HOME › ウッドデッキのある風景 › 腐ったウッドデッキから学ぶこと シーズン2 第七話
2021年9月3日
皆さんこんにちは。 アイアンウッドです。
関西の施工例ばかりご紹介していますが、私がいるところは香川県坂出市。施工例ももちろん県内が一番多いです。
といっても、今回のネタで地元は今日書く案件だけなのですが・・・
香川県高松市で樹種不明のハードウッドの一部張替え依頼がありました。
ご依頼時に頂いた写真ですが、写真だけ見てもドコも傷んでいる場所はありません。
ちょっと変わったサイズで、23×135のハードウッド。
このサイズでピンとくる方もいるでしょうが、某大手会社が以前販売していた材です。
今回は下請けで、しかも現調無しの一発勝負。
元請さんの言われるがまま、次の材を用意して現場に行きました。
23×135×2000の材を4本
60×90×500の材を4本
私がメインで施工をした関係で、一番肝心な腐朽していた部分の写真がありません。
いきなり、完成写真です。
階段の床板を3枚と、幕板を新材に交換。
根太を1本新材に交換。
勝手口付近の床板を2枚裏返しました。
キシラデコールを塗装して完成。
と日記には書いておきます。
っていう風にごまかしてもいいのですが、現場ではいろんなことがありました。
床板を裏返したこと自体が想定外で、勝手口付近の床板や根太はすぐに危険なレベルではありませんが、床板と根太の接点に腐朽が見られました。
階段の根太材も1本交換という指示だったのですが、実際には3本ダメで、偶々持っていたビリアン(ウリン)材の90角を現場で挽き割って3本交換しました。
ソフトウッドのデッキ材が数年しか持たずに張替え。
というのは、いろんな人が書いていますので、多くの人はそういう認識でいるのだと思いますが、ハードウッドでも10年以下でダメになっている現場を散見します。
その原因は、ハードウッドだと腐らないからいい加減な設計・施工をしても大丈夫だという誤った認識から来ていることが多いので、耐久性アップのポイントの順番は樹種選択が一番ではないと言うことを感じます。
このお宅では、勝手口と階段が一直線にありますので、その部分が一番よく歩く導線になっています。
腐ったウッドデッキを見ると、樹種を問わず、一番よく歩く階段やその周辺の床板のビスが抜けて、水が溜まって腐朽した。 というケースが結構あります。
今回はその典型みたいな施工例で、構造面でもう少し考慮していれば、もっと長持ちしたのになあ。
っていう案件でした。
全2回の針葉樹の補修現場と違って、今回は一番拙い部分に少し目をつぶって補修しましたので、数年先にもう一度再補修のご依頼が来るものと思っています。
ウッドデッキネットでいろんなハードウッドをご紹介していますが、性能はピンキリです。 「硬くて重いから腐らない」というのは誤った認識で、そこをきちんと説明しているサイトや、施工会社は残念ながら私は一度も見たことが無いのです。
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