハードウッド。
60度曲げているのがソフトウッドです。 |
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スロープ側(写真左)から樹種の説明をします。
左の赤黒い材は、ビリアン(ウリン)20×105無塗装。
USA張りはサザンイエローパイン2×6ですが色が違っています。
薄い色がメイラード加工(無塗装)。
濃い色が和錬(シェーナステイン_ウォルナット色塗装)
初期の経年変化としては、色持ちが気になりますので、しばらくして色が変わった頃に第二回のご紹介をしようと思っています。 |
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この場所は、動画では話していませんが、柱の場所で一度施工を完結させていますので、ややこしい樹種の使い方になっています。
左(スロープ側)から、6枚がイペ20x120無塗装。
赤黒い2枚を挟んで次の2枚もイペ20x120無塗装です。
間の2枚が、ビリアン(ウリン)20x90無塗装。
右の3枚が、セランガンバツ20x120無塗装のはずなんですけど、右から4枚目がちょっと怪しいです。第二回目以降で訂正が入る可能性もあります。 |
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一番奥(玄関側)です。
USA張りはスロープ側と同じく、サザンイエローパイン2×6.。
右の4枚はビリアン(ウリン)20×105無塗装。
このウッドデッキは、現場の引き上げ材を使いましたので、最後にハードウッドの長さが不足をしてしまいました。
大工さんがうまく工夫をしてくれて、階段張りで収めましたが、この張り方も綺麗ですね。
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玄関側からスロープ側を望んでいます。
動画でふれませんでしたが、床板の厚みがハードウッドとソフトウッドで違います。
単純に張ると、段差が出来ますので、下地にパッキンを挟んで高さが揃うような工夫をしています。
ただ、同一面で樹種を変えて張るケースは無いと思いますので、こういった工夫をしないといけないのは、既存のデッキを拡張するときくらいかと思います。
同一の見え掛りで無い場所で樹種を変えることは結構ありますので、床板をハードウッドで手摺をソフトウッドというパターンは有りがちなのではないでしょうか。 |