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2019年3月19日
みなさん こんにちは。 アイアンウッドです。
1か月空けてしまいました。 その間南の島にも行っていたのですが、すっかり書きそびれてしまいましたね。
ウッドデッキネタは全くありませんでしたので、それは置いておいて今回と次回で、今まで書かなかったちょっとした塗装のコツをお知らせしようと思っています。
今回使用する塗料はキシラデコールのパリサンダー色。
入手しやすいだけでなく、とても塗りやすい塗料で、忙しいプロにはやっぱりキシラだと安心です。
油性の塗料は必ず「良く撹拌してお使いください」と書いていますので、こんな風に振っている人は多いかと思いますが・・・
これじゃあ全然駄目駄目ですよ
それならどうすればいいのでしょうか???
棒を突っ込んで、グルグルかき回します。
しばらくして棒を取り出してみると・・・
底に顔料が溜まっているのが良く分かります。
これがあるうちはまだ充分撹拌されていませんので、まだまだグルグルと、かき回します。
手ごたえが軽くなるまでひたすらグルグル。
キシラデコールだとそんなに時間がかかりませんが、シェーナステインだと結構大変な作業です。
でもこの作業を怠ると、最初は上澄みで色がつかず、最後は真っ黒。
そんな経験ありませんか?(私は最初そうでしたよ)
最初に手を抜かないことが成功への第一歩。
一生懸命グルグルかき回してから刷毛でさっと塗ります。
会社で1回塗って現場に向かいます。
2019年1月22日
みなさんこんにちは。 アイアンウッドです。
一年で一番寒い時期なのですが、少し肩すかしをくらうくらい穏やかな日が続きますね。
今週末に高知のイベントに行きますので、私は天気予報が気になるのですが、晴天の予報。陽気に誘われて多くの人がご来場を頂くことを期待しています。
さて、5年経過したビリアン(ウリン)の塗装の話を続けます。
穏やかな小春日和の朝8時から10時まで1回塗りをして、一旦現場を抜けました。
再び現場に帰ってきたのは、同日の午後3時。
新材だと、シェーナステイン(リーフグリーン色)は乾きませんので、こんなペースで2度塗りは出来ないのですが、5年経過したビリアン(ウリン)だと1回目の塗料はどんどん吸い込まれて表面には溜まりませんので、同日の2回塗りも可能です。
左が1回塗りで、右が2回塗り。
朝見た時はしっかり色が出ていたと思っていましたが、半日で色がここまで落ちていました。
やっぱり、最初の塗装では色は出ないというのが正解のようですね。
夕暮れ迫る午後4時40分。 なんとか2回目の塗装を終えて現場を後にします。
さすがに今回は塗膜が表面にも付いていますので、次回は少し養生してから。
1週間後の朝に伺う約束をして、帰路に着きました。
1週間後、3回目の塗装無事完了です。
写真じゃ2回目でしっかり色が付いているように見えますが、現場ではやはり仕上げ塗りをした後の方が遥かに綺麗になっていました。
「ハードウッドは無塗メンテナンスで使えます」というのも間違いではないのですが、「塗装をすることでより美しさを保てます」という一言は追加をしておく方がより親切というもの。
年末の作業でしたので、お客様は心新たに新年を迎えることが出来たかと思います。
こんな塗装だけの作業でもウッドデッキネットにお声を掛けてみてください。
2019年1月19日
みなさんこんにちは。 アイアンウッドです。
例年のことですが、年末の気忙しさが年が変わった途端急にノンビリします。
1月の前半はなんとなくお正月モードでしたが、いつまでもノンビリしている訳にもいきません。 そろそろ2019年の仕事にアクセルを踏もうと思っているところです。
香川県高松市のお客様から、ビリアン(ウリン)のウッドデッキを無塗装で施工して5年。見た目が悪くなってきたので、塗装をしてほしいという依頼がありました。
(私はこちらには、納品はしていましたが、施工はしていませんでした)
よく銀白化と言いますが、ビリアン(ウリン)は何となく黒っぽい色が残りつつ灰色になります。
近くで見るとこんな感じで、木が傷んでいるという感じは全くありません。
ただ幕板が少しおかしくなっていますね。
これはビスが細くて短いものを使っていたのが原因。(コーススレッドの45mmを使用していました)
どうしても上から踏む場所ですので、幕板は太くて少し長めのビスを使っておかないと数年でこういう風になりますし、ビスが緩むことがハードウッドといえども腐りを早める原因になります。
再塗装と一緒に幕板のビスは全部ウッドデッキビスの65mmに打ち変えました。
シェーナステインのリーフグリーン色を塗装します。
