HOME › ウッドデッキのある風景 › 四国地方施工例
2020年4月12日
みなさんこんにちは。 アイアンウッドです。
無事搬入が終わりましたので、続きの施工を進めます。
手順が決まると、仕事はスムーズに進みます。
1日で残りの柱と大引き組は順調に終わりました。
あれ???
右の方大引きが長くないですか???
この部分は、柱よりも外に約90cm張り出しています。
下から補強を入れて柱がぐらつかないようにしているのです。
なにせ、高さが4mありますので、下の補強はこれでもか!!と言うくらいに筋交いを入れています。
柱・大引きは、ヒノキ105角の防腐加工材にシェーナステイン・メイプル色塗装
床板・筋交いは、ヒノキ45×105の防腐加工材にシェーナステイン・メイプル色塗装
部材を共通化していることで、良材は化粧部分に。少し良くない材は下地に回すことができます。
これ、DIYでもよくやる手だと思います。 大きな物件でも、家庭のデッキでも基本になる考え方は同じなのです。
ここまでできれば、高さは関係なく普通のウッドデッキ。
床板張りも1日でほぼ完了。
このスピード感は、現場でお褒めをいただきました。
2020年4月8日
みなさん こんにちは。 アイアンウッドです。
4mの高さのところに作る展望デッキ。 請けたものの、搬入や最初の仕事の掛りを考えると胃が痛くなりますが、3月11日に搬入日が決まりました。
といっても、狭くて高低差があるところですから、ただ搬入をしただけではだめで、後の工程を考えながら搬入しておかないと大変なことになります。
全部で約10tのヒノキ防腐加工材。
数回に分けて手運びを覚悟していたのですが、クレーンを据えてくれることになりました。
ありがたい反面、全部一度に搬入しないとだめですので、手運び以上に最初の構想をきちんと練っておく必要があるんですよね。
資材の大半を下に降ろすと、現場作業ができませんので、上に7割方の資材を置くことにしました。
崖地で資材を置く場所は皆無ですので、事前に1tくらいの資材を手運びをして、クレーンで卸す場所をまず作りました。
土台までが4m。奥の柱や大引きは6mありますので、柱を立てたり、大引きを転がすのも大仕事。
ちなみに、ヒノキ105角の防腐加工材にシェーナステイン・メイプル色塗装。 4mの柱で30kg。 6mの柱は45kgあります。
4人掛りでなんとかここまで形にして、クレーンの搬入を待つことになりました。
約5tの木材を事前に組んだ大引きの上に置きましたが、このアングルで見ると苦労が伝わりませんね。
下から見るとこんな感じ。
こういう風にして、作業スペースを損なうことなく、無事に搬入を終えることができたのです。
ここまでできれば、最初に危惧していたことは十分クリアになりました。
さあ 明日から頑張るぞ!!!
2020年4月7日
みなさんこんにちは。 アイアンウッドです。
コロナウイルスが蔓延して、非常事態宣言が出たときに観光の話をするのもどうかと思うのですが、いつまででも自粛が続くわけではありません。
今は耐えて、ウイルスが去った後は、みんな晴れ晴れとして観光に出かけるかと思います。
そんなスポットを3月に作ってきました。
打ち合わせをした時の写真です。
右がホテルの飲食スペース。 左は山。 竹藪の向こうが道後温泉本館。ここから伝説のシラサギがよく見えるというコンセプトでのウッドッキ作りを依頼されました。
傾斜地にホテルが建っていますので、4mほど段差があります。
この高さをクリアしないといけないのと、ホテル工事完了後の仕事ですので、搬入が大変なのが目に見えています。
はてさてどうなることやら・・・
2020年2月13日
みなさんこんにちは。アイアンウッドです。
前回紹介したウッドフェンスは、昨年の11月に施工しました。
そちらに2月に訪問したのはなんで????
っていうことを書く前にお店のオーナーの想いを見てください>>>
お店の外にいろいろ木で書いた絵があるのですが、石と煉瓦と木がうまくマッチしていてとても楽しいお店です。
うーん。 私の写真じゃ雰囲気が全然伝わりませんね。
ここはプロにお任せするしかないかなあ????
