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2020年1月14日
みなさん こんにちは。 アイアンウッドです。
木塀の補助という書き方をしていますが、ウッドデッキも補助対象になっていました。
香川県三豊市で2019年9月に施工したお宅です。
床板・手すり笠木・横板は、ビリアン(ウリン)材。
束柱・根太大引きは桧防腐加工材です。
ビリアン(ウリン)に関しては、仕上げ材で塗装(JASS18 M-307 適合品)をすることが採択の条件となっていましたので、全てサドリンクラシック・ウォルナット色を塗装しています。
手すりの部分をアップにしました。
見えている場所で、柱だけがヒノキで後はビリアン(ウリン)です。
違う樹種を混ぜても、そんなに違和感は感じませんので、この仕様・補助金とは関係なく使えるのではないかと思います。
施工した9月は残暑というよりも盛夏。
少しでも暑さを和らげるために日よけを作って施工をしていました。
束は桧防腐加工材で90角、根太大引きは45×90。
いつもと同じ断面部材で下地を組んだのですが、補助金仕様の味噌はこれを少し変えることにあるのですが、その話は次回にさせてください。
2020年1月10日
みなさん こんにちは アイアンウッドです
木塀の補助金を使うには木材の耐久性規定がいろいろあります。
加圧注入材を使う場合は、地際部分にはK4相当・その他はK3相当。これは工業規格なので、きちんとした注入をして、きちんとした証明書をつけることで何の問題もなくクリアできます。
今回の補助では樹種の規定はないのですが、K4相当の加圧注入をするためには木材の性能が問題になります。杉あるいは桧の乾燥材だと大丈夫ですが、SPFや米松だとダメです。 そういった点は当社のような防腐加工会社の専門分野になります。
ハードウッドやウエスタンレッドシダー等普段無処理で外部に使っている木材の扱いが厄介で、いろいろ議論が尽くされたのですが、最終的にそれらを地際部分に使うことや、その他の場所でも無処理では認められませんでした。
その他の場所に使う場合は、加圧注入や表面処理等の防腐工場での亡父加工をするか、現場で木材保護塗装をすることが条件となっています。
塗装の基準として、使用する塗料はJASS18 M-307 適合品であることが求められました。
それを踏まえたハードウッドを使った香川県高松市のウッドフェンスの施工例がこちらです。
柱はアルミを使用することで、木材の耐久性要件が外れます。
笠木と横板は、ビリアン(ウリン)材。
ビリアン(ウリン)材には、サドリンクラシック(JASS18 M-307 適合品)・チーク色を塗装。
穴掘りをして、モルタルで固めますが、前回のお宅と違って作業スペースが十分ありますので、施工しやすかったです。
一部はコンクリートの擁壁の上にフェンスをしています。
コア抜きをするのですが、これは高価な機械が必要になります。 機械を持っている業者に頼むこともあれば、建設機械のリース会社で借りることもあります。
いずれにしてもDIYだとちょっと敷居が高い仕事かと思います。
2019年10月25日
みなさんこんにちは。 アイアンウッドです。
すっかり秋めいてきましたが、先日ご紹介していた現場の完成状態をお見せしていませんでした。
時間を真夏に巻き戻してご案内をいたします。
それにシェーナステインのウォルナット色を塗装しています。
今度は国道沿いで、フェンスがメインの写真を撮ることができました。
奥の工事の時に困ったことが起きましたので、柱の立て方を変更しています。
奥の工事の時は穴を掘って柱を埋め込みました。
土の部分は快調に穴が掘れたのですが、アスファルトの部分でかなり難工事になりました。
というのも、アスファルトが2重に敷かれていてサンダーでアスファルトをカットすることができなかったこと。
国道近くは、更にその下にコンクリートもあって、1本の柱用の穴を掘るのに1時間近く要したのです。
前回は困った場所が数本でしたので、頑張りましたが、今回は50本。
時間的にも体力的にも気力的にも途方もない作業になりますので、穴を掘るのは断念して、土台敷きに変更したのです。
これだと大きく深い穴を掘ることはありません。
コア抜きして、セメントを詰め込んで、ボルトをねじ込むだけ。
こんな風に書くと簡単なことですが、50本もコアを抜いた経験がありません。
大体1か所15分くらいかかりますので、予想作業時間は1日半。
うーん。これも気力が続きそうにないな・・・
初めて、コア抜きのプロに作業を依頼しました。
舗装工事をしている業者さんに依頼をしたら・・・
そうか。 機械は普段使っているのと同じだけど、移動が容易なように工夫をしているんですね。
このやり方だと、それぞれの箇所での事前準備は0分。普段のやり方だと事前準備だけで5分くらいかかりますので、作業効率がまるで違います。
10時に現場に来て、お昼休み前に帰って行きましたので、50本のコア抜きがわずか1時間半。
1本平均 2分。
いやはやプロの仕事に脱帽です。
今回の味噌は、柱のぐらつきをいかに抑えるか?
