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2021年10月19日
みなさん こんにちは。 アイアンウッドです。
前回触りを書いてしまいましたので、7月13日の朝のことを書かさせていただきます。
兵庫県西宮市のマンションの最上階の広いベランダデッキ。 僅か7年で腐っていたのですが、そのことは前にブログでご案内しています。
写真を見ただけだと、ビスを打ち換えれば行けるかと思ったのですが、解体してびっくりしたことは前に書いた通りです。
朝8時半から搬入班と、解体班に分かれて作業。
2t近いビリアン(ウリン)材を7階までエレベーターで上げながら、解体したホワイトウッドを降ろしていきました。
マルチポストを持ってきていたのですが、解体してみたら、束ボンドで接着されたマルチポストが健在。
かえってボンドを剥がすことで、防水に影響があると拙いので、これを再利用することにしました。
おかげて、墨出し不要。高さ調整不要。
新設のウッドデッキ工事の出だしとしては思わぬ良い誤算になったのです。
午後2時半。ここまで作業を進めて、前回ご紹介した八尾市のスカイデッキ工事の方に行くことにしました。
その2に続く>
2021年10月18日
みなさん こんにちは。 アイアンウッドです。
2021年7月13日午後5時 大阪府八尾市 ビリアン(ウリン)のスカイデッキ工事が完了しました。
といっても作業13日目ではなくて、前回ご紹介した後大工さんが入っていたのは1日だけで、実質9日間で完成しています。
実はこの日の朝兵庫県西宮市でビリアン(ウリン)材マンションの最上階のベランダウッドデッキ工事の資材搬入・解体・撤去工事をしていました。
早めに終わりましたので、大工さんと一緒に八尾まで移動。
最後の仕舞いと、残材を引き上げました。
上に上がることができるように、あえてこの部分だけは手を付けずに置いてもらっていました。
前回とほぼ同じアングルですが、雨が降っていない方が綺麗ですね。
これでもある程度高いところだと実感できますが、このアングルだとどうですか?
ベランダからだとこんな感じで見下ろすような感じで、より高低差を感じることができます。
大工さんに手摺工事の仕舞いをしてもらいながら、ボーフ君と、滅茶苦茶多い残材をトラックに積み込みました。
下から見ても良い感じ。
さっそくお客様のご家族がウッドデッキで談笑をしています。
長々とご案内しました、大阪府八尾市 ビリアン(ウリン)のスカイデッキ工事。 ここで筆を置かさせていただきます。
ややこしい案件ほど燃えまっせ!!
2021年10月14日
皆さん こんにちは。 アイアンウッドです。
7月8日 大阪府八尾市 ビリアン(ウリン)のスカイデッキ工事8日目です。
皆さんが雨にも負けず頑張ってくれたおかげで、この日でほぼ完成。
ベランダと床板に結構段差がありますので、即席で階段を作りました。
あれ? ベランダの横にあるのは何???
ウッドデッキに水場が欲しいとのことでしたので、ウリンの角材でこんな立水栓を作ってみました。
入隅でデッドスペースになる部分を有効に使えて一石二鳥です。
手摺が完成して、めっちゃいい感じ。
って言いたいところですが、まだ細々している仕事が残っています。
またまた3時間半かけて帰るのですが、次関西に来るのは、ココではなくて、兵庫県西宮市。
そっちのウッドデッキ工事も絡めて、1週間後八尾に戻ることにしたのです。
ややこしい案件ほど燃えまっせ!!
