管理人の施工日誌  <Vol.12 ワンちゃんと遊ぶデッキ編> の施工

2005年4-5月

  
 1 設計・木拾い

2004.4-5

 ウッドデッキを作ろうという方は犬を飼っている人が多いように思います。(ネコはあまり見なかったような気が・・・) 今回の依頼は、庭を全部デッキにすること。 ワンちゃんを遊ばせるので、手摺りで囲ってしまうこと。

 ということで図面を引いてみました。

 長方形で単純な形ですが、とにかく大きいので木拾いを間違わないようにだけは気をつけないといけません。

 

DATA

67.89u (9.3x7.3m)

図面>>>JW_WIN  PDF

 木拾い( エクセル)>>>

施工時間

施工時間 7日 (延べ24人)

  
 2 高さはやっぱり要注意!!

2005.05.23

 VOL11と違って、こちらはいつでも見に行ける場所でしたが、何せ広大な敷地です。 高さについては建物の部分しか計っていませんでした。

 土の上に束石(なんと99個)を置きますので、かなり高さがバラバラ。 束で調整できる範囲でしたが、本当は危ない所だったのです。

 

 3 根太組みも大変です

2005.05.26

 VOL11のところでも触れましたが、根太組みは大工さんごとにポリシーがあります。 今回はこのような仕舞いになりましたが、正直言って素人の私にはうまく説明できません。

 これで確かに柱はしっかりとしました。 ちなみに一番手前に見えているRIBの材はダボで柱に止めています。

 

 4.何とか完成???

2005.05.31

 さて、こんなに大きなウッドデッキを家庭に作る人がいるのかどうか分かりませんが、小さいデッキに比べて、水平を取るのが大変です。 プロ用のレベルが無いとなかなか根太を組むのも容易ではありません。

 さて、VOL11同様手摺りはここでも現場合わせになってしまいました。

 上下の写真を良く見れば分かりますが、一旦作った手摺りの上に20cmほど継ぎ足しました。 平面的なことは図面で充分打合せをできますが、立体的な部分はある程度作りながら話を煮詰めた方がピンと来るものです。

 お客様の意見を残っていた材を活用して大工さんがうまく仕舞いをしてくれました。

 

 材が足りなくなったりして慌てましたが、何とか1週間掛かりで完成をすることができました。

  

 

 私がここで作業をしたのは、既存のデッキの移設と、束石を一部敷いただけ。 前半は、VOL11の高知と掛け持ち、後半はVOL13の高松と掛け持ちになってしまいバタバタしていました。

 大きいデッキだと思った以上に時間も材もロスが出てしまったというのが本音です。

 また、前回に続き、手摺りは現場打ち合わせになりました。 既製品で無いので柔軟に対応できるというものの、こういったことは材の上でも手間でも大きなロスになる可能性があります。  今後図面でいかにお客様と綿密に打合せをすべきか、今後に課題を残しました。

 

  2005年10月 皆様に感謝をしながら・・・ 杭田正夫

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