3mごとに控えを取ることで、とてもしっかりしたフェンスになっています。
何せ国道沿いのフェンスですから、ちょっとやそっとの風で倒すわけにはいきません。
これまでの経験上、風速30mは問題ありません。 まだ風速50mは経験したことが無いので、想定外のことも起こるかもしれませんが、去年大阪で大被害があった台風の時に直撃した場所にフェンスを立てています(8年経過)が、無事でした。それよりは遥かに横風を受けにくい構造ですので、風速50mでも大丈夫だと思っているのですけど。
国道193号沿い。 高松空港の誘導灯から南に4kmのところで、緩いカーブになっていますので、高松市方面・美馬市方面のどちらから来てもすぐにわかります。
できれば、経年変化を皆さんにお見せしたいと思ってますので、お近くの方は是非実物をご覧ください。
2019年9月4日
みなさんこんにちは。 アイアンウッドです。
秋の長雨で大きな被害が出たことが過去有ったのでしょうか? 想定外の天候で、被害に遭われた方には心よりお見舞いを申し上げます。
香川県では、ようやく晴れ間が見えました。というような生易しいものじゃなくて長雨の後で日差しの強さが尋常ではありません。 現場の下準備をしているのですが、熱中症どころか干からびそうになりながら作業をしています。
さて、2回にわたってご紹介した現場の完成写真です。
なにこれ?
ウッドフェンスって一体どこにあるの???
太陽光発電の架台の奥になにやらこげ茶のものが見えますでしょうか?
左の方を少しズームアップしてみます。
これならお分かり頂けるでしょうか?
1mごとに柱を立てていますので、これで約20本(20m)分。
上の写真が全景で、概ね50m。 普段しているフェンスとは、ちょっと長さが違いますので、全景写真を取ってもかえってピンとこないんですよね。
右の方はこんな感じ。
奥の道路が高くなっていますので、こんな感じにまとめました。
高さ1.5mの横張りウッドフェンス。
柱・・・桧防腐加工105角(地中埋め込み、セメントで固定)
笠木・・・桧防腐加工45×120
横板・・・桧防腐加工18×90
木材は、全て加圧注入後、木材保護塗料(シェーナステイン)2回塗り。
加圧注入の性能は、地際部分(柱)K4相当、それ以外はK3相当。
これが、今回の補助事業の求める木材の耐朽性能になります。
今後の経年変化も紹介したいところですが、私の年齢が56歳。 どう頑張っても数年先までしか紹介できそうにありません。 数年程度で駄目になるようなやわな仕様では有りませんので、誰かに今後引き継げれば、10年先とか20年先の状況もお見せしたいのですけど・・・
香川県や徳島県の方なら、実物をご覧いただけます。
現場は、国道193号沿い。 高松方面から南下した場合、空港の誘導路を越えて4km走ったところです。
来週2期工事で、道路側の施工も予定しています。
2019年8月29日
みなさんこんにちは。 アイアンウッドです。
先週・今週とまさかの長雨。 リアルタイムでは、現場の段取りが出来ずにイライラする日を送っているのですが、この現場を施工していたお盆休み前は、カンカン照り。 暑さとの戦いだったのです。
前回紹介した穴掘り機械の効果は絶大でした。
何せ、今回は柱を50本前後立てないといけない大工事。 普段の数本(せいぜい最大10本)の仕事とは何もかもが異なります。
こんな感じで綺麗に空いた穴に、シェーナステインを塗装した105角の桧防腐加工材を突っ込んでいきます。
段差になっている部分もあって、簡単に作業が出来たわけではないのですが、それでも50本の柱を何とか立て終えて、生コン車を呼びました。
コンクリートもいつもなら手練りをしているのですが、生コンはとってもラクチン。
って一体誰が言ったの????
