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2021年10月20日
みなさん こんにちは。 アイアンウッドです。
兵庫県西宮市のビリアン(ウリン)材マンションベランダウッドデッキの話を進めます。
前回ご紹介したスカイデッキと違って、今回の工事はアクロバットな部分も、ややこしい部分もありません。
現場作業は大工さんに任せて、私は最終日にチェックと、残材の引き上げだけをしに現場に行きました。
7月19日午前7時。
いつ以来だろう。
快晴に恵まれて、明石海峡大橋を渡るのは。
現場も無事終わっているし、天気は良いし。 めっちゃいい気分で高速道路を東に走っていきました。
兵庫県西宮市の高級住宅街に立つマンションの最上階。
山側の海側もめっちゃいい景色です。
ビリアン(ウリン)材で張り替えましたので、今度は7年でボコボコなんて恥ずかしいことは絶対にありません。
いやあ いい仕事したなあ。
ってのんびりしていると、このマンションのオーナーさんから「うちの工事もしてくれませんか?」
「近いので、今からひとっ走りしてみますか?」
あかんって
めちゃアクロバット。
こんなん見せられたらまた燃えてしまうやんか!!!
平穏な生活は私らしくないわな。
8月に工事をすることを約束して、再び明石海峡大橋を渡って家路についたとさ。
<その1に戻る
2021年10月19日
みなさん こんにちは。 アイアンウッドです。
前回触りを書いてしまいましたので、7月13日の朝のことを書かさせていただきます。
兵庫県西宮市のマンションの最上階の広いベランダデッキ。 僅か7年で腐っていたのですが、そのことは前にブログでご案内しています。
写真を見ただけだと、ビスを打ち換えれば行けるかと思ったのですが、解体してびっくりしたことは前に書いた通りです。
朝8時半から搬入班と、解体班に分かれて作業。
2t近いビリアン(ウリン)材を7階までエレベーターで上げながら、解体したホワイトウッドを降ろしていきました。
マルチポストを持ってきていたのですが、解体してみたら、束ボンドで接着されたマルチポストが健在。
かえってボンドを剥がすことで、防水に影響があると拙いので、これを再利用することにしました。
おかげて、墨出し不要。高さ調整不要。
新設のウッドデッキ工事の出だしとしては思わぬ良い誤算になったのです。
午後2時半。ここまで作業を進めて、前回ご紹介した八尾市のスカイデッキ工事の方に行くことにしました。
その2に続く>
2021年10月18日
みなさん こんにちは。 アイアンウッドです。
2021年7月13日午後5時 大阪府八尾市 ビリアン(ウリン)のスカイデッキ工事が完了しました。
といっても作業13日目ではなくて、前回ご紹介した後大工さんが入っていたのは1日だけで、実質9日間で完成しています。
実はこの日の朝兵庫県西宮市でビリアン(ウリン)材マンションの最上階のベランダウッドデッキ工事の資材搬入・解体・撤去工事をしていました。
早めに終わりましたので、大工さんと一緒に八尾まで移動。
最後の仕舞いと、残材を引き上げました。
上に上がることができるように、あえてこの部分だけは手を付けずに置いてもらっていました。
前回とほぼ同じアングルですが、雨が降っていない方が綺麗ですね。
これでもある程度高いところだと実感できますが、このアングルだとどうですか?
ベランダからだとこんな感じで見下ろすような感じで、より高低差を感じることができます。
大工さんに手摺工事の仕舞いをしてもらいながら、ボーフ君と、滅茶苦茶多い残材をトラックに積み込みました。
下から見ても良い感じ。
さっそくお客様のご家族がウッドデッキで談笑をしています。
長々とご案内しました、大阪府八尾市 ビリアン(ウリン)のスカイデッキ工事。 ここで筆を置かさせていただきます。
ややこしい案件ほど燃えまっせ!!
2021年10月14日
皆さん こんにちは。 アイアンウッドです。
7月8日 大阪府八尾市 ビリアン(ウリン)のスカイデッキ工事8日目です。
皆さんが雨にも負けず頑張ってくれたおかげで、この日でほぼ完成。
ベランダと床板に結構段差がありますので、即席で階段を作りました。
あれ? ベランダの横にあるのは何???