この日は東京からわざわざ来ていただいたプロのライター兼カメラマンの方とお店にお邪魔しました。
取材のメインは、ウッドフェンスなのですが、せっかくなのでお店や料理もパチリ。
ランチタイムの一押しメニュー「蕎麦+オリーブ和牛のすきやき」
あかん。 坂出の素人カメラマンでは、風景に露出があっていて、料理のおいしさが伝わらない。
近々ライターさんが書いてくれたプロの記事がWebにアップされますので、それは今後のお楽しみということでご勘弁ください。
ここからが私の本業にかかわることなのですが・・・
玄関前にオーナーさんがDIY作ったベンチとか、物入の扉があります。
こういった風景は最初だけがきれいなのでしょうか?
そうなると、「木は腐るものだ」とか、「メンテナンスとか、再塗装とか面倒だ」という後ろ向きの話になるのですが、そうだと祖父の代の家屋は孫には引き継がれないのです。
こちらのオーナーさんの考え方だと、10年経っておじゃやましても、前向きな意見が聞けると思います。
経年変化できっといい味がでるに違いないのです。
2020年2月12日
みなさんこんにちは。 アイアンウッドです。
昨年の補助金のことをいろいろ書いていますが、今日からしばらくは先週(2月4日から7日)のことをいろいろご紹介します。
2月4日に香川県仲多度郡で昨年フェンスの施工をしたお店を訪問したところから話が始まります。
県道沿いに駐車場があって、お店はこの奥の数メートル下(屋根が県道よりもさらに下です)なのです。
このアングルが、県道側からのベストポジションなのですが、何を撮っているかさっぱり分かりませんね。
下からだとこんな感じ。
段差がよく分かるのと同時にフェンスもこの角度だと見栄えがします。
アルミの70角の柱を土に埋めて、高さ1.5mの横張りフェンス。
シェーナステインのウォルナットを3回塗装しています。
お店へのアプローチも木製の階段を作ってみました。
手すりのように見える部分は、フェンスの延長で、高さは1mですが、あとの仕様は駐車場と同一です。
踏板や、蹴込は、ビリアン(ウリン)に同じくシェーナステイン塗装。
周りの風景にとてもマッチしていて、お店に入るのに気持ちが高揚してきます。
階段の途中から見たお店はこんな感じなのですが、お店の話は次回までお待ちください。
2020年1月27日
みなさん こんにちは。 アイアンウッドです。
今回ご紹介する高知県高知市のウッドフェンスは、面白い工夫をしています。
土地が右に行くほど高くなっていて、途中で大きな段差をつけています。
これは、延長が長いフェンスだとどこでも問題になるのですが、水平をとるべきか否か?
緩い勾配の時な勾配なりに施工するケースが多いのですが、今回は基準になる擁壁が段差になっていましたので、それに合わせています
3段になっていますが、奥の方はフェンス自体の高さが高くなっていて・・・
高さ2m強の縦張りフェンス。
風通しを良くするようにまばらに板を張っています。
うーん。 せっかくこんな高さにしたんだから、目隠し重視にしたいところですよね
縦板を可動式にしたら、普段は目隠し重視・強風時には、風通し重視のフェンスになるじゃないでしょうか???
おー ナイスアイデア!!!
これお客様がDIYで施工していた部分の延長で、お客様の考案したものなのです。
何度か書きましたが、今回県外の仕事は、DIYをされている方のお手伝いというような仕事をしたケースが多いです。
プロと違って、面白い発想を皆さんされますので、こちらのほうがいい勉強をさせていただきました。
2020年1月24日
みなさん こんにちは。 アイアンウッドです。
今回ご紹介する香川県善通寺市のウッドフェンスの施工例は、私が納材しましたが、設計・施工は普段外構をしていない大工さん。
普段やっている仕事の違いで、こだわりがずいぶん違うんだな。 と感じたのですが・・・
杉防腐加工材で組んだ横張りのウッドフェンス。
4段積んだブロックの上に土台を敷いて柱を立てています。
