その1 はじめに

2004年6月〜7月

  
  1資材の手配

2004.06.15〜07.06

 2004年6月中旬に高松市にお住まいのご姉妹からそれぞれの家にデッキをしたいというご依頼をいただきました。

 いつもでしたら知り合いの造園業者さんか大工さんに依頼をするのですが、その時は自分で動いてみたい気持ちになったのです。 まず実測し、図面を作り見積を提示。 6月21日(月)に2件とも発注をいただきました。 直ぐ後にもう一人お話を頂き、全部で3件のデッキを作ることになりました。

 

 まずは資材の手配です。

 これは通販で1年間やってきましたのでお手の物なのですが、実態を皆様にお知らせするために詳しくご報告いたします。 

 ウリンを始めとするハードウッドは全て大阪府下より取り寄せています。ある程度量がまとまれば大阪から全国に直送をするのですが、宅配程度の量の時は一旦香川県に配送をして送り直すほうがかなり割安になるのです。

 ちょうど高松市の方(2名)と東京都の方から材の発注があり、施工依頼があった2人を含め、全部で5名様分の材を大阪からDMB四国工場(香川県坂出市)に運ぶことにしました。

  

 その中に図面で迷っている方が一人いて3日遅れの6月24日(木)に大阪の倉庫と帰り便のトラック会社に依頼をしました。

 たまたまその週は倉庫がたて込んでいて、出荷作業は翌週にずれこみました。 材は6月29日(火)に用意できていたのですが、トラックがうまく手配できず7月2日(金)の午後に大阪で積み込みました。 たまたま7月2日午前に徳島市の方から1本のご注文をいただき、その材も載せて出発、 5日(月)の午前9時半に坂出到着。 その日のうちに仕分けをして佐川急便で配送をし、翌日には皆様に無事到着をしました。

 

 ややこしいので整理をしますと

 香川県高松市 資材希望A様 6月19日ご注文 7月6日納品 (17日)

 香川県高松市 資材希望B様 6月20日ご注文 7月6日納品 (16日)

 東京都武蔵野市  資材希望C様 6月22日ご注文 7月6日納品 (14日)

 徳島県徳島市  資材希望D様 7月2日ご注文 7月6日納品 (4日)

 香川県高松市 施工希望E様・F様 6月21日ご注文 7月6日以降の施工

 

 ★このように大阪から香川県へは都度配送をしているわけではなく、他の便と積み合せていますので、早いときは数日で着きますが、最大2週間程度は掛かることを想定してください。★

  
 2 ビス揉みのコツを教わる

2004.06.25

 このサイトを見て高松市のウッディつやま様から2003年秋に問合せを頂きました。  

 この方はものすごい研究家です。 様々な材、塗料を試し、この世には自分の求めている素材は無いのか? と諦めかかっていたときにハードウッドの存在を知り、それがなんとこんなに身近にあったとはと感激をされていました。

 

 この方も1年間試行錯誤を繰り返しました。 

 とくに苦労をしたのがビス止めの方法。 つい3ヶ月ほど前にお会いしたときには、しょっちゅう折れるので困ると言っていたのですが・・・。

 さすがに努力家です。 これまで数十年出会うことができなかった素材をなんとかして自分のものにするように一生懸命研究した結果ようやく答えがでたのです。

 

 言葉にすると単純です。

 「ビスを揉むときの抵抗を少なくせよ」

 

ビスは太く短く 下穴は手を抜くな★ 

詳しいことはこちらを>>>

  
 3 自然塗料が身近にあったとは

2004.07.02

 7月3日、4日にお世話になっているウッディワールドのざき様主催の「住まい夢フェア」がコンベックス岡山で開催されました。

 私は一足早く2日の夕方にお邪魔させていただきました。 本業の住宅絡みでもいくつか収穫があったのですが、「日本オスモ」のブースがあり、ひとしきり話し込んでしまいました。

 ウリン材の経年変化を気にされる方が結構いらっしゃるという話をしたところ、「オスモカラーデッキオイル」を紹介していただき、サンプルまで送っていただきました。

 もうひとつ自然塗料「プラネットカラー」のブースもあり、そこでもずうずうしくサンプルを頂きました。

 

 ★プラネットカラーにつきましては2004年秋より通販を開始しました この後の施工例でもいろいろ試しているものがでてきます★

 

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 4 DIYerに苦心談を聞く

2004.07.04

 6月に材を納入した高松市の個人の方からデッキが完成したという案内を頂きました。

 この方もインターネットでいろいろ調べて当社にたどり着きました。 ある会社に問合せをしたところ、ウリンは素人には扱えない、50万円で請け負うと言われたそうですが、私とメールでやり取りをして、なんとか自分の力で完成をすることができたと喜ばれていました。

 この方にはメールだけでなく、材の購入前に一度会いましたので、ビス揉みの練習にと30mm厚のデッキ材と90mm角の根太材のサンプルを渡していました。

 練習中何度もビスを折って挫折しかかったそうですが、何とかコツをつかんで材をご注文くださいました。 材の価格は91,000円。 束やビス等を含めても10万円強でできました。

 さて、ココでは丸い頭のビスで止めています。 これだと座堀りの手間を省けるし、ビスがデザインの一部にもなります。 リブ無し材を使うときは一計だなと思いました。

 私が伺った日前の日は最高気温が35度を超えましたが、ビスは思ったほど暑くならず、かえって木のほうが暑かったと言うことでした。

 

★人に頼むと50万円、DIYだと10万円 その差は大きいですね★

(この方に聞いてビスも通販のアイテムに追加をすることを決めました)

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 施工の話をいただいたときに自分で施工をすることまでは考えていませんでした。 

 ハードウッドの施工について参考になるようにいろいろな方にお聞きするうちに自分で試したくなったのです。

 材が到着をした7月5日には、もう人に頼む気持ちはありませんでした。 私とDMBホームで工事監督をしていただいていますYさんの2人で設計・施工を手がけることに決めました。 

 こうしてウッドデッキのある風景の第一歩を歩み始めたのです。

 このときは、この3件の施工はサイトのネタにできるという気持ちが強く、一度きりのつもりだったのですが、すっかりデッキ作りに嵌ってしまい、サイトの更新はおろそかになってしまったのです。

 全国のDIYerの皆様への懺悔の気もちを込めて、2004年7月以降に私が経験したことをできる限り公開しようと考えています。

2005年1月 全国のDIYerの方々へ懺悔いたします  杭田正夫

  

  

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