2006年10-11月
2006.5
新築絡みのときは、設計段階でウッドデッキを入れておくといろいろスムーズ。
今回も施工は10月だったのですが、見積もり提示は5月。
忘れた頃にGOがかかるので大変な面もあるんですけどね。
見積もり時には既製品のウリン本実加工を使う予定でした。
時間が経過をしたことで、材の価格が合わなくなり、歩留まりのいいサイズを模索して特注したのですが、それがよかったです。
全ての方のご要望にあう在庫を持つことは不可能。 それよりは全ての方のご要望にお答えできる体制を整えるのが一番。 ということで、本実はオーダーに限ると言う結論になったのです。
ベランダデッキ 2F 13.8m x 1,7m (22.97u)
3F 13.8m x 3.1m (38.01u)
図面>>> JW_WIN PDF
木拾い( エクセル)>>>
施工時間
施工時間 5日 (延べ10人)
施工は2006年10月24日〜26日
写真を見て色がまだらなことにお気づきのことと思います。
事情があってこの現場は10月に1期工事、11月に2期工事をしたので、最初の部分がかなり日焼けしちゃったのです。
さておき、まずは根太組み。
予算の関係と、本実の釘持ちを考えて米ヒバ。
120角を4つに割って防腐加工。 これ、こういった施工にはいい材だと思いますので、サイトで通販もしたいところです。
高さがないときにはいつもの調整束が大活躍。
これくらいの根太組みは半日掛かりません。
本実の床貼りは実に楽です。
ブラッドネイルをこのように機械で打つだけ。
これまでビス止めには散々試行錯誤をしてきましたが、これはどなたでも何の苦労もなく床貼りができることと思います。
初めての作業で失敗したのはこの部分。
2期工事のために継ぎ手が発生するので、このように根太を半分しかかけなかったのですが・・・
ブラッドネイラーでは材が割れて話しになりません。
手打ちをしたのですが、下穴を空けて、釘を打って、ポンチで頭を埋め込みます。
これはビス打ち並みに時間が掛かりました。
機械で打つときはあまり端の方に根太を転がさないこと。
ひとつ賢くなりました。
施工は2006年11月25日〜26日
前回の工事からちょうど1ヶ月経って仕上げ工事に入ります。
ウリンは日に焼けると色が濃くなります。 また未乾燥材ですから収縮もあります。
そのあたりがよく分かる写真をご覧ください。
色はまあこんなもんでしょう。
今薄い部分もしばらく経過すれば同様に濃くなりますから、時間が解決をしてくれると言うことでお許しください。
収縮は結構大きいですね。
全く隙間なしに張っていましたので、2〜3mm程度は狭くなっているのが分かります。
排水パイプやさまざまな配管の部分も綺麗に収めました。
せっかくのバリアフリーサッシですから、ここの収まりにも気を使いました。
粗を探せばもちろんないことはありませんが、自分では満足いく出来。
残念ながらもうここには入ることは出来ないかと思います。
どこか外から見やすいところでこんなデッキができればいいのですけどね。
1期工事の途中で昼寝をしました。 タイトルはそのときの感じたまま。 これは気持ちいい。
この現場を新築途中の人に見せたら一発でOK。 またやりますよ!!
2006年11月 皆様に感謝をしながら・・・ 杭田正夫
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