シェーナステインは、自社ブランドで、色もちも防腐性能も抜群にいいのですが、その防腐性能が施工性には大きなデメリットにもなっています。
成分が分離しやすく、底にいろんな成分が沈殿をしますので、こういう風に細い棒で念入りに拡販をしないとせっかくの良い成分をうまく使いきることができません。
充分撹拌ををすればこの通り。
以前ハードウッドで数年後に塗装をするときは最初の1回は発色しませんよ。って書きましたが、1回目からこれくらいちゃんと発色をします。
2005年だとまだいろいろ不慣れでしたので、今のようにきちんと撹拌せず塗装をしていた可能性があります。
きちんとした手順を踏むことで、本来の塗料の性能が発揮できるのだと感じたともに、今まで手抜きをしていたことを棚に上げて偉そうに話していたことをちょっぴり反省している次第です。
2018年12月28日
最後に今年最大の寒波が来ましたが、昨日まで年末らしからぬ穏やかな天候で、現場作業がはかどりました。
おかげで、年内の仕事は無事今日で終了。明日からはちょっと長めの冬休みになります。
フェンス3部作と書きながら、最後の現場(香川県高松市)を紹介していませんでした。
なにせ、今週は思いっきりバタバタ。大工さんの確保もままならず、事務仕事をほぼ放棄して現場に没頭していましたので、途中の写真を撮れていないのです。
できた物を見ても特別変わったところが無いウッドフェンスにしか見えませんね。
あの時と違うのは高さが低いので、アルミ柱を70角から50角に細くしたこと、笠木を付けたくらいです。
味噌は何でも裏にあるのです。
と言っても肝心な時の写真が撮れていません。
前回と大きく違うのは、よう壁を作る時に穴を先に空けておいてもらいました。
コア抜きだと深さに限界がありますが、これだと結構深い穴を空けることができますし、何と言ってもいきなり柱を立てることができますので、施工はとってもラクチン。
DIYをする人ならなおのこと特殊な工具が不要になりますので、よう壁を作る時にフェンスの柱のことはきちんと決めておいた方がいいですよ。
ってちょっとしたお得情報を入れながら来年もできる範囲で更新をしていこうと思っています。
日本は大寒波ですが、私は常夏の南の島に逃避をしてきます。
では。皆さま良い年をお迎えください。
2018年12月3日
みなさん こんにちは。 アイアンウッドです。
12月になったというのに、木枯らしは吹かないし、ひなたは気持ちいくらいで、作業には絶好の季節になっています。
今回の現場は会社から20分ほどの香川県丸亀市。近いので前回以上に事務所に居る時間を取ることができて、いい感じで仕事が進んでいます。
さて、土で引っ掛かっていては話が進みませんので、アルミの柱についてあれこれ書いておきます。
この間も書きましたが、後から柱を切る方が高さがキチンと取れます。
前回と違うのは、アルミ柱の頭に樹脂キャップではなく、木を打ちこんでいること。 これは後で説明します。
スギ尽くしと同じデザインなのですが、アルミの場合は、木と違って面合わせをすることができません。
75角の柱に、30×70の横桟をクイックビスでビス止めします。
完成したらこんな収まりになります。
この写真だと前回とそんなに違わないように思われるかも知れません。
横桟の部分をアップにするとこんな感じ。 これはこれで違和感はないのですが、プロとして仕事をしたという達成感に乏しく、私としてはちょっと寂しい収まりだと思っているのですが・・・
最初の写真にあった、柱に突っ込んだ木の目的がこちらの写真に写っています。
笠木を止める下地がいるのです。
鋼材に慣れている人だと、Lアングルで止めるのでしょうが、木工事派の私にとっては、この収まりがすっきりしていてとても好きです。
まあこういったのは、人それぞれですし、普段金属に慣れているか、木工に慣れているかで施工の仕方やこだわりが違って当然。 どちらが正解というものでもありませんね。
2018年12月2日
みなさん こんにちは。 アイアンウッドです。
ウッドフェンス3部作の第二弾は、前回と同じく、杉(防腐加工)のウッドフェンスとウッドデッキの施工なのですが・・・
フェンスの柱用の穴あけと並行して、ウッドデッキの下地を作っていきます。
ウッドデッキの材は前回と全く同じです。
束90角 、 根太45×90 、 床板 45×120 、幕板 30×120。
フェンスも同じと言いたいところですが、今回はアルミの柱なのです。
柱を立てたら、フェンスの方は放置をして、ウッドデッキの仕事をどんどん進めていきますが、その前に足元にちょっと注目してください。
木の柱の場合は、控え等をビス打ちしても後で目立たないのですが、アルミだと思いっきり目立ってしまいますので、こういう風にクランプを使用して、柱に傷をつけないようにします。
さて、この写真でおかしな点に気づきませんでしょうか???
