4階屋上の全面に張ったデッキパネル。
当初は、花壇の中に材の割りにあわせて貼り、手すりを付けるという話だったのですが、施工直前になり、全面に張り、入り口にはバリアフリーを考えたスロープを。
東面にはステージを。
と言うことに変更。
面積は増えるし、切りそろえる手間は増えるし。・・・
でも出来上がったものをみるとそんなことなどすっかり忘れてしまいます。
東西方向18m、南北方向8mありますので、最初の墨だしをキチンとしておかないと後で修正することは不可能。
大体真中あたりに建物のコーナーがありますので、そこを基準にして、まず長手方向に伸ばして行きました。
使用したイペのデッキパネルは2枚目の写真で分かるようにジョイントがありません。
いろいろ施工方法を考えましたが、1枚1枚縁を切るほうが、スムーズに貼れるということで、束ボンドでコンクリート面に直貼りをしました。
これなら後で補修の必要が出ても1枚だけ差し替えることができます。
ステージは通常のデッキと同じく、プラ束にウリンの50x70を根太として使用。
クマル 20x105
RIB-Fの床板をビス止めします。
ココで大工さんよりいい施工方法を教わりました。
3mmのスペーサーを数十個使い、一度に10枚程度の材を並べます。
端の材の外側の根太にビスを仮打ちして、くさびで1度に材を引きつけてから下穴空けをするのです。
言葉ではややこしいのでこちらをご参照下さい>>>
早いし綺麗だしボール盤を4階まで上げなくていいし、やっぱり何事も人に聞いてみるものですね。
今回の変更で頭を抱えたのが、スロープ。
お年寄りのことを考えるとできる限り緩やかにしなければいけないし、コンクリート面は水勾配がついているし。
これは私如きでは図面に表わすことはできませんでした。
大工さんに全てお任せして作ってもらいましたが、「エクセレント!!」この施工はお施主様からも二重丸を頂きました。
GW前は連日30度オーバーで、本当に暑かったんです。
コンクリートの照り返しのせいで、喉が渇く渇く。
でもデッキパネルを敷いたあとは、やっぱり暑いことは暑いですが、凌げる暑さになっていました。
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