2021年10月13日
みなさん こんんちは。 アイアンウッドです。
7月4日から5日に掛けて鬼のように事務処理をこなして、早朝から高速道路を飛ばして、7月6日午前8時。大阪府八尾市のビリアン(ウリン)スカイデッキ現場に戻ってきました。
その間、3人の職人さんが工事を続けてくれていました。
6日は一生懸命現場作業をしていていい写真を撮りそびれましたので、7日の作業をご紹介します。
おー手すりができている。
手摺の材は、ビリアン(ウリン)12×100
このサイズの特に1.5m以下の短尺材が超人気なのですが、横張の場合は、絶対に長い材を使う方がいいです。
柱のピッチが1.2m強ありますので、正面の材は3.9mの材を使っています。
道路側は一直線ですが、隣地側は境界が折れ曲がっていて、デッキもそれに合わせて3か所ほど折っています。
こういったややこしい仕事は再生木材じゃ困難ですが、天然木材ならノープロブレム。
ややこしいほど燃えるのが私の性分で、このくらいの造作はお手の物なんです。
初めて上からの写真をお見せしますが、手摺があると安心感が全然ちがうでしょ。
この日も雨で天候には恵まれませんでしたが、今日もいい仕事をしたって日記には書いておきます。
そうそう。
いい仕事と言えば大工さんいい仕事してくれちゃってますね。
今回の住宅はツーバイフォー。
ツーバイフォーだといつもパネルを見ていますので、構造はお手の物。
構造を知っていれば、どこを切っても問題ないかは一目瞭然。
私の知識と、大工さんの腕のコラボで、無事住宅とウッドデッキの出入り口も完成しました。
ややこしい案件ほど燃えまっせ!!
2021年10月12日
みなさん こんにちは。 アイアンウッドです。
2021年7月3日 大阪府八尾市 ビリアン(ウリン)のスカイデッキ工事3日目です。
3日目にして、床板を張りました。
ここまでできると、2.7mの高さを忘れるくらい安心して上に上がることができます。
夕方には奥まで床板を張りましたので、残りの材もかなり少なくなってきました。
ちなみにここに納品したビリアン(ウリン)材は2.5t。
この時点でほぼ2t程度の材は使っています。
書きませんでしたが、搬入も上に材を上げるのもめっちゃ大変だったんですよ。
5人の職人さんと、搬入を手伝ってくれた3人に感謝しつつ、一旦会社に帰ります。
大阪府八尾から香川県坂出まで3時間半。
5時まで現場にいましたので、高速を飛ばしても、家に着くのは午後9時近く。
会社に帰ると書類は山積み。 数日県外に出かけるのも大変なんです。
ややこしい案件ほど燃えまっせ!!
2021年10月11日
みなさんこんにちは。アイアンウッドです。
大阪府八尾市 ビリアン(ウリン)のスカイデッキ工事2日目です
7月2日。 前日よりはマシですが、曇り時々雨といった感じで、なかなか天候に恵まれません。
向かって手前右の根太が仕上がったところで、屋根の場所を変更します。
時折バラバラと雨が降りますので、このシートは本当に重宝しました
今回の最大の味噌なのですが、ベランダの一部を切り取って、ウッドデッキの出入り口を作ります
本当はベランダの高さとウッドデッキの高さを同一にする方が使い勝手が良いのですが、手摺の高さを少しでも高くしたいというご要望と、柱のMaxの長さである4.2mの高さによって床板の高さをこの高さに決めさせていただきました
どうしてももう少し上げる必要があれば、柱をイペにすればもう60cm高くできましたが、お客様のご要望がそこまで床を高くすることにこだわっていませんでしたので、ある部材でできる範囲での提案となりました。
高所での作業でおもったよりはかどりませんでしたが、2日でここまで仕上げたら上出来でしょう。
スカイデッキで大変なのは、ここまでの作業だし、この完成図を最初に描いておくこと。
これで根太組がほぼできましたので、明日からは上での作業になります。
低くしたと言っても根太の位置で地面から2.7m。
上がると怖いんですよ。
ややこしい案件ほど燃えまっせ!!
2021年10月10日
みなさん こんにちは。 アイアンウッドです。
ようやく秋晴れになりましたが、今年は雨が多かったですね。
いつもだと雨が降れば仕事は休むのですが、今年は雨にも負けず現場をしていました。
2021年7月1日午前9時 大阪府八尾市 ビリアン(ウリン)のスカイデッキ工事開始です。
アメダスの記録によると、気温は23度とこの時期にしては涼しい気候。
そりゃそうです。朝から雨が降り続いて、この時間帯は1時間に4mmの降雨。 普通だったら中止するのですが、5人の職人さんは合羽を着てやる気満々。
ベランダにブルーシートを掛けて簡易な屋根をつけてから作業開始です。
夕方まで断続的に降る中、なんとか1日でここまで仕上げました。
間口7.5m柱の長さが4.2mのスカイデッキの下地です。
ビリアン(ウリン)材で、柱は90角
梁は40×150ですが、これはウリンの在庫がなくて、イペ
根太は45×90
前回のネタに反しますが、さすがにこの高さではできる限りピッチを飛ばしつつ強度を要求されますので、全部縦使いです。
毎回こんなのをするたびに思うのですが、アクロバットな現場は燃えますよ!!