このやり方は水平を取るのが容易ですので、施工はずいぶん楽ですし、見た目がとてもすっきりした感じに仕上がります。
前回も書きましたが、この施工方法の最大の欠点は横揺れに弱いこと。
控えが必須ですが、こちらではブロックに控えを添わせることで、強度を持たせつつできる限り邪魔にならない配置ができています。
横板を柱の内側に収めて、柱が見える収まりにしているのですが、大工さんの仕口として、溝を切って、横板を落とし込んでいます。
写真でうまく撮れませんでしたが、笠木に板金を回して、上からの雨水対策も施されています。
加工場でこういう風にプレカットをしてから現場に来ていました。 とても整理整頓ができていて、現場管理がしっかりしていることがうかがい知れます。
土台と柱の緊結方法は、ほぞを繰っています。
ここが普段内装を仕事としている人のこだわりなのですが、外装だとNG行為なのです。
NGの理由は2点あって、雨水がたまりますので、この部分が腐ること。 もう一つは、木が痩せたり暴れたりしますので、ほぞが緩んで柱がぐらぐらになること。
何回かこちらのブログで、耐朽性の4ポイントをご紹介していますが、私が2番目に重視している構造面で残念ながら大工さんのこだわりがマイナス評価になってしまうのです。
とはいえ、いい仕事をしていることにケチをつけるのはどうかと思いますので、今回のウッドフェンスも◎であることには変わりないのですけど。
2020年1月23日
みなさん こんにちは。 アイアンウッドです。
今回ご紹介をする香川県高松市のウッドフェンスは、親子で意見が違っていましたので、両方の意見をお聞きしながらいつもとは少し違う提案をしてみました
ヒノキ防腐加工材を使ったウッドフェンスで、高さは1m・3方向に施工しましたので、総延長は40mあります
お庭というよりも畑として利用している場所に施工をしたのですが、できる限り畑には浸食をしないように施工をするように。ということと、お父様には、木材は腐るという観念がありましたので、それを払拭していただけるような工夫をいくつかしてみました
こちらのブログやHPをご覧いただいている方に説明するときは、「きちんとした加圧注入」をしていることや、「K3・K4」の違いを話ししますが、「木は腐る」と思い込んでいる人にいくらこういった説明をしてもなかなか信用していただけません
実証して見せるのが一番ですが、それが実感できるのは10年先の話で、その頃には施工時に話をしたことなんて忘却の彼方。
報われない仕事をしているなあ。 と思いながらも、陰では一生懸命耐朽性を高めるような工夫をしつつ、一目で分かる部分にも工夫をしてみたのです
穴を掘ると、畑が狭くなりますので、10cm幅のコンクリートを打って、土台をアンカーで緊結しました。
これで、「第一関門のできる限り畑に浸食をしない」はクリアしました
土台をコンクリートに密着すると水が抜けにくくなり、腐りやすくなります。
基礎パッキンを挟むことで、土台を浮かしていますので、地際対策もばっちり。
ただし、これをしても補助金の規定では、地際から外れませんので、土台はK4相当の加圧注入をして、木材自体の耐朽性を高めめています。
建築金物を使って、柱を立てています。
これは施工性を考えて採用しているもので、今回の補助金の現場では大半同じ施工をしました。
建築金物はよく考えられていて、強度は抜群です。
ただ、この施工方法は横揺れにあまり強くありませんので、控えは必須となります。
いつもなら柱と同材を使って、土に埋めるのですが、今回は「木材は腐る」と思っている方への配慮として、メッキ鋼板の角パイプを使ってみました。
もう一つ、私からの提案として、この構造で一番に腐る部分「笠木」にはガルバリウムの板金を回してみました。
地際と笠木。 構造面でこういった工夫をすることで、10年先も安心してお使いいただけるウッドフェンスになっているのです。
ここまで書いて塗装のことに触れなかったことに気づいたでしょうか?
