管理人の施工日誌  <VOL.3テラス改造編> の施工

2004年8月

  
 1設計・木拾い

2004.07.20頃

 7月6日に施工をした方よりすぐにご紹介がありました。 見積もりをしてみると以前にデッキの見積もりを他社で取ったことがあり、それに比べてとても安いということで、急遽2階のベランダにもデッキパネルを敷くことになりました。

 

 ●建てた当時はこういったテラスが一般的でした。 コンクリートを貼り、屋根は波板。

 でも20年以上経過すると、この段差を毎日降りるのは億劫になってくるのです。

 

 床の高さに合わせてデッキを張ればそんな苦労も不要です。 リビングからスッと出られる。 なんとすばらしいことでしょう。

 

 ウリン材の20x105を床板・幕板に、ステップは施工性を考えて30x105。

 束・根太は強度的に60角を採用しました。 3件目にして初めて一般的なデッキです。

 

DATA  

  4.36u (2.91m x 1.5m)

図面>>>JW_WIN  PDF

 木拾い( エクセル)>>>

施工時間

9時間(2人・工場での準備は含まず)

 2 施工の下準備

2004.07.25

 さて前回の施工から2週間以上ありましたので、じっくり準備をすることができました。 一番苦労をした下穴あけを簡単にするために、家から卓上ボール盤をもってきました。

 また樋廻りを綺麗に加工をするためにジグソーを購入。 VOL2の時は床板を直線に切断しましたが、今回は丸くしてみようと思います。

 

 3 束を立てるのは慎重に

2004.07.26 午前中

 コンクリートの場合は、墨付けが簡単です。 これくらい単純なデッキでしたら水糸無しでも充分施工可能です。

 L型の金具を止めるためにカールを打ち込み、念のためコンクリートボンドを付けました。

 束を立てたらお昼。

 この間一生懸命作業に没頭していたので写真をあまり撮ることができませんでした。

 4 やっぱりボール盤は必需品でした

2004.07.26 午後

 根太を束の上にL型金物で固定をし、その上に床板をビス止めします。

 今回は下穴空けがスムーズにできたために、冷凍庫の出番は無し。 やっぱり機械は必要だと改めて思いました。

 さて、写真はステップの施工なのですが、ココで失敗が2つ。

 まずは床板の小口。 もともとの材は小口に割れ防止としてロウを塗っています。 カットをしたものと明らかに色が違うのです。

 今回は幕板を床板の下につけたために小口が全部見えるのです。 うーーん。 美観も考えないとダメですね。

 2つ目はステップの束石。 掘ってみたら、真中のあたりにはコンクリートがあって埋め込むことができなかったのです。 これまた美観を損ねることに。

 

 5 何とか無事完成しました

2004.07.26 PM7:00

 最後に夕立が降りましたが、何とか無事1日で作業を終わることができました。

 2階のデッキパネルは置いただけですが、それなりに雰囲気を変えることができました。

 1階は多少不満な部分もありますが、それは次回への課題ということにさせてください。写真は撮れませんでしたが、樋の周りも綺麗に収まりました。 20mmならアイアンウッドでもこういったカットは容易です。

 デッキをしたことでリビングの温度が下がったとお客様が喜んでいました。 これまでコンクリートが反射していた熱をデッキが吸収したのです。 これは思わぬ副次効果でした。

  

  

 このときは精一杯思いつくことをさせて頂きましたが、半年経って振り返るともう少し違った施工方法があったことに気付きます。

 そのことは次のお客様へ還元できるのです。 やはり経験というものは何物にも変えがたい宝だと思います。

 

 2005年3月 皆様に感謝をしながら・・・ 杭田正夫

  

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