忙しいので、日帰り中心で移動しているのですが、さすがにこの現場は2泊3日。
3日目までにややこしいことは片付けなくっちゃ。
ややこしい案件ほど燃えまっせ!!
2021年9月5日
みなさん こんにちは。 アイアンウッドです。
日頃時間に追われていることが多く。ブログもなかなか更新できておりません。
今回のシリーズはこれでいったん筆を置かさせて頂きます。
今年は雨が多くて、現場作業は大変でした。
明石大橋が霧で何にも見えないこともありました。
台風で暴風雨の中、大鳴門橋の通行止め解除を待っていることもありました。
雨をうまくかいくぐったと思っていたら、突然とんでも無い土砂降りに打たれたこともありました。
いつもなら、「雨は工事中止」にするのですが、今年はギリギリまで頑張りましたので、「普通の雨なら決行」と判断基準がおかしくなっていました。
兵庫県西宮市の最終日。
午前7時前に淡路SAを通過しました。
いつ以来だろうか。
ここで雲一つない晴天を見たのは。
こんな晴れやかな気持ちで施工最終日を迎えることができたのは。
やっぱり青空だとウッドデッキも映えますね。
床板は、20×105
手摺は、12×100
もう踏み抜く心配は要りません。
真夏はちょっと暑いですが、これから来る秋にはこの広いウッドデッキで景色を楽しみながらカフェでもしてみますか。
扉も付けていますので、ワンちゃんの遊び場としても最適。
そう。このマンションペット可なんです。
いろんな理由で傷んでしまったウッドデッキを見ましたが、全部取り換えてるのもありですし、ダメな部分を最低限補修するのもあり。
完全に腐ってしまう前に、ぜひ私にご相談ください。
木材劣化診断士として、きちんとしたアドバイスや、補修等の施工をいたします。
但し、私が居るところは香川県坂出市です。
動ける範囲に限りはありますので、悪しからず。
木材劣化診断士の資格者がきちんと診断・アドバイスをいたします。
2021年9月4日
みなさん こんにちは。 アイアンウッドです。
前回は、会社から30~40分で行ける現場のご案内をしましたが、そこから更に2時間半東に進んだところの話をしたいと思います。
(現場の施工開始時間は、同じなので、会社を出る時間が7時過ぎなのか、5時前なのか。はたまた今やっている現場だと3時半。 うーん。やはり遠いと大変やなあ。)
兵庫県西宮市のマンションのウッドデッキの張替え工事。
まだ5年ちょっとしか経過しておらず、写真を送ってもらったところ、綺麗なのです。
いつものことで、現調無しの一発勝負に行くことを決めて、お客様にいろいろ写真を送ってもらいました。
樹種不明のソフトウッドのウッドデッキで、色はしっかりしていますので、再塗装はしていたものと思われます。
何で床板が波打っているのかは謎ですが、これならビスを打ち換えるだけでも十分使えるのじゃないかと思いました。
初めから全部取り換えるつもりでご依頼が来ましたので、例によって一度も現地での打ち合わせをせず、解体に伺いました。
あれ?
予想より傷んでいる場所が多いぞ
梅雨時だったこともあって、木と木の接点には白いカビがびっしり。 かなり柔らかくなっている部分もあって、しかも無理して上から踏んだら、バリ!!!!
