ウッドデッキの経年変化を見て見よう

 2005年9月に施工をした、会社のウッドデッキについてその後の変化を随時ご覧頂きます。

 両サイド・・・ウエスタンレッドシダー材

 センター・・・クマル材

 ハードウッドソフトウッドそれぞれの施工後の変化をご覧下さい。

 その12  8年7か月経過 

   (2014年4月12日)

      

 全体の様子

 2回目の再塗装から2年半・新設時から8年半経過しています。

 塗装はそれなりに剥げてきましたが、材はまだまだ健在のようです。

 塗装の飛び方ともう一つ気になる点が出てきました。 一部メンテナンスと再塗装をしてみました。

P1000800.JPG (70300 バイト) P1000801.JPG (74447 バイト) P1000802.JPG (66857 バイト)

 ウッドデッキの痛み方は均一ではなく、「環境」と「動線」に結構左右されます。

 このデッキの場合、建物に近いところと、遠いところでは「環境」による差が見られますが、それ以上に大きかったのが「動線」

 真ん中を歩くケースももちろん多いのですが、右側に出るケースが結構多く、そちらに動くと階段が無い分強い力で踏みます。

 色は右の写真を見ていただくと分かる通りコーナーに近い部分がよく飛んでいます。

 

 写真で分からない点を2つ書いておきます。

 ◆ 幕板が落ちました。

 幕板を上から強い力で踏むことで、ビスが抜けてしまいました。

 ◆ 床板が根太から抜けました。

 これも同様の点ともう一つ大きな欠陥がこのデッキにあるために、右写真手前から3枚目の床板がバウンドをしてビスが緩んでしまいました。

 欠陥の理由は、材が足りませんでしたので、根太をケチっていて、幕板の際に根太が無いのです。(床板を20cmほど持ち出しています)

 最近床板がバウンドをしているのに気付き、幕板を取り外して根太を追加しております。  

P1000805.JPG (105716 バイト)
      

 木材の様子(再塗装のビフォーアフター)

  

P1000804.JPG (98155 バイト)

P1000806.JPG (88214 バイト)

P1000816.JPG (69776 バイト)

 ウエスタンレッドシダー材

  

 右の方がよく歩く関係で、塗装が完全に飛んでいます。

 

 真ん中の1本だけ張り替えた材は油分がまだ残っているのが分かります。

 

 左の方もそれなりに色が飛んでいます。

 

 

 

 

 

 塗装途中です。

 

 今回は、キシラデコールのウォルナット色を塗っています。

 前回の方がもっと黒っぽい塗料を使いましたので、色むらを気にしていたのですが、綺麗に茶色が発色をしています。

 

 再塗装の度に色の濃い色にするのが正解のように見聞きした記憶があるのですが、こげ茶系だとそういうことに気を使う必要はないみたいですね。

 

 

 

 

 1回塗り完成時です。

 

 色むらがありますが、元の塗装の残り具合により塗料の浸透度が違うことが最大の原因のようです。

 

 写真で分かり辛いかと思いますが、一番上の写真で白くなっているところと、色が残っていたところでは塗料のノリが全然違います。

 

P1000802.JPG (66857 バイト)

P1000812.JPG (71095 バイト)

P1000818.JPG (64173 バイト)

 クマル材

 

 やっぱり綺麗 としか言いようがないですね。

 日当たりの悪い部分にコケが生えていますが、木材は文句のつけようがないです。

 

 真ん中あたりが多く歩いているはずなのですが、レッドシダーほど色の違いは分かりませんね。

 

 

 

 

 

 こちらは、サドリンクラシックのレッドウッド。

 レッドシダーはこげ茶系で、クマルは明る目の色を塗っておりますが、クマルの方は塗料の色が発色をしているとは言い難いです。

 

 塗った直後はそれなりに赤いんですけどねぇ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 1回塗り完成時です。

 

 レッドシダーより明るめだということはお分かりいただけるのではないでしょうか?

 

 もともとの色むらが少ない分、塗装後の色むらも少ないです。

 

  

 

    

 雨上がりの様子

 土曜の夕方塗装をしました。 天気予報通りその日の夜半から月曜の明け方まで雨。

 雨上がりの様子をご覧ください。

P1000821.JPG (66325 バイト)

P1000824.JPG (79978 バイト)

 ウエスタンレッドシダー材

 

 車のワックス掛けした直後のように雨が玉になって綺麗にはじいている材と、浸み込んでいる材がはっきりと分かります。

 

 2年半も空けて1回塗じゃ効き目が薄いのが一目瞭然ですね。

P1000822.JPG (65886 バイト)

 クマル材

 

 こちらは、玉のような材は一本もありません。

 

 塗料の浸透度では、ソフトウッドの方が上であることも一目瞭然。

 

 

 前回も2回塗りをしなくては・・・

 と思いながらできなかったのですが、今回こそ2回塗りをするぞーーー!!!

 

           
 2回塗り(2014年8月13日)
2回塗りをするぞーーー!!! と意気込んだものの暑くなってきて・・・
って言い訳しているうちにお盆休み。
13日の朝涼しかったので思い切って再塗装をしました。
 
ウエスタンレッドシダー ビフォー
塗装をして4カ月ですので、まだまだ色はもっていますが、人がよく歩くところで剥がれている場所があります。
写真ではっきり分かるのは、幕板の上部ですが、床板もよく歩くところは色が飛んでいる部分があります。
 ウエスタンレッドシダー アフター
塗装から5日を経過した写真です。
塗っていて気になったのが、かなり材に割れが入っています。
腐っている気配は全くありませんが、9年経過していますので、近くで見るといろいろ粗が見えてくるようになってきました。
1枚張り替えた材の4枚隣の材が一番酷く、今後要チェックかと思っています。
 クマル ビフォー ・ アフター
一番左がビフォー・右の2枚がアフターです。
ウエスタンレッドシダーに比べて再塗装をする前と後で激変した感じがしません。
材の割れはとちらもちらほら見られていて、一番右写真の左から2本目が一番酷いのですが、写真だとよくわかりませんね。
材が堅い分、レッドシダーのような痛んだという感じが全くしないのかもしれませんね。
心残りだった2回塗りができましたので、これでしばらく安心できそうです。
来年で10年になりますので、10年経過のレポートをしたいと思っています。 
 
 
 

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