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2020年11月2日
みなさん こんにちは。 アイアンウッドです。
8月21日に現地調査。
その後見積もり提示をして、8月25日にご注文を頂きました。
ヒノキの防腐加工材は、ご注文後に製材・防腐加工をします。 また事前に会社で塗装をしてから現場に行きますので、概ね一か月先に施工をするというお約束をしていました。
施工に行ったのは、10月2日(金)・3日(土)
初日は、午後から解体と搬入をしました。
張り替える部分のウエスタンレッドシダーの床板を外して、下地が痛んでいる部分があれば、取り換えたり、補強をする算段で現場に向かいました。
植栽付近です。 この写真の手前の三角の部分が特別痛んでいたのですが、それ以外は思ったよりも健在。
とりあえず、予想や、事前の診断より腐朽が進んでいなかったことにホッとしました。
ここは床板だけでなく、根太も腐っていて、踏み抜きそうな感じなのですが、根太が完全にダメになっていたのはこの1本だけでした。
床板も完全に腐っていたのは、この場所だけでしたので、全体的には13年経過をしているウエスタンレッドシダーのウッドデッキとしては、とてもいい状態でした。
ならばなぜ点検口が痛んでいたのか不思議に思ったのですが、取り払ってみてその秘密はすぐに分かりました。
この部分の奥の方に点検口があって、水抜き穴があります。
落ち葉が溜まっていて、この部分は常にジメジメしていたのではないかと推測をされます。
上の写真も同じで、三角の狭いところに水抜き穴があるのですが、それがふさがっていたのではないかと思われます。
それと点検口の下地は、根太にビス止めをしていましたが、細くて短いビスを使っていました。(階段も同じで、横打のビスだけで持たす構造にも関わらず、細く短いビスを使っていたのがダメな理由でした)
環境面と構造面の複合要因で、点検口が他の部分より早く腐朽したことが良く分かりました。
こういう風に、事前の診断で見えない部分も含めてある程度予測をして、現場作業に必要なと思われるものを持ち込んで補修をします。
今回は、予想より大きく痛んでいる部分はなくて、予定通りの作業を翌日することにしたのです。
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2020年11月1日
みなさん こんにちは。 アイアンウッドです。
前回木材劣化診断士としてアドバイスをすると書きましたが、診断は2段階になります。
1次診断は、目視が中心で、触ったり突き刺したりとそんなに大げさな検査をするわけではありません。
2時診断になると、専門の機械を使ってデータを出します。 それで目では見えない木材内部の不朽の程度を推測できます。
大規模な案件だと、2次診断をして、調査書を提出しますが、個人邸の場合は、そこまで手を掛けることはありません。
一目でダメと言える件なら調査にもいかないのですが、今回の案件(13年経過のウエスタンレッドシダー)は一見綺麗に見えましたので、実際に伺って判断をすることにしたのです。
前回お見せした写真のうち、家側はどうなっているのでしょうか?