塗装は、あくまでも表面の保護です。
しかも再塗装が必須となります。
「木材は腐る」という人は、「再塗装をしたくない」という気持ちも強いですので、間違っても「毎年塗れば持ちますよ」とは言いません。
会社で2回塗って、現場で仕上げ塗り。 3回塗装をしたのですが、お客様は気づいていません。
報われない仕事をしたなぁ・・・
という時もあるのです。
2020年1月17日
皆さん こんにちは。 アイアンウッドです。
今回ご紹介するのは、香川県坂出市で施工した、桧防腐加工材を使って曲線の敷地の境界に立てたウッドフェンス。
ただ曲がっているだけでも大変なのですが、敷地より道路が高いところにあるので・・・
山沿いの畑(右に住宅が隣接)の周囲にウッドフェンスのご依頼がありました。
手前に見える白いコンクリートが、最近きれいになった道路で、ここからの視線を隠したいというご要望がありました。
目隠しというご要望の時に1.8mの高さを提案することが多いのですが、道路が畑より80cm高いところにありますので、1.8+0.8=2.6m。
小学生の低学年でもできる計算ですが、実際に立ててみると想像以上に大きなものになりました。
桧防腐加工材で、柱・笠木・横板を施工、シェーナステインのウォルナット色を塗装しています。
写真では大きさがぴんと来ないかと思いますが、控えが概ね私の背の高さになります。
敷地はこんな感じで直線ではありませんが、施工は直線でないと大変です。
両サイドと真ん中付近の柱の位置を決めて、糸を張ってできる限り境界に近いところに柱を立てましたが、場所によって40cmくらい敷地内に入っているところもあります。
前回と同じ話なのですが、このフェンスだけの工事だと補助金を使う面白みはありません。
「他にフェンスできるところはありませんか?」
ということで、奥のコンクリートの擁壁の上に追加でフェンスをすることになりました。
こっちは擁壁の上の施工であることと、思いっきりカーブしていますので、短い多角形で土台を敷いて、できる限り擁壁の形状に合わせたフェンスを作ってみました。
この形状を事前に図面に落とし込むことは非常に困難ですので、必要と思われる部材を持ち込んで、後は大工さんの知恵を借りながら形にしていきます。
こういった知恵を絞るのも楽しいものです。
2020年1月15日
みなさん こんにちは。 アイアンウッドです。
補助金の事務局が細かな規定を決めずに募集を開始したために、募集開始から1か月ほどいろいろ混乱をしていました。
前回ご紹介をしたお宅は、元々補助金とは無関係で、お客様がDIYをする予定だった図面を補助金の規定に合うように樹種の変更と塗装をしただけ。 いつもの施工をしただけだったのです。
今回ご紹介をする香川県坂出市のウッドデッキは、補助金の規定が固まってから申請をしたもので、いつもとは少々違う考え方をしています。
間口8m×奥行2.7mのシンプルで大きめのウッドデッキです。
床板はビリアン(ウリン)にサドリンクラシック・チーク色(JASS18 M-307 適合品)を塗装しています。
根太組には桧防腐加工材を使用。
あれ?ここまでだと前回ご案内したのと同じですね。
反対側から見てみましょうか。
幕板の一部が未塗装ですが、今回は一部ハーフビルド。 木工事はすべて当方でしましたが、塗装はお客様にしてもらいました。
材を先に納品して、お客様に塗装をしていただいてから組み立てたのですが、2枚不足をして、無塗装品を利用して組みましたので、完成時にこんな中途半端な状態になってしまいました。
当初は無塗装の予定だったのですが、6月4日の補助金事務局からの通達で、ビリアン(ウリン)材を使う場合は、塗装が必須となったために、塗装費用をお客様に追加計上をして、当方が塗装をするか、お客様が塗るかを選択していただきました。この方は、自分で塗装をすることを選択されましたので、こういった対応をしています。
これが補助金の味噌の一つ。 もう一つのポイントはこの2枚の写真では分かりにくいですので、こちらをご覧ください。
下地はすべて桧防腐加工材で120角を使用しました。
根太ピッチも家庭のウッドデッキとしては完全なオーバースペックになるくらい狭くしています。
補助金の規定が、木材の使用量に対して30万円/立米となっていました。
ビリアン(ウリン)なら、立米当たりの単価が30万円を超えていますが、桧防腐加工材なら下回ります。
なので、ビリアン(ウリン)は必要最小限、桧防腐加工材は少々オーバースペックになるくらいふんだんに。
いつもとは違う木取りを考えたわけです。
この現場ハードウッドを輸入している会社の人に見せましたが、とても感嘆されていました。
プロも唸らせる一工夫。 って私もプロなんですけど・・・
商品ページよりご希望の商品をカゴに入れて、購入手続きに進んでください。
頂いた情報を元に先ずはお見積もりを作成致します。
ご希望の商品の在庫確認・見積もり用に情報をご入力頂きますが、この時点では注文確定ではありませんのでご請求を行うこともありません。ご安心ください。
見積もり、納期についてはご入力いただいたメールへ返信いたします。
詳しい流れについてはこちらをご参照ください。
お支払いは各種クレジットカード、銀行振り込みにてお願いいたします。
一部商品に関しては、代金引換、現金引換もご選択いただけます。
手数料はお支払い方法・ご注文内容によって異なります。
詳しい内容はこちらをご確認ください。
木材の配送に関しては、路線便、混載便、チャーター(一部大手宅配)、船便配送をいたします。
ご依頼の内容により一番スムーズな配送方法を提案いたします。
送料や納期に関しては、個別にご案内をいたします。
詳しい内容はこちらをご確認ください。