今回のデッキは裏庭の通路になりますので、高さをできる限り低くしなければいけません。
特に問題となる部分は@Aの取り合い。
高さが無い分ココに変な隙間ができると見苦しくなってしまいます。
GLから20cmと設定をしたものの、正直なところ細かな納まりを図面に表わすことはできませんでした。
高さが低いと施工上大きな問題が発生します。
如何にしてレベル調整をするか。
20cmと簡単に書きましたが、束石が約5〜10cm・根太が7cm・床板が2cmと言うことで、調整代は僅か1〜6cmしかありません。
こんなに薄い束木を作ることは半分素人の私には不可能だと思いました。
そこでいろいろ聞いて、2ついいものを見つけてきました。
まずは、コンクリートの薄板。
20cm角と広いので荷重を均等に受けやすく高さが5cmしか無いので懐を広く取れます。
続いて、プラスチック製の調整束。
20mmから110mmまでの調整が利くのでこういった現場に最適な束です。
写真下がその施工手順ですが、まず根太に21mmの穴を貫通し、調整束をビス止めします。
次に接着剤(束ボンド)を塗ってすぐに束石に根太を据えつけます。
上から六角レンチで高さ調整をしたらOK。
なんとも簡単にレベル調整ができるではありませんか。
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