写真右側と上の方で一部床板のビスが緩んでいて、歩くとフワフワする部分がありました。
点検口が痛んでいましたので、その周辺の床板を取り外してみました
点検口及び下地はダメでしたが、後は床板・根太とも健在。 これならこの付近は最小限の補修をすることで、十分ではないかと判断しました。
建物付近は、健在なものが大半と見ましたので、取り外すことはせずに目視で判断をしました。
問題は反対側
痛んだデッキのお約束ともいうべき、植栽があります
この付近の材を外してみました
案の定。床板はぐずぐずになっていました。
が・・・
写真の上の方に比べると、下の方はまだしっかりしていますので、デッキ全体に腐朽菌が回っているということはないという判断もできました
階段は、写真では綺麗ですが、歩くと完全に危険な状態であることが分かりました。
これは側板から床板に向かってビス打ちをしているのですが、ビス穴が緩んで今にも抜け落ちそうな感じ。
階段は作り替えをすべきだと感じました
写真をうまく取りそびれましたが、この場所でも点検口はダメでした。
後日補修をしながら感じたことですが、階段と点検口は構造的な問題。 植栽付近は、環境的な問題。
樹種の寿命ももちろんあるのですが、今回の案件だとまだ寿命が来ているという感じはしませんでした。
この付近の床板はまだ健在なものが多かったのですが、この付近は一番よく歩く場所でもあることから、全面取替をすることにしました。
こんな感じで、植栽付近から東側は全面取替。
点検口は、一部取替。一部補強をしたうえで再利用。
床板が余れば、建物付近の取替ということで、ご注文を頂くことになりました。
新設する材は、ウエスタンレッドシダーでもよかったのですが、防腐加工をしたヒノキの方がより望ましいという提案をして、床板は必要枚数。下地は万一のことを考えて診断したよりも少し余分目に用意をして、現場作業に行くことにしたのです。
2020年10月30日
みなさん こんにちは。 アイアンウッドです。
前回大工さんとは別れましたが、まだ多少大工仕事と仕上げ塗装が残っているのです。
手すりにオーナーの想いが込められていました。
ややこしい形状ですが、SPFの1×6を割り返してこの形状にしています
縦の波型は、ジグソーでカットしてサンダー掛け。
横はSPF1x6の丸太と、半割を交互に並べています
なので、現場でこういったものは工具さえあれば、作ることは可能です。
これを見ると、前回の写真は完成写真ではなくて、現場施工写真に過ぎないことが分かります
テーブルとベンチは既存で、ハードウッド(イペかな?)
まだ庭師さんの最終作業が残っていますが、2020年8月26日水曜日 午後5時15分。無事工事完了。
まだぎらつく夕陽に向かって帰路に就いたのです。
2020年10月29日
みなさん こんにちは。 アイアンウッドです。
ジャングルがすっきりした後は仕事がはかどります
SPFのウッドデッキなんて施工は楽勝!!!!!
っていったい誰が言ったんですか???????
写真では全然伝わらないのですが、メッチャ大変な作業をしていました
というのも、SPFはカナダで人工乾燥を掛けています。 それに高圧をかけて、防腐薬剤を加圧注入するのですが、再乾燥の過程で反り・ねじれが発生します
特に今回の工事は真夏でしたので、急激に乾燥するために、より反り・ねじれが大きくなって、矯正するのが大変だったんです
といっても、張り上がればこの通り、私の苦労話なんて関係なく美しく仕上がっています
いやあいい仕事をしたなあ。
って大工さんとはここで分かれたのですが、実はまだあと一仕事残っています。
この日は8月16日日曜日
オーナーとの約束で最後の仕上げは水曜限定。 もう一度ここまで来なくっちゃいけないんですよね。
家から4時間かかるんですよね。
って愚痴っても、請けた以上最後までやりきらなくっちゃ!!
2020年10月28日
みなさん こんにちは。 アイアンウッドです
ジャングルを見て途方に暮れるわけにも行かず、とにかく解体を進めました
4人でほぼ丸一日掛かって、解体は無事終了しました
次の日は、根太組み
庭師さんに相談しながら、残す木と取り払う木を仕分けてドンドン束柱を立てていきます
今回は、私には非常に珍しいことなのですが、SPF防腐加工材で再度デッキを組みました。
束柱は、米ツガ土台90角
大引きは、SPF防腐加工 2×6
根太は、SPF防腐加工 2×4
床板・幕板は、SPF防腐加工2×6
木材にはシェーナステインのウォルナット色を塗装しています
高さがマチマチで、変形なことを考えなければ、ごく普通の木取りをしています
一番上の写真と同じアングルがこちら。
上から見ると、普通のウッドデッキなのはご愛敬。
普通の場所が結構広かったのは施工上とてもありがたかったです
既存デッキは、最初の情報通り地中に柱を埋めていました
