インドネシア産につきましては、春に輸出が緩和されるという憶測が流れましたが、残念ながら今日現在きちんとした指針がなく、実際に船積みもされていません。(港頭在庫は豊富にあるので実に辛いところなのですが・・・)
マレーシア産に関してはきちんとしたルートで安定的に輸入されています。
2006年より国内の大部分の商社もマレーシアルートにシフトをしていて、実際に2007年頃より国内で流通しているウリン材の大半はマレーシア産になっています。
マレーシアでの正式な呼び名はビリアン(もちろん現地の正式な書類に記載をされる樹種名もビリアン)であり、当社としてもせっかくの機会にウリンと区別をする意味でも8月より「ビリアン」としてサイズ・価格を見直してリニューアルした次第です。
施工業者や小売業者ではおそらく今後も「ウリン」という名前を耳にされるかも知れませんが、輸入元に近い会社はすでに昨年より「ビリアン」に名称を変更するところがあり、今後こういった動きがますます広がるものと思います。
相変わらずジャパンマネーは現地では弱い限りです。
日本の売れ筋である20x105の3mオーバーは現地では作りたがらないサイズです。
2008年初夏に国内の市場から姿を消してしまいましたが、これは一時的なものではなく、今後も入荷を多く望むのは困難です。
20x105は短尺限定と割り切って木取りをされたほうがスムーズかと思います。
なお、30x105・30x120は4mものも順調に入荷が見込まれます。
以前に比べるとかなり輸出量は減っていますが、それでもすぐに消えて無くなりそうな気配はありません。
やはりハードウッドの雄の地位はしばらく続くものではないかと思います。
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