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 「中空ポリカ・ペアカーボ」

施工に関しての補足

 

 パーゴラの施工に関して、いくつかご質問をいただきました。 また多少補足をすべき点がありますので、まとめて見ました。

  

 縦桟だけでは・・・  

 奥行きが50cmしかない現場を施工したときに、縦桟だけで留めて見たのですが・・・

 数日すると写真の通りボコボコになってしまいました。

 この頃は連日35度オーバー。

 熱による膨張と、風による吹き上げでこうなってしまいます。

 

 こうならないためには、上下に横桟となるべき受け材をつけるのが一番。

 下側は、鼻隠しが見た目にも綺麗ですし、上側はこのように垂木の間に受け材を付けてみましょう。

 接着剤はコーキングを利用するのが一番手っ取り早いもの。

 桟木にコーキングをつけて上からポリカを押さえます。

 

 これで大丈夫!! と言いたいところですが、やはりもう一工夫したいものです。

 上からも横桟を入れて、これで完璧!!

 

 気になるところはコーキングをするのは言うまでもありませんよ。

 鼻をふさいじゃNG

 樋を付けるかどうかに関わりなく、鼻の部分は、鼻隠しから3〜5cm外に張り伸ばします。

 ここを塞ぐ構造にすると、ポリカの中に進入した水が抜けずに、カビが生える可能性があります。

 水を中に入れない工夫はもちろん必要なのですが、万一入ったときに抜けやすくすることも大事なことです。

 

 樋を付けない時は面あわせでいいのじゃないかって?

 面で切ると、雨がポリカを伝って、鼻隠しとの間に溜まりやすくなります。

 ですから1cmでもいいですから、外に張り伸ばさないと雨上がりの日に後悔しますよ。

 

 できればもう少し多めに抑えたいものです  

 ペアカーボ・ポリカプレートともこれまで書いてきたように縦桟に止めただけではどうしても鼻の方が波打ってしまいます。 (上の写真参照)

 

 それを防ぐためには抑えの板の間隔を狭くしたいところですが、それは現実的には不可能。

 

 写真のように鼻かくしのところだけでも打ち足しておきたいものです。

 

  

 ある現場での作業をまとめてみました。 参考にどうぞ>>>

  

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