それが腐朽した時に非常に困ることになっていましたので、新設デッキは全てコンクリート平板を敷いて土に埋める仕様は取りやめました
これで、5年後の安心感が大きく違ってくることかと思っています
2020年10月19日
みなさん こんにちは。 アイアンウッドです。
7月は、毎週末神戸で思いっきりアクロバットなビリアン(ウリン)のウッドデッキと格闘をしていましたが、8月は和歌山県有田郡でちょっとアクロバットなSPF(防腐加工)のウッドデッキ工事をしていました。
有名なお菓子屋さんで、ひっきりなしにお客様が来ます。
工事は曜日関係なく作業できたのですが、搬入と、塗装は水曜指定。
ということで、8月5日水曜日に、搬入と解体をするために乗り込んだのです。
その前に事前準備のことを書いておきます。
前に書きましたが、基本的に事前の調査はせずに、工事は一発勝負で行っています。
ちなみに今年の現場で、見積もり前に事前調査をしたのは、春の道後温泉と梅雨時の神戸でどちらも、アクロバット体験ができる超お勧め案件。
そして、現在準備中の高松市のウルトラアクロバットなイペのデッキ(これは公開できるのが来年の春になりそうです)
のわずか3件だけ。
私の場合、香川県坂出市から高速道路を使って、3時間くらいのところ(四国内はもちろん、西は広島、東は大阪と言いたいですが、今回紹介している和歌山県が限界です)は施工に行きますが、事前の調査はお客様にご協力をしてもらわないと、見積もりや事前の準備ができないことをご理解願います。
今回もメール・電話を駆使して、お客様に必要な写真を頂いたり、寸法を測ってもらったりして見積もり・契約・材の手配という流れにしています。
既存のデッキの改修ということで、頂いた写真は・・・
何これ?
ジャングルやんか??
ジャングルの中にわずかに木が見えるのがウッドデッキやな!!
これが正面からみたアングルで、先ほどのジャングルは右側になります。
お店と道路に結構段差があることがお分かりいただけるかと思います。
これだと、平面だけでなくて、立面もかなり重要。
高さは概ね1.5mありました
高さはそれでいいのですが、あれ?
足元に束石らしきものが見えませんね??
柱が埋まっているということでしたが、「まさかそんな施工していないやろ?」って笑いながら現場に行ったのです・・・
2020年10月18日
みなさん こんにちは。 アイアンウッドです。
8月2日に前回ご紹介した神戸のアクロバットなビリアン(ウリン)デッキを完成した後、もう一つほんのちょっとアクロバットな和歌山県有田郡のSPFデッキに取り掛かっているのですが、その合間で今日ご紹介する神戸市の両サイドに階段があるビリアン(ウリン)デッキを組んできました。
8月5日に和歌山の既存のデッキを解体して、8月8日には神戸でウッドデッキ工事。
なんと1週間で3回も明石海峡大橋を渡っていたのです。
8月2日だけ同乗者がいましたが、あとの2回は私一人で走りましたので、作業も大変ですが、道中も大変なのです。
先週までのアクロバットな工事を思うと、平坦なというだけでホッとします。
まずは束石を据えるのですが、今回は緩い階段を作るために、束石を高くすることができませんので、コンクリート平板を使いました。
平板を敷いて、高耐食鋼製束を施工したところで、10時の休憩。
その後私と大工さんの3人でどんどん作業を進めますが、緩い2段の階段が残ってしまいました。
ここまで作業をしてこの日は現場を後にします。
部材の選択はいつも通り。
床板・幕板 20×105
根太・大引き 45×70
束 90×90
内部の束は高耐食鋼製束
8月9日は和歌山県の工事を半日私も手伝って、私と大工さんは別れました。
午後3時神戸の最終工事開始。 1時間半ほどで、無事完了しました。
ウッドデッキが庭を分断しますので、緩い階段で上がって反対側も緩い階段で降りるという構造です。
この作業の流れはとてもよかったです。 というのも、ここを17時半にでて、家に着いたのが19時半。
これくらいなら翌日に疲れが残りません。
和歌山だともう2時間かかりますので、同じ時間に現場を出たら21時半。 この時間はいつもならもう夢を見ている頃。
次の日が辛いんですよね。
2020年10月17日
みなさんこんにちは。 アイアンウッドです。
神戸のアクロバットなビリアン(ウリン)デッキの最終回です。
7月に掛かった仕事は7月でかたを付けたかったのですが、7月の最終週は毎日雨。
8月2日に最後の勝負に出かけました。
前回ここまで作業をしていました。 お昼休み明けに雨に打たれてしまいましたが、もし夕方まで作業をしていれば、最終日は私一人でも作業できるくらいまではできていたのですが・・・
最終日に夕方まで作業予定を入れると、必ずと言っていいくらいほんの少し時間が足りなくなります。
安全をみて、これだけの作業に4人投入して万全を期しました。
午前中でやりきるぞーーー!!!!
