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2020年11月30日
みなさん こんにちは。 アイアンウッドです。
彩木は、メーカーで図面を書いてくれて、その通りプレカットをして現場に納品されますので、現場で考えながら作業をすることはありません。
といっても初めて見る商品ですので、一通り部品を取りだして仮置きをしてみました。
束は、調整できるようになっていますが、そんなに調整代は大きくありませんので、土間あるいは、束石からの高さをきちんと伝えておく必要があります
間口・出幅は、希望寸法を伝えておけば、それに近い提案をしてくれます。
仮置きをして、イメージをつかんでから作業に入ります。
カットをしなくていいのはありがたいのですが、図面通り施工しないと、逆に収まりませんので、隅出しをミスしないことが一番重要
根太・大引きとも、持ち出していますので、持ち出しの寸法を守ることが最も重要なことになります。
メーカーでは5枚ごとにチェックをするように指示をしていましたが、今回は床板が8列ですので、4枚目で収まりをチェックしてみました。
真ん中が少し押していますので、これを矯正して半分の床板張りが完了。
ここでお昼休みとなりました。
間口が6mほどあって、3~4枚の床板を継ぎます。
その指示も図面にきちんと書いていますので、とにかく図面の指示を見間違わないようにしないと、最後まで床を張っても振り出しに戻る危険があります。
そうならないことを信じて午後も仕事を続けました。
2020年11月29日
みなさん こんにちは。 アイアンウッドです。
こちらでちらっと書いたことがあるのですが、ウッドデッキの通販で最大手のリーベは弊社の子会社で、リーベといろんな交流があります。
リーベは関東の会社なので、東海地区以西で施工絡みの依頼があれば、私か、sleeper君の部署で対応をしています。
10月に徳島県の個人の方から依頼があって、ウッドデッキの施工をしたのですが・・・
「彩木」でお願いします
「えっ? その商品うちには無いのですが・・・」
すみません。 リーベの扱いアイテムがあまりにも多すぎて、私が知らない商品も多くあります。
今更ながら彩木を勉強したのですが、おもしろい素材ですね
ざっと言えば、アルミの心材に断熱材を巻いたようなイメージ。 見た瞬間に冬暖かく、夏涼しいウッドデッキになることが容易に想像できます。
表面の仕上げも美しくて、まるで天然木のよう。
これどこかで見たことがあるな・・・
そういやインテックス大阪で毎年6月に開催されている関西エクステリアフェアに出展していましたね。
そういやあの時に、触ってみて感心したことを思い出しました。
そうか あれが、彩木だったのか・・・
2020年11月18日
みなさん こんにちは。 アイアンウッドです。
補修の工程をお見せしようと思ったのですが・・・
自分がメインで施工をしてしまったので・・・
途中から時間に追われてきたので・・・
っていう理由で、完成写真しか撮っていませんでした。
10月3日 午後6時。
工事は無事完了。片付けが終わった頃にはすっかり日が落ちていました。
いやあ いい仕事したなあ~~~。
って完成写真は撮れましたが、これじゃ「補修」したのか「新設」したのか分かりませんよね。
三角になっているところから手前は、床板を全部張り替えました。
既存は13年経過していたウエスタンレッドシダー。
これまでご紹介した通り、全くダメな部分もありましたが、概ね健在な材が多くて、結果論からいうと、もう少し簡易な張替えでもよかったように思います。
新設した材は、ヒノキ防腐加工。
ヒノキとウエスタンレッドシダーの規格サイズが違いますので、ヒノキは40×140の材を特注しました。
キシラデコール エボニー色塗装。
行く前は既存と新設で大きく色が変わるかと思っていましたが、こういった黒っぽ色だといい感じに馴染んで、取ってつけたような違和感はまったくありません。
右下の部分が、新設したヒノキ防腐加工材。
上は、既存のウエスタンレッドシダーですが、見える範囲で2枚ヒノキに張り替えています。
この写真じゃどれが新設で、どれが既存か分かりませんよね。
サッシの角で白っぽく見える材とその左隣が、張り替えたヒノキなんですけどねえ。
こちら側のアングルだと、手前と右の方が既存のウエスタンレッドシダー。
見える範囲では2枚ヒノキ防腐加工に張り替えているのですが、写真じゃまったく分かりませんね。
今回補修した中で、見えない部分の工夫を書いておきます。
・点検口の補強をしました
既存は、細くて短いビスを横打ちした下地を作っていました。
明らかに腐朽していた材は取り換えましたが、そうでないものは、束を入れて下から請ける構造にしました。
また既存の束の腐朽対策として、モクボープラグを打ち込みました。
モクボープラグは、自社製品(特許)で、内部に防腐薬剤を入れ込むことができて、しかもジワジワ効きますので、補修案件には必須のアイテムなのです。
・添え根太をしました
建物沿いの中庭側のビスが緩んでいるものがありました。
酷いものは床板を張り替えたのですが、その付近の根太が腐朽していました。
床板を全部取り外して、根太を入れ替えるのが最も望ましいのですが、大変な作業になりますので、痛んでいた根太に防腐薬剤を振りかけたり、モクボープラグを押し込んだりして、簡易な補修。
床板が5cm以上根太から、持ち出していましたので、手前側にヒノキ防腐加工材45×90を添えて床板からのビスを添え根太の方に打ちました。
これで100点満点とは言えませんが、できる範囲・考えられる範囲での補強や、防腐をしました。
次の日お客様が日中撮って頂いた写真を頂きました。
