指令その6 ハイウエイで国境線を突破せよ

   I-101〜ワシントン州フェリー〜I-5

ワシントン州 U.S.A〜ブリティッシュコロンビア州 Canada

 ハイウエイで国境越え。

 と言っても今居るところは太平洋を望むオリンピック半島のロッジ。

 田舎道を走って、フェリーに乗って・・・

 なんとか明るいうちにピースアーチ国境にたどりつきたいもんです。

 

 

 今回はウッドデッキネタはありません。

 お気楽旅行紀として見てください。 

 


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 オリンピック半島のI-101はこんな風景が延々と続きます。

 地図で見たら海岸線を走るルートなんですが、海なんてどこにもなくて、とても背の高い米栂に囲まれた道を走ります。

 

 こんな変哲も無い道でも一応高速道路。

 

 最高速度は60マイル(時速90km)なのです。

 

 突然視界が開けたと思ったら、ポートエンジェルスの町が見えてきました。

 

 ここの町並みはアメリカの港町。 って感じでとてもお気に入りのワンショットです。

 

 ここから船に乗ってビクトリア(カナダ)に行く手も有るのですが、私たちはもう少し東に進みます。

 愛と青春の旅立ちのロケ地になったポートタウンゼント。

 

 真っ青な空。

 白い断崖絶壁。

 

 海を望む高級住宅。

 

 いかにもお金持ちの別荘と言った感じの家が立ち並んでいました。

 

 

 ここからワシントン州フェリーに乗って北上します。

 高い山に雪が残っていて、緯度がとても高いことを感じさせてくれます。

 フェリーの時間に余裕で間に合った。

 

 と思ったのですが、私の目の前で満船。 ここで1時間半ロスしたことで明るいうちにカナダに入るのは絶望的。

 うーん 予約をしておくんだった!!

 船を降りたところは、アメリカで一番細長いウイットービー島。

 

 島を縦断したら今度は見渡す限り畑。

 

 いやはやアメリカってなんでもビッグですわ。

 

 

 少し開けてきたなあ。 と思っていたらマウントバーノンで、唐突にこの看板が見えてきました。

 「I-5 北行き  バンクーバー ブリティッシュコロンビア州」

 

 さあここからカナダを目指してハイウエイを突っ走るんだ!!

 まだ何とか日があるうちに国境に近づいてきました。

 I-5以外にも一般道に国境があって、電光掲示板でそれぞれの国境の待ち時間が表示されています。

 「 I-5 5分待ち」

 ガラガラなのに迂回する必要無し。

 このまま真っ直ぐ走ります。

 

 ただの料金所にしか見えませんが、カナダの入国審査場です。

 

 ここで、いろいろ聞かれました。 

 

 「何日後にどのようにして出国するんだ?」

 これが一番困りました。

 7人乗っていて、そのうちの4人は2日後にワシントン州に車で帰ります。 3人は3日後に飛行機で東京に帰ります。

 

 これを英語で言うのに汗かいたこと。

 カナダに入った途端車が急に増えてきて、大都市が近いことを感じます。

 

 ハイウエイを降りたのに弟がまだ高速で走っています。

 「オイ飛ばし過ぎじゃ・・・」

 「なんで? 60って書いているじゃないか!!」

 「60は60でも、ここはカナダやからキロメートルやで!!」

 

 温度もそうで、アメリカの天気予報を見ていたら、「カリフォルニアの最高気温は103度」

 「おいおいやけどするじゃないか!!」

 ってTVに突っ込んでいたのですが・・・

 カナダじゃ最高気温34度だって!

 明日は結構暑くなりそうやなあ。

 

 実際にはもっとドタバタ旅行だったのですが、まあここではこんなもんにしておきます。

 アメリカとはここでお別れ。 いよいよ念願のバンクーバーに到着です。 さて明日も朝からいろいろ見て回るぞーー!!

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