2007年には現地から言われるままのサイズを買い付けていたのですが、2009年より日本で売れるサイズを模索して、いろいろなサイズを試行錯誤しました。
当時の感覚では、20x105、30x105、30x120、70角、90角がレギュラーサイズで、日本人が現地にオファーしていたサイズでした。
2006年より前は、2m・3m・4mに絞って輸入できていて、せいぜい4mが取りそびれた材を3.9mとして買っているにすぎませんでした。
最初は長さのバリエーションを増やすことで、現地の歩留まりをよくすることに努めました。
3600/3300/2700/2500/1800/1500 がいつの間にか標準サイズになっていたのです。
次に、多少断面の小さなものに手を付けます。
20x90 , 45x90 , 45x70は今ではどの樹種でもレギュラーサイズですが、こういった試行錯誤から生まれたサイズです。
そこから更に細かな断面にと言うことで、一時こんなサイズを販売していました。
15x90 , 20x20 , 20x45 , 20x70 , 30x30 , 30x40 , 45x45 , 45x50 , 60x70
この中で淘汰されていって、今残っているのが、20x45 , 30x40 , 45x45。
2013年秋、薄板という発想が生まれます。
9x105 , 12x105 , 15x105の3種類で、長さは900から1500。
発想としては素晴らしかったのですが、全く売れずに在庫の山になってしまいました。
それでも、このサイズは売れるはずだと信じて発注を続けました。
1年半後、現地の要望で5mm幅を狭くします。
2015年3月に輸入したのが 9x100 , 12x100 , 15x100
この頃より、売れ筋が12x100に絞られてきて、あとの2種類は輸入を取りやめることにしました。
2016年春、サイズを12x100に絞った代わりに、長さは4mまで拡大。
それから爆発的にこのサイズが売れるようになったのです。
石の上にも3年と言いますが、このサイズが世間に認知されるのに、2年以上掛かりました。
今ではウリンのご依頼に必ずと言っていいほど12x100のご依頼を頂きます。
嬉しい悲鳴なのですが、売れすぎて全然入荷がおいつかないという事態になってしまったのです。
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