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2020年4月13日
みなさんこんにちは。 アイアンウッドです。
前回書いた通り、大変な思いをしながらも、根太組・床板張りはとても順調だったのです。
が・・・・・
手すりに手を付けようと思っていたところ、意匠変更の依頼が来ました。
高さを一部1.8m・一部1.2mということだったのですが、視線を考えるともう少し高くしたいということで、2mまで上げました。
柱はまだ切る前でしたので、簡単に対応できました。
横板は、当初10mmの隙間にしていましたが、完全に視線をシャットダウンしたいということで、隙間0。
ただ、後で部材が痩せますので、必ず光はもれますし、1~2mmの隙間はできますよ。
ということを説明して作業をしました。
ちなみに横板は、ヒノキ18×105の防腐加工材にシェーナステイン・メイプル色塗装です。
反対側は、高さを1.2mから同じく2mの隙間無しに意匠変更。
ただ、ここは後で大きな問題を生じることになるのですが、この時は知る由もなかったのです。
両サイドはそうややこしい話でありませんでしたので、作業を進めたのですが、正面は逆に山の植栽が綺麗に見えるような意匠にしたいということで、ああでもない。こうでもないと議論を尽くしました。
最終的に現場にあった材で模型を作ったのですが、イメージがつくでしょうか?
これを作ったのが夕方の6時前。 大工さんは既に現場を後にしていました。
翌朝大工さんが私を見てニヤニヤ。
ほう こうなったんか。 大変やけど頑張ってな!!!
今日まで頑張ってくれた松山の大工さんはこの日まで。
翌日からは、香川県から連れて行っている大工さんが頑張らないといけないのです。
しかも、この日から数日は親方がいませんので、私がメインになって施工をしないといけません。
部材も現場にあるものでは対応できませんので、一旦事務所に戻って材の準備・配送・現場施工。 この変更のせいで、1週間に香川愛媛を4往復する羽目になってしまったのです。
2020年4月12日
みなさんこんにちは。 アイアンウッドです。
無事搬入が終わりましたので、続きの施工を進めます。
手順が決まると、仕事はスムーズに進みます。
1日で残りの柱と大引き組は順調に終わりました。
あれ???
右の方大引きが長くないですか???
この部分は、柱よりも外に約90cm張り出しています。
下から補強を入れて柱がぐらつかないようにしているのです。
なにせ、高さが4mありますので、下の補強はこれでもか!!と言うくらいに筋交いを入れています。
柱・大引きは、ヒノキ105角の防腐加工材にシェーナステイン・メイプル色塗装
床板・筋交いは、ヒノキ45×105の防腐加工材にシェーナステイン・メイプル色塗装
部材を共通化していることで、良材は化粧部分に。少し良くない材は下地に回すことができます。
これ、DIYでもよくやる手だと思います。 大きな物件でも、家庭のデッキでも基本になる考え方は同じなのです。
ここまでできれば、高さは関係なく普通のウッドデッキ。
床板張りも1日でほぼ完了。
このスピード感は、現場でお褒めをいただきました。
2020年4月8日
みなさん こんにちは。 アイアンウッドです。
4mの高さのところに作る展望デッキ。 請けたものの、搬入や最初の仕事の掛りを考えると胃が痛くなりますが、3月11日に搬入日が決まりました。
といっても、狭くて高低差があるところですから、ただ搬入をしただけではだめで、後の工程を考えながら搬入しておかないと大変なことになります。
全部で約10tのヒノキ防腐加工材。
数回に分けて手運びを覚悟していたのですが、クレーンを据えてくれることになりました。
ありがたい反面、全部一度に搬入しないとだめですので、手運び以上に最初の構想をきちんと練っておく必要があるんですよね。
資材の大半を下に降ろすと、現場作業ができませんので、上に7割方の資材を置くことにしました。
崖地で資材を置く場所は皆無ですので、事前に1tくらいの資材を手運びをして、クレーンで卸す場所をまず作りました。
土台までが4m。奥の柱や大引きは6mありますので、柱を立てたり、大引きを転がすのも大仕事。
ちなみに、ヒノキ105角の防腐加工材にシェーナステイン・メイプル色塗装。 4mの柱で30kg。 6mの柱は45kgあります。
4人掛りでなんとかここまで形にして、クレーンの搬入を待つことになりました。
約5tの木材を事前に組んだ大引きの上に置きましたが、このアングルで見ると苦労が伝わりませんね。
下から見るとこんな感じ。
こういう風にして、作業スペースを損なうことなく、無事に搬入を終えることができたのです。
ここまでできれば、最初に危惧していたことは十分クリアになりました。
さあ 明日から頑張るぞ!!!
2020年4月7日
みなさんこんにちは。 アイアンウッドです。
コロナウイルスが蔓延して、非常事態宣言が出たときに観光の話をするのもどうかと思うのですが、いつまででも自粛が続くわけではありません。
今は耐えて、ウイルスが去った後は、みんな晴れ晴れとして観光に出かけるかと思います。
そんなスポットを3月に作ってきました。
打ち合わせをした時の写真です。
右がホテルの飲食スペース。 左は山。 竹藪の向こうが道後温泉本館。ここから伝説のシラサギがよく見えるというコンセプトでのウッドッキ作りを依頼されました。
傾斜地にホテルが建っていますので、4mほど段差があります。
この高さをクリアしないといけないのと、ホテル工事完了後の仕事ですので、搬入が大変なのが目に見えています。
はてさてどうなることやら・・・
2020年4月6日
みなさん こんにちは。 アイアンウッドです。
書きっぱなしで1か月くらい放置していてすみません
タイトルに使った木化「mokka」を商標登録している企業で、その推進責任者に東京で会ってきました。
いろいろ衝撃を受けましたが、その方からぜひ「mokka」を勧めてほしいと依頼されましたので、こういったことを書いたり、地元で皆様に話をしたりして、少しでも広まるようにしていきたいと思っています。
リンク先に自動車メーカーと協力をして木製のコンセプトカーを作った事例が紹介されています。 私が余計なことを書くよりビデオを見ていただくことで、mokkaの想いを見ていただくことが間違いないかと思います。
経年変化で劣化をするのではなくて、年月を重ねることで、「経年美化」をすること。次世代に想いを引き継ぐことを工業製品の最大手のメーカーが共感を持って、4年前のモーターショーに出展していたことを今になって知りました。
木悪説に立って物事を考えると、マイナス100点からのスタート。
私たちはお客様に対して、一生懸命言い訳をしたり、覆す資料を作ったりすることで何とか0点になるような不毛な努力をしているにすぎません。
お客様は私たちにいい気持で仕事をいただいているでしょうか?
木善説に立って物事を考えると、プラス思考ですので、いい仕事をすれば100点満点。 お客様もとても喜んでいただけます。
そんな話を東京でかしこまって聞いてきたのですが、その人と一緒に四国で工事をしていたので、しばらくブログに手をつけることができなかったのです。
<香川県仲多度郡・取材編に戻る 愛媛県松山市・道後温泉編につづく>
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