と意気込みましたが、やっぱりほんの少し残って、作業完了は14時。
長々と工事をしましたが、無事完了。
これで玄関のアプローチも安心して歩くことができるようになりました
前は物置がありましたが、取っ払って手すりに変更しました。
少し広くなって、玄関回りもすっきりしました。
このアプローチを抜けると目の前に明石大橋が見えます。
梅雨明け直後の強い日差しの中2時間ほど走って家路に着くとしましょうか。
いい仕事を終えて、いい天気の日に帰るときは気分も良いものです。
中々これくらアクロバットなシチュエーションは無いかと思いますが、私に不可能の文字は無い。 くらいの勢いでなんとかいいもの作りますよ。
2020年10月14日
皆さんこんにちは。 アイアンウッドです。
神戸の崖地のウリンウッドデッキ工事は、1泊2日で3回作戦を立てました。
が・・・
今年の7月は長雨だったんですよね。 これまでの2週間が雨に打たれなかったのが不思議というべきか、それである面舐めていたのかもしれません。
今回は、さすがにそううまくいかなかったのですが・・・
7月23日の朝一番の写真をもう一度ご覧ください
束・柱は70角。根太大引きは45×70。床板は20×105で、特別いつもと違った仕様にはしておりません。
別アングルで見るとこんな感じ。
私が立っている場所が道路なのですが、2建ての住宅の屋根とほぼ同じ高さ。 どれだけ勾配がきつい崖地であるかお分かりいただけるでしょうか?
作業を進めないといけませんが、通路も確保しないといけないので、こういったややこしい場所は後回しにして、どんどん進められるところを優先して作業をしました。
7月14日、朝10時。 この部分の施工が終われば完了です。
奥の方と違って、普通に体が立つ高さですし、横向きのカーブもありませんので、ここまで進めば後は楽勝!!!!
のはずだったのですが・・・・
南から暗雲が立ち込めてきて、お昼休みには本ぶりの雨。
もう半日あれば、ほぼほぼ終わっていたのですが、ここまで作業をして、午後2時に現場を後にしたのです。
2020年10月13日
皆さん こんにちは。 アイアンウッドです。
請けた仕事はやり遂げないと!!
って言っても、さて何からどう手を付けるべきか?
悩んでも始まりません。
短期間で勝負をつけるのには無理がありますので、1泊2日を3回に分けて作業をすることにしました。
初回は7月18-19日。
解体しながら、玄関の出入りも考えないといけないのですが、1日だけは通行不可能になることをご了承してもらって玄関前を解体しました。
下から見上げてみましたが、これでどうやってウッドデッキを組めっていうの???
という感じが伝わりますでしょうか?
5尺の脚立を置いていますが、この高さじゃ玄関に入ることすらできません
とにかく、基準になる高さを決めないと仕事が始まりませんので、擁壁に墨を打って、施工スタートです
家の反対側にウッドデッキがあって、こちらはのんびりしているんですよね
景色はいいし、天気もいいし。 一休みしたら、また崖に戻って仕事をしますか!!
1日目は大きめのトラックにビリアン(ウリン)材を山積みしていましたが、そのトラックは日帰りですので、後の段取りを考えながら通路に降ろしました。
2日目の朝は前回ご紹介したウッドデッキの仕舞をして、10時過ぎにこちらの現場に入ったのですが、二人で必死に頑張っていたので、写真を撮りそびれました
翌週の朝一番に撮った写真をご覧ください。
とにかく、玄関を使えるようにしないと帰ることができませんので、必死でここまで作業をして、帰路についたのです。
商品ページよりご希望の商品をカゴに入れて、購入手続きに進んでください。
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