新築住宅を建ててから、経年によりリフォームに適した年数がある。
新築住宅の営業マンはそう考えていますので、築10年だと外壁の塗り替え、15年だと水周り・・・
こういった発想をするのです。
2004年ひょんなことでウッドデッキの施工をするようになったのが運のつき。
これまでは営業マンとして、お客様に接していたのですが、今は営業でもありますが、設計・監督・職人という顔も持つようになりました。
外回りにウッドデッキをつけると風景も生活も一変をします。
これは新築住宅のおまけで付けた時には味わうことができない感動です。
新築住宅は図面で打ち合わせをします。
実際にリビングに座って庭を見ることを図面で想像することはできません。
高さ・隣との距離。
分譲地でしたら、隣が後から立つこともあるでしょう。
全てを図面で考えるというのは自ずと限界があります。
私の地域では家は3回立てないと本当に思ったような家はできない。
と言われるのですが、本当に3回立てた人はこう言いました。「何回立てても同じだった」
こういう人は、新築をするときに100点を求めているのではないのでしょうか?
新築住宅の営業と同じく、リフォームって10年先のことだと思っているのではないでしょうか?
リフォームに適した年数なんてないのです。
新築住宅に入居をしたその日から、日々リフォームのネタが転がっています。
生活を快適にするという意識がある限り、ちょっとしたこと、例えば家具の配置を変えるとか、カーペットを敷いてみるとか。
そういったことがリフォームへの第一歩。
そういうことを繰り返している中に、大工さんや住宅会社でなければできないことが発生をしたり、DIYでできることをしたりするのだと思うのです。
|