1時に生コン車が来たのですが、それからの2時間はとても大変でした。
いやはや、慣れないことをするんじゃない。
っていつも口癖のようになっているんですが不慣れなことにチャレンジするのが私のポリシー。 また違う現場で不慣れな仕事をするんでしょうね。
2019年8月17日
みなさん こんにちは。 アイアンウッドです。
4月24日に始まった外構の支援事業の施工が7月末から始まりました。
年内完工がリミットですので、これから5か月間 せっかく取った権利をふいにしないように、施工を頑張らないといけません。
うーん。 これを見ても、通常商品との違いが分かりませんね・・・・・
通常商品も良い材を作っているのですが、補助金仕様は、いつもとは違ったこだわりをもって、対応をしています。
まず、材の品質ですが、この材はBグレードなのです。
何がBなのか? は様々な要因があって、一概に言えないのですが、結構多いのは、丸みと割れ。
割れは皆さん嫌いますが、耐朽性アップという観点だと、割れた部分に薬剤がよく染み込みますので、いい感じに割れているのは、却ってプラスに考えてもいいと私は思っています。
丸みは、フェンスの柱に美しさをどこまで求めるかということになるかと思いますし、末も元も丸いのは滅多にありませんので、使う方向を考えたらそう大きな問題なるとも思えないのですけど・・・
逆にAとそん色ないと言うべきか、Aより上だよ。という点は、乾燥程度と、反り・ねじれ。
ガンガンに乾かしたKD材で、3mもので反りは1mmあるかどうかというくらい素晴らしい精度です。
これが住宅の柱として検品すると、やっぱりB材なのですが、フェンス用だと美味しいB材なのです。
防腐加工も通常のK3相当ではなくて、K4相当。
公共事業向けの特殊な加工で、滅多にやらない加工なのです。
3mの材を2mと1mに切り分けた小口。 ふつうこんな内部まで防腐薬剤が浸潤していることはありません。
防腐加工をして2週間近く経過していますが、切れば水分が吹き出ますし、何せ重い。
54本が、1BLなのですが、重量計の付いているフォークリフトですくったところ1400kgありました。 比重計算をしたら0.76。 桧の気乾比重が 0.4程度ですので、90%も重くなっているのです。 全部が薬剤ではありませんが、どれだけ薬剤が詰まっているんだよ!! て言いたいくらいの重さになっていて、材を手運びするのが大変なこと。
ただ、滅多にK4相当の注入をしないのは理由があります。
あまりにも高圧を掛けますので、材が変形するのです。(膨れて寸法が変わりますが、単純に膨れるだけで無くて、多少ひし形になる材もあります)
自分で施工するのに変形は何の問題も無いのですが、材売りだとクレームになるような変形の仕方をしますので、やっぱりこれは今回限り。 補助金仕様というべき桧防腐加工材なのです。
今回の現場で柱は50本も埋めなければいけません。 ちょっと手掘り出来る量ではありませんので、補助金対策のために設備投資もしました。(普段だと多くても10本くらいですので・・・)
これがあれば、穴掘りは楽勝!!!!!!
って言いたいところですが、コンクリートやアスファルトには歯が立ちませんので、使えない場所も有るんですけどね。
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