管理人の施工日誌  <Vol.11 太平洋を望むデッキ編> の施工

2005年4-5月

  
 1 設計・木拾い

2004.4-5

 このデッキは、住宅会社の依頼ですので、詳細な図面は公開することができませんのでご了承下さい。

 初めて香川県以外の施工にチャレンジをすることになりました。 高知では新築住宅を建てており、協力をしていただける方がいますので、今後もどんどん出て行きたいと思っています。

  さて、図面を頂いて、デッキの施工図を書きました。

 平面的なものは直ぐに決まったのですが、今回のテーマは海の眺望。

 手摺りについては現場での打ち合わせをするということになりました。

DATA

メインデッキ 18.46u (7.81x2.6m)

サブデッキ     3.24u (1.8x1.8m)

施工時間

4日 (9人工相当)

  
 2 しまった!! 高さが思ったより高い!!

2005.04.24

 図面の打ち合わせだけではあまりにも心元ないので、高知のフェアーに出展したときに現地を確認しに行きました。

 先方が土間のコンクリートを打ってくれていますので、それが図面とどの程度差があるのかを見に行ったのですが・・・

 基礎が無茶苦茶高い!! 土間から床まで80cmもあります。 こんなに高いと床束(プラスチック製)が届かない!!

 これは参りました。なんとか対策を考えないと!!

 3 手摺りを打ち合わせ

2005.05.28

 高さを補うために、大きい束石を敷くことにしました。

 さて、次の課題は手摺りの形状。 とりあえず床板を張る所まで施工をして、後は現地でお客様と打合せをしました。

 実際にリビングやお風呂に座ってみて、一番海が良く見えるように、フェンスを下は緊密に、上は粗く張ることになりました。

 

 さて構造面では、大工さんによって納まりが随分違うものです。 ここでは、柱と根太はボルト留めをして見ました。(一部大引きを入れています)

 この方法が誰にでも施工できるやり方だと思います。

 

 この次の日に手摺りと幕板を付けて完成しました。

 

  

 

 このときは無謀にも、丸亀市(VOL12)と高知県で2ヵ所の現場を同時進行しました。 

 当たり前のことですがそれぞれ違う職人さんに頼みました。2ヶ所とも手摺りがあるので、束を上に伸ばして手摺りの柱にするのですが、根太と束柱との取り合わせについて、それぞれの職人さんの言い分が異なり、調整するのに困りました。

 幸いにして、この現場は奥行きが予定より狭くなってので、束や根太が余りました。 構造面は大工さんに全て任せることができてホットしました。 もう一方の現場は足りなくなって慌てましたが。

 なかなか人任せというのも楽ではありません。 高知には、結局4回足を運ぶことになりました。 一人前の監督さんにはなかなかなれそうもありませんね。

 

 

うちの会社は瀬戸内海沿いなのですが、潮の香りもしませんし、波の音も聞こえません。 多島美が売りものですし、瀬戸大橋が良く見えるのはいいのですが、何せ工業地帯。 一番目立つのは工場の煙突やクレーン。 

 それに比べて太平洋は凄いですね。 このお宅はおそらく2〜300mは海から離れているかと思いますが、潮風がなんともいいですし、潮騒がこれまたいいです。 自宅から水平線を見て暮らす。 やっぱり高知の人が豪快なのも分かるような気がします。

 なにはともあれ、無事に一つ完成してホットしたのは言うまでもありません

 2005年10月 皆様に感謝をしながら・・・ 杭田正夫

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