ウッドデッキに水場が欲しいとのことでしたので、ウリンの角材でこんな立水栓を作ってみました。
入隅でデッドスペースになる部分を有効に使えて一石二鳥です。
手摺が完成して、めっちゃいい感じ。
って言いたいところですが、まだ細々している仕事が残っています。
またまた3時間半かけて帰るのですが、次関西に来るのは、ココではなくて、兵庫県西宮市。
そっちのウッドデッキ工事も絡めて、1週間後八尾に戻ることにしたのです。
ややこしい案件ほど燃えまっせ!!
2021年10月13日
みなさん こんんちは。 アイアンウッドです。
7月4日から5日に掛けて鬼のように事務処理をこなして、早朝から高速道路を飛ばして、7月6日午前8時。大阪府八尾市のビリアン(ウリン)スカイデッキ現場に戻ってきました。
その間、3人の職人さんが工事を続けてくれていました。
6日は一生懸命現場作業をしていていい写真を撮りそびれましたので、7日の作業をご紹介します。
おー手すりができている。
手摺の材は、ビリアン(ウリン)12×100
このサイズの特に1.5m以下の短尺材が超人気なのですが、横張の場合は、絶対に長い材を使う方がいいです。
柱のピッチが1.2m強ありますので、正面の材は3.9mの材を使っています。
道路側は一直線ですが、隣地側は境界が折れ曲がっていて、デッキもそれに合わせて3か所ほど折っています。
こういったややこしい仕事は再生木材じゃ困難ですが、天然木材ならノープロブレム。
ややこしいほど燃えるのが私の性分で、このくらいの造作はお手の物なんです。
初めて上からの写真をお見せしますが、手摺があると安心感が全然ちがうでしょ。
この日も雨で天候には恵まれませんでしたが、今日もいい仕事をしたって日記には書いておきます。
そうそう。
いい仕事と言えば大工さんいい仕事してくれちゃってますね。
今回の住宅はツーバイフォー。
ツーバイフォーだといつもパネルを見ていますので、構造はお手の物。
構造を知っていれば、どこを切っても問題ないかは一目瞭然。
私の知識と、大工さんの腕のコラボで、無事住宅とウッドデッキの出入り口も完成しました。
ややこしい案件ほど燃えまっせ!!
2021年10月12日
みなさん こんにちは。 アイアンウッドです。
2021年7月3日 大阪府八尾市 ビリアン(ウリン)のスカイデッキ工事3日目です。
3日目にして、床板を張りました。
ここまでできると、2.7mの高さを忘れるくらい安心して上に上がることができます。
夕方には奥まで床板を張りましたので、残りの材もかなり少なくなってきました。
ちなみにここに納品したビリアン(ウリン)材は2.5t。
この時点でほぼ2t程度の材は使っています。
書きませんでしたが、搬入も上に材を上げるのもめっちゃ大変だったんですよ。
5人の職人さんと、搬入を手伝ってくれた3人に感謝しつつ、一旦会社に帰ります。
大阪府八尾から香川県坂出まで3時間半。
5時まで現場にいましたので、高速を飛ばしても、家に着くのは午後9時近く。
会社に帰ると書類は山積み。 数日県外に出かけるのも大変なんです。
ややこしい案件ほど燃えまっせ!!
2021年10月11日
みなさんこんにちは。アイアンウッドです。
大阪府八尾市 ビリアン(ウリン)のスカイデッキ工事2日目です
7月2日。 前日よりはマシですが、曇り時々雨といった感じで、なかなか天候に恵まれません。
向かって手前右の根太が仕上がったところで、屋根の場所を変更します。
時折バラバラと雨が降りますので、このシートは本当に重宝しました
今回の最大の味噌なのですが、ベランダの一部を切り取って、ウッドデッキの出入り口を作ります
本当はベランダの高さとウッドデッキの高さを同一にする方が使い勝手が良いのですが、手摺の高さを少しでも高くしたいというご要望と、柱のMaxの長さである4.2mの高さによって床板の高さをこの高さに決めさせていただきました
どうしてももう少し上げる必要があれば、柱をイペにすればもう60cm高くできましたが、お客様のご要望がそこまで床を高くすることにこだわっていませんでしたので、ある部材でできる範囲での提案となりました。
高所での作業でおもったよりはかどりませんでしたが、2日でここまで仕上げたら上出来でしょう。
スカイデッキで大変なのは、ここまでの作業だし、この完成図を最初に描いておくこと。
これで根太組がほぼできましたので、明日からは上での作業になります。
低くしたと言っても根太の位置で地面から2.7m。
上がると怖いんですよ。
ややこしい案件ほど燃えまっせ!!