「最低限の補修なんて余計なことを言わずに本当によかった。」
と心の底から思いました。
ビスは全然効いていませんので、解体は楽なもんです。
半日で完全に解体完了。
7階までの搬入や搬出を含めても午後3時には現場を後にすることができました。
さて、今回は世にも珍しい話ですが、5~6年ほどでボロボロになった理由は、環境でも構造でもメンテナンスでもありません。
絶対に外部で使ってはいけない木材を使っていたのです。
今回の樹種はヨーロッパ産のホワイトウッド。 住宅用材としてはとても良い木材ですが、水にはめっちゃ弱いので、外部での使用はNG。
20年近くこの仕事をしていますが、樹種選択のミスというのは実は今回でわずか2例目なのです。
なので、耐久性アップの要件として次の順番を付けているのです
1.環境 2.構造 3.樹種選択 4.適切なメンテナンス
ただ、この4項目の中で、4番目のメンテナンス不足が主たる原因で腐った例というのは未だかつて見たことが無いのですが・・・
(多くの人が再塗装を怠ったから腐ったと言いますが、それより上位の理由が、環境・構造・樹種選択にあります。 それを無視して、お施主様のメンテナンス不足を理由にしているのは違うと思っています)
さあて2日目から作業開始なのですが、わずか5年しかもたなかったおかげで、束のマルチポストは再利用可能。 これはめっちゃお得な現場じゃありませんか。
木材劣化診断士の資格者がきちんと診断・アドバイスをいたします。
2021年9月3日
皆さんこんにちは。 アイアンウッドです。
関西の施工例ばかりご紹介していますが、私がいるところは香川県坂出市。施工例ももちろん県内が一番多いです。
といっても、今回のネタで地元は今日書く案件だけなのですが・・・
香川県高松市で樹種不明のハードウッドの一部張替え依頼がありました。
ご依頼時に頂いた写真ですが、写真だけ見てもドコも傷んでいる場所はありません。
ちょっと変わったサイズで、23×135のハードウッド。
このサイズでピンとくる方もいるでしょうが、某大手会社が以前販売していた材です。
今回は下請けで、しかも現調無しの一発勝負。
元請さんの言われるがまま、次の材を用意して現場に行きました。
23×135×2000の材を4本
60×90×500の材を4本
私がメインで施工をした関係で、一番肝心な腐朽していた部分の写真がありません。
いきなり、完成写真です。
階段の床板を3枚と、幕板を新材に交換。
根太を1本新材に交換。
勝手口付近の床板を2枚裏返しました。
キシラデコールを塗装して完成。
と日記には書いておきます。
っていう風にごまかしてもいいのですが、現場ではいろんなことがありました。
床板を裏返したこと自体が想定外で、勝手口付近の床板や根太はすぐに危険なレベルではありませんが、床板と根太の接点に腐朽が見られました。
階段の根太材も1本交換という指示だったのですが、実際には3本ダメで、偶々持っていたビリアン(ウリン)材の90角を現場で挽き割って3本交換しました。
ソフトウッドのデッキ材が数年しか持たずに張替え。
というのは、いろんな人が書いていますので、多くの人はそういう認識でいるのだと思いますが、ハードウッドでも10年以下でダメになっている現場を散見します。
その原因は、ハードウッドだと腐らないからいい加減な設計・施工をしても大丈夫だという誤った認識から来ていることが多いので、耐久性アップのポイントの順番は樹種選択が一番ではないと言うことを感じます。
このお宅では、勝手口と階段が一直線にありますので、その部分が一番よく歩く導線になっています。
腐ったウッドデッキを見ると、樹種を問わず、一番よく歩く階段やその周辺の床板のビスが抜けて、水が溜まって腐朽した。 というケースが結構あります。
今回はその典型みたいな施工例で、構造面でもう少し考慮していれば、もっと長持ちしたのになあ。
っていう案件でした。
全2回の針葉樹の補修現場と違って、今回は一番拙い部分に少し目をつぶって補修しましたので、数年先にもう一度再補修のご依頼が来るものと思っています。
ウッドデッキネットでいろんなハードウッドをご紹介していますが、性能はピンキリです。 「硬くて重いから腐らない」というのは誤った認識で、そこをきちんと説明しているサイトや、施工会社は残念ながら私は一度も見たことが無いのです。
木材劣化診断士の資格者がきちんと診断・アドバイスをいたします。
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