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 「鋼製束と大引きの収まり」

 

元々鋼製束は住宅用に作られたものですので、90角とか105角に適した大引き受が使われています。

 ところがウッドデッキではこういったサイズの大引き(根太)よりも、長方形の材を縦使いするケースが多いかと思います。

 そういう使い方をすると、幅が狭いために鋼製束のパイプの真上にきちんと荷重がかからないケースが結構あるのではないでしょうか?

 

 ウッドデッキネットでは2009年1月より、大引き受の大きさが2種類選択できる鋼高耐食製束を新発売。

 高さだけでなく、大引き(根太)の幅も考慮をした商品選択ができるようになっているのです。

 

 

 
 大引きを乗せて写真を撮ってみました

    

 左が通常の鋼製束で、90角あるいは105角用です

 右は小さい大引き受のものです

 

 この上によくつかわれるサイズの大引き材を乗せて写真を撮ってみることにします。

 大引き材に 30x105を使用した場合

 

 管理人がハードウッドのときによく使う材です。

  

 左側は、完全にセンターを外れて片持ちになっています。

 右側は、パイプの真上に材があり、荷重をきちんと受けていることが分かります。

 大引き材に2x6(40x140)を使用した場合

 

 管理人がソフトウッドのときによく使う材です

 ハードウッドで、45x90とか50x70とか言うサイズも同じような感じになります。

  

 左側は、上のときと同様に完全にセンターを外れて片持ちになっています。

 右側は、パイプの真上に材があり、荷重をきちんと受けていることが分かります。

 

 大引き材に70x70を使用した場合

 

 管理人はあまり使いませんが、このサイズを使う方も結構いらっしゃるのではないでしょうか。

 

 左側・右側ともに、パイプの真上に材があり、荷重をきちんと受けていることが分かります。

 

 大引き材に4x4(90角)を使用した場合

 

 管理人はあまり使いませんが、このサイズはを使う方も結構いらっしゃるのではないでしょうか。

 

 左側はど真ん中に材が座りとても安定をしています。

 右側はパイプの上に材はありますが、かなり外に持ち出していて、不安定な印象を受けます。

  

 大引きのサイズにあった大引き受をご選択いただけます

  

大引材の幅  60mm未満のもの 60〜80mm程度のもの 80mmより大きいもの
ハードウッドの主要サイズ 30x105 , 45x70 , 45x90 60x60 , 70x70 90x90、100x100
ソフトウッドの主要サイズ 2x4 , 2x6   4x4
大引き受、小(50mm)
大引き受、中(74mm)
大引き受、大(90mm)

 ◎は最適のサイズ 、 ○は問題ないサイズ 、 △は片持ちになりますのであまり望ましくないサイズ

 2008年夏頃まで、管理人は通常のサイズしか使ったことがなく、施工例には30x105の大引きで通常の大引受けのタイプのものが多くあります。 片持ちであっても荷重はなんとか受けていますので、よほどのことがない限りずれたり外れたりという問題は起こっていません。

 でも選択できるようになると、やはりそれぞれに適したものを使うのがいいかと思っています。

  

  

  

    

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