こういったことに対する対処方法は、根太のピッチを狭くするしかありません
残念ながらいい写真がありませんので文章だけ
●上の根太ピッチで強度的には問題ありません。
この状態で補修をするのであれば、何枚か板をはずして、根太と根太の真ん中に根太材を1本追加して、ビス止めをします
この場合は単純に暴れ止めですので、材は小さいもので構いません
●樹種により反りが異なります
ハードウッドの場合・・・
一番安心できるのはイペ
次いでビリアン
横ぞりが大きいのは、マサランドゥーバ・イタウバ
ねじれがあるのは、セランガンバツ・クマル
ソフトウッドの場合・・・
樹種以上に乾燥状況が大きいです
常識的に考えると・・・
ほとんど反りがないのは、サーモウッド(但し暴れる可能性はあります)
比較的小さいのはウエスタンレッドシダー・杉桧防腐加工
比較的大きいのは、レッドウッド
SPFは防腐加工直後は反りがないですが、乾燥する過程で大きく反ります
こういう風に水に濡れることでの変化を勘案しておかなければいけないのです
●根太ピッチは強度面プラス材の反り・暴れを考えて!
ウッドデッキを作った時は少々根太ピッチが広くても美しく仕上がるものです
が・・・
雨に濡れたり、夏場のギラツク太陽にあたったり
過酷な環境で使われることは十分想定をしておかなければいけないものです
これだけ狭くしたら安全というのはなかなか難しいのですが、これより広げると危険と言うのはアドバイスできます
◆ハードウッド30mm・ソフトウッド38mmの場合
公共事業では60cm程度までが標準です
家庭のウッドデッキだと90cm程度までは強度的には許容範囲ですが、暴れを考えると公共並みに狭くするとか、中間に暴れ止めを入れる方が安全かと思います(暴れ止めは後からでも追加可能かと思います)
◆ハードウッド20mm・ソフトウッド26mmの場合
公共事業では45cm程度までが標準です
家庭のウッドデッキだと60cm程度までは強度的には許容範囲です
こちらは真ん中に暴れ防止の根太を追加するとビスだらけになりますので、最初にきちんと考えて根太ピッチを決めておく必要があります
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