管理人の施工日誌 <VOL.4マンションのベランダ編> の施工

2004年10月

  
 1設計・木拾い

2004.09.03

 このお宅もこれまでのVOL.3までの流れでご紹介を頂きました。

 本当に最初の方には大感謝です。

 さて、通販では関東・関西よりマンションのベランダ用のご依頼を多く頂きますが、香川県でもそういうご要望が多いとは知りませんでした。

 このあと何回かマンションの依頼を請けましたが、それぞれの会社によって随分施工性に差がありました。

 今回の施工方法が全てに共通と言うわけではありませんのでその点を加味してご覧下さい。

  

 まずは敷地の調査から。

 といってもマンションのベランダにデッキを施工するなんて考えたこともありませんでしたので、どういう問題があるか分かりません。

 そこで写真のように実際の材を持ち込んで見ることにしました。

 @ サッシの下端に25mm程度の隙間があり、20mmの材をサッシの下に差し込むことができました。

 A この部分の隙間が15mmありました。

 

 本来であれば水平にデッキを施工すべきなのかも知れませんが、何せ半分素人ですから、自分で施工可能な方法を考えなければいけません。

 そこで、60角の根太材に15mmの材を縫いつけ、床板は勾配なりに施工することにしたのです。

DATA  

  4.35u (3.2m x 1.45m)

図面>>>JW_WIN  PDF

 木拾い( エクセル)>>>

施工時間

5時間(2人・工場での準備は含まず)

 2 施工の下準備

2004.09.26

 まず工場で、部材の寸法通りにカット。

 材の反りを確認するためにこのように並べて見ました。

 上から3枚目が多少反っていますが施工に影響があるほどでは無いようです。

 マンションですから道具を持ち込むのも大変ですから、前回登場のボール盤で下穴を空けてから材を搬入することにしましょうか。

 

 3 さあ床張りだ!!

2004.10.05午後

 カットも下穴あけもした状態で搬入しましたので、あとはバリバリビス止めをするだけです。

 60角の根太の下に所々15mmのウリン材(パネルをばらしました)を縫い付けて転がします。

 隙間の調整はL型の金物が3mm巾でしたのでこれをスペーサー代わりにしてみました。

 床張りは約2時間で完了!!

 なんともスピーディな現場でした。

 

  

 この日は本当にスピーディに作業ができました。 その分写真を撮るのを忘れてなんとワンカットしか施工途中の写真がありませんでした。  

 こういったベランダの場合、こういう勾配なりだと非常に簡単です。 水平にする場合の施工方法はまた次回の機会にお見せいたしましょう。

 

 2005年6月 皆様に感謝をしながら・・・ 杭田正夫

  

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