昼間でも違和感はありませんね。
こまめに塗装をされる方ですので、今後も良い状態が保たれるものだと思います。
いやあ いい仕事したなあ~~~。
って気持ちよく香川県に向かって真っ暗な高速道路を走ったのですが、次の朝はもっと西(広島県)に行かなければいけないんですよね。
7月からほぼ毎週西に東に走り回っていたのですが、この次の日が最後。
さすがに疲れたので、しばらく遠くの仕事は勘弁してほしいな。
って言いながら、見積もりの依頼が来ると、つい請けてしまうのが性なのですが・・・
2020年11月2日
みなさん こんにちは。 アイアンウッドです。
8月21日に現地調査。
その後見積もり提示をして、8月25日にご注文を頂きました。
ヒノキの防腐加工材は、ご注文後に製材・防腐加工をします。 また事前に会社で塗装をしてから現場に行きますので、概ね一か月先に施工をするというお約束をしていました。
施工に行ったのは、10月2日(金)・3日(土)
初日は、午後から解体と搬入をしました。
張り替える部分のウエスタンレッドシダーの床板を外して、下地が痛んでいる部分があれば、取り換えたり、補強をする算段で現場に向かいました。
植栽付近です。 この写真の手前の三角の部分が特別痛んでいたのですが、それ以外は思ったよりも健在。
とりあえず、予想や、事前の診断より腐朽が進んでいなかったことにホッとしました。
ここは床板だけでなく、根太も腐っていて、踏み抜きそうな感じなのですが、根太が完全にダメになっていたのはこの1本だけでした。
床板も完全に腐っていたのは、この場所だけでしたので、全体的には13年経過をしているウエスタンレッドシダーのウッドデッキとしては、とてもいい状態でした。
ならばなぜ点検口が痛んでいたのか不思議に思ったのですが、取り払ってみてその秘密はすぐに分かりました。
この部分の奥の方に点検口があって、水抜き穴があります。
落ち葉が溜まっていて、この部分は常にジメジメしていたのではないかと推測をされます。
上の写真も同じで、三角の狭いところに水抜き穴があるのですが、それがふさがっていたのではないかと思われます。
それと点検口の下地は、根太にビス止めをしていましたが、細くて短いビスを使っていました。(階段も同じで、横打のビスだけで持たす構造にも関わらず、細く短いビスを使っていたのがダメな理由でした)
環境面と構造面の複合要因で、点検口が他の部分より早く腐朽したことが良く分かりました。
こういう風に、事前の診断で見えない部分も含めてある程度予測をして、現場作業に必要なと思われるものを持ち込んで補修をします。
今回は、予想より大きく痛んでいる部分はなくて、予定通りの作業を翌日することにしたのです。
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2020年11月1日
みなさん こんにちは。 アイアンウッドです。
前回木材劣化診断士としてアドバイスをすると書きましたが、診断は2段階になります。
1次診断は、目視が中心で、触ったり突き刺したりとそんなに大げさな検査をするわけではありません。
2時診断になると、専門の機械を使ってデータを出します。 それで目では見えない木材内部の不朽の程度を推測できます。
大規模な案件だと、2次診断をして、調査書を提出しますが、個人邸の場合は、そこまで手を掛けることはありません。
一目でダメと言える件なら調査にもいかないのですが、今回の案件(13年経過のウエスタンレッドシダー)は一見綺麗に見えましたので、実際に伺って判断をすることにしたのです。
前回お見せした写真のうち、家側はどうなっているのでしょうか?
写真右側と上の方で一部床板のビスが緩んでいて、歩くとフワフワする部分がありました。
点検口が痛んでいましたので、その周辺の床板を取り外してみました
点検口及び下地はダメでしたが、後は床板・根太とも健在。 これならこの付近は最小限の補修をすることで、十分ではないかと判断しました。
建物付近は、健在なものが大半と見ましたので、取り外すことはせずに目視で判断をしました。
問題は反対側
痛んだデッキのお約束ともいうべき、植栽があります
この付近の材を外してみました
案の定。床板はぐずぐずになっていました。
が・・・
写真の上の方に比べると、下の方はまだしっかりしていますので、デッキ全体に腐朽菌が回っているということはないという判断もできました
階段は、写真では綺麗ですが、歩くと完全に危険な状態であることが分かりました。
これは側板から床板に向かってビス打ちをしているのですが、ビス穴が緩んで今にも抜け落ちそうな感じ。
階段は作り替えをすべきだと感じました
写真をうまく取りそびれましたが、この場所でも点検口はダメでした。
後日補修をしながら感じたことですが、階段と点検口は構造的な問題。 植栽付近は、環境的な問題。
樹種の寿命ももちろんあるのですが、今回の案件だとまだ寿命が来ているという感じはしませんでした。
この付近の床板はまだ健在なものが多かったのですが、この付近は一番よく歩く場所でもあることから、全面取替をすることにしました。
こんな感じで、植栽付近から東側は全面取替。
点検口は、一部取替。一部補強をしたうえで再利用。
床板が余れば、建物付近の取替ということで、ご注文を頂くことになりました。
新設する材は、ウエスタンレッドシダーでもよかったのですが、防腐加工をしたヒノキの方がより望ましいという提案をして、床板は必要枚数。下地は万一のことを考えて診断したよりも少し余分目に用意をして、現場作業に行くことにしたのです。
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