左がSPF、右が桧間伐材。
桧の方は辺材の部分にはほぼ100%薬剤が浸透をしています。
SPFは端から3mm程度と言いたいところですが、真ん中のあたりはよく染み込んでいます。
全体の40〜50%の浸透率というところでしょうか。
かなりの高圧をかけていますので、このように樹種によってはほぼ内部まで浸透いたします。
問題は薬剤が浸透していない部分に割れが入ったときは木材の本来持つ性能に期待をしなければいけないと言うことなのです。
防腐剤は辺材(シラタ)にはよく浸み込みますが、心材(赤身)にはあまり浸透しません
木は必ず割れますので、防腐薬剤の真の効果が見込めるのは心材に耐朽性分を持っている樹種になるのです
SPFの場合は、心材の耐朽性が低いですので、防腐剤の性能をそのまま鵜呑みにするのは危険です
杉桧や、ウエスタンレッドシダーのような材だと木の持つ耐朽力に防腐薬剤の効果が相乗効果として現れます
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