過去大きな潮目を感じたことが何度もありますが、それは別にまとめておきます。
過去を知って、現在を見ることで、未来はある程度予測ができますので、できれば先にそちらをご覧ください。
2011年夏
1ドル70円台という驚異の円高ドル安。
それから数カ月遅れてユーロも1ユーロ90円台という信じられない為替水準になりました。
このコメントを書いている2012年2月。
こんな異常な為替レートが半年を続いていますが、世の中の輸入商品はどれほど値下げをされたでしょうか???
単純に為替だけの問題だと、アメリカから物を買うと3割安く変えるはずです。
では
アメリカから輸入されている商品の中で3割も値下げをされた物は有るでしょうか???
今回の円高ドル安は過去と全く違っていて、ただドルが売られ、相対的に円が高くなっているだけ。
アンビリーバブルなことですが、資源を買おうと思うと、1ドル95円以上していた1年半前よりも円を多く積まないと買えないのです。
万一今後円安に為替が振れたらいったいどんなことが起こるのか?
誰もかつて経験をしたことがない異常事態が今なのだとご認識ください。
2012年の状況ですが、アメリカ・カナダの材に関しては、為替以外の要因はあまり考慮に入れなくていいかと思います。
東南アジア・南米の材に関しては、信じられないくらい現地価格が急騰をしています。
円高を背景に足元を見られているだけなのか?
本当に品不足が進んでいるのか?
これは今後円安に振れないと誰も予測ができないのです。
これより上は、2012年に書いております。
以下2014年12月の追記です。
世界的に「金余り」と言うのがどうやらキーワードになっているようです。
情報化社会の大きなデメリットとして、皆が同じように動き、その動きが通常の経済活動で考えられる範囲を大きく外れているということをこの数年痛感をします。
アベノミクスで、デフレ脱却というお題目の元、実態を大きく外れた円安が起こっています。
円はどんどん売られて、半年で50%も円安になるというアンビリーバブルな状況になっています。
輸入商品は、円安の影響で値上げ一辺倒。
さて2015年は一体どんな年になるのか???
それが読めるというよりも、それを仕掛けているほんの一握りの人がほくそ笑んでいるのでしょうね。
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