2007-2008年のウッドデッキ材の状況  

  

 2007年からの2年間は激震が走りました

 

 2007年から2008年に掛けて、ハードウッド・ソフトウッドを問わず日本の市場から良材が姿を消してしまいました。

 頃合いを同じくして「木材の合法性」が叫ばれ、今後自然林の良材を入手することは誰しもが困難だと感じていたのです。

 

 ハードウッド

 イペ・ウリン・セランガンバツ。

 ハードウッド御三家の入荷がとても悪くなりました。

 

 イペは、「原木の伐採許可が降りない」と言われ、もう今後イペが潤沢に手に入ることはあり得ない。

 と言われていました。

 イペに関しては、それでも細々と入荷がありましたが、同じブラジル産のイタウバはついに市場から姿を消してしまいました。

 

 クマル・マサランドゥーバは細々と入荷がありますが、主力になるほどの輸入量は有りませんでした。

 

 ウリン・セランガンバツに関しては、インドネシアからの輸入が完全にストップをしました。

 セランガンバツは当時マレーシアからも入っていましたので、輸入がゼロになった訳では有りませんが、ウリンの方は環境団体のキャンペーンの効果もあって、完全に輸入は止まってしまいました。

 

 が・・・

 

 マレーシアからの輸入が始まり、1〜2か月販売を休止しただけで当社は済んでいます。

 東京ではこの時市場からウリン材は消えましたので、これから数年「ウリンの時代は終わった」とまことしやかに囁かれるようになったのです。

  

  

 ソフトウッド

 2006年に書いたとおり、ソフトウッドの方が先にフェアウッドの洗礼を受けています。

 

 この頃一番あおりを食ったのが、ウエスタンレッドシダー。

 金額こそそんなに値上がりをしておりませんが、何とも酷い品質。

 この頃のウエスタンレッドシダーは、とても耐朽性に優れているとは言えない代物でした。

 

 この頃色々模索をしたおかげで、2008年秋以降、ウエスタンレッドシダーの販売体制はとても充実をしましたので、悪いことばかりでは無かったということかと思います。 

 

 

  フェアウッドに関しては、別項目を設けております.>>>

 

 

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