2021年10月10日
みなさん こんにちは。 アイアンウッドです。
ようやく秋晴れになりましたが、今年は雨が多かったですね。
いつもだと雨が降れば仕事は休むのですが、今年は雨にも負けず現場をしていました。
2021年7月1日午前9時 大阪府八尾市 ビリアン(ウリン)のスカイデッキ工事開始です。
アメダスの記録によると、気温は23度とこの時期にしては涼しい気候。
そりゃそうです。朝から雨が降り続いて、この時間帯は1時間に4mmの降雨。 普通だったら中止するのですが、5人の職人さんは合羽を着てやる気満々。
ベランダにブルーシートを掛けて簡易な屋根をつけてから作業開始です。
夕方まで断続的に降る中、なんとか1日でここまで仕上げました。
間口7.5m柱の長さが4.2mのスカイデッキの下地です。
ビリアン(ウリン)材で、柱は90角
梁は40×150ですが、これはウリンの在庫がなくて、イペ
根太は45×90
前回のネタに反しますが、さすがにこの高さではできる限りピッチを飛ばしつつ強度を要求されますので、全部縦使いです。
毎回こんなのをするたびに思うのですが、アクロバットな現場は燃えますよ!!
忙しいので、日帰り中心で移動しているのですが、さすがにこの現場は2泊3日。
3日目までにややこしいことは片付けなくっちゃ。
ややこしい案件ほど燃えまっせ!!
2021年10月9日
みなさん こんにちは。 アイアンウッドです。
長期連載と銘打ちながら、記事を書く時間が取れそうにありません。
一旦ここで止めておいて、また時間が取れればこのネタの続きを書きたいと思います。
最初にお見せした完成写真を再度ご覧ください
セランガンバツで出幅が91cmの縁側風のウッドデッキ
さて下地はどうなっているのでしょうか?
91cmの出幅に対して3本の根太をいれていますので、根太ピッチは455mm
床板が20×105で、455÷20=22.75
床板の厚みに対して25倍以下にしていますので、適正な根太ピッチ。
ここまでは前回までに書きました。
根太・大引きの2段構えで、大引きや束のピッチを約90cmにしています
根太に対しての大引きのピッチを根太の高さとの相関を見てみましょう
900÷70=12.86
大引きと束も同じ計算になりますので、12.86
これ、いつも疑問を持たずに施工していたのですが、もしかしたらめちゃくちゃオーバースペックなのではないでしょうか?
45×70の根太を縦使い(70を高さになるように)していますが、平使いでも25倍前後に収まります
そう思ってイペの同じようなウッドデッキで根太を平使いしてみました
この方が施工は遥かに楽ですし、今回と違って床板を継ぐときにも根太の幅が広い方が施工性・耐朽性にも優れます。
15年以上、根太は縦使いをしてきたのですが、最近この方が理にかなっているのではないかと思い始めました。
根太・大引きの関係も25倍になるように考慮して、根太は平使い。
実は20年近く前にこの施工方法をしている現場を見ていただのですが、頑なに自分のやり方を貫いていました
新人のボーフ君には、施工性に優れたこちらのやり方を教えようと思っています。
で・・・
イペのウッドデッキの完成写真です。
やっぱりハードウッドの王様はイペだと実感します。
写真だと色合いしか分かりませんが、触ってみるとセランガンバツとイペでは別物だということが実感できますよ。
ちなみに、この2件の現場は下請けですので、樹種の決定権は私にはありません。
私が設計施工をしている現場だと圧倒的にビリアン(ウリン)。
なんでイペじゃないのかって?
それは第一回で書いたことに関係しています。
「流通量が多い樹種・サイズを使う」のが、プロの基本なんですよ。
木材販売は全国どこでも可能ですが、工事が絡むと、施工できる範囲に限界があります
商品ページよりご希望の商品をカゴに入れて、購入手続きに進んでください。
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