私は生まれも育ちも香川県で、香川県の常識は全国の常識だと思っていたのに「えっ???それ違うの???」ってことがこの写真に写っています。
こちらが、兵庫県姫路市で穴掘りをした現場の写真。
土が全然違うんです。
このことを知ったのは、20年くらい前の高知県高知市の分譲地で、高知だと雨が多いので水はけを良くするために庭土には絶対に「まさ土」を使わない。 ということを聞いて驚いたのです。
香川県は、雨が非常に少ない県ですので、庭土はどこまで掘ってもきれいな「まさ土」で、石がゴロゴロしているお庭を生まれて初めて見て、今まで常識だと思っていたことが根底から覆されていたのです。
それ以来雨の多い地域には「まさ土」はNG。だと思っていたのですが・・・
3年前に香川県以上にため池の多い兵庫県姫路市のお宅で石だらけの庭土を見て、「もしかして私が常識だと思っていたことは、全国じゃ非常識だったのか???」って感じた次第なのです。
みなさんの家の庭土は、どっちなのでしょうか? いやもしかしたら、私の想像もできないようなタイプなんでしょうか???
2018年11月29日
みなさん こんにちは。 アイアンウッドです。
ウッドデッキの塗装を残したところで、初日の工事を終えました。
杉(防腐加工)で、床板は45×120・束は90角。 それにシェーナステインンのチーク色を1回塗りしたところです。
2回目の塗装をするとこうなりました。
1回塗りだと、防腐薬剤のグリーンがかなり勝っていましたが、2回塗れば概ね塗料の明るい茶色に発色をしました。
デッキはできましたが、フェンスの工事がこれから佳境を迎えます。
杉(防腐加工)材の90角の柱に45×90の横桟を取り付けて、18×90の縦板を張ります。
柱と横桟の面合わせをしているのが味噌で、とてもすっきりと仕上がります。
木だといろんな加工が現場で可能になりますので、こういった収まりもノープロブレム。
中からはこんな感じ。
90角の柱と横桟を面合わせしていますので、とてもすっきりした感じがします。
下地が組めれば、板張りは楽勝。
最後にシェーナステインを仕上げ塗りして完成。
2日間で、無事杉材のフェンスとデッキを組みあげることができました。
2018年11月28日
みなさん こんにちは。 アイアンウッドです。
月末から来月にかけて、3件のウッドフェンスの依頼を受けています。
最初の2件が、杉(防腐加工)で最後がイペ。 せっかくなので、フェンス3部作としてちょっとしたコツを紹介しようと思います。
朝も早よから穴掘りをして、杉(防腐加工)の90角の柱を埋めます。
柱はコンクリートが乾いてからは、直すことができなくなりますので、キチンと控え等を取ってぐらつきがないように柱を立てます。
足元でしっかりと通りを出さなければいけないのですが、これが案外大変で、穴を掘ってから糸を張るとたいてい少しずれています。
穴掘りは微調整との戦いでもあるのです。
柱は3時間もあれば作業完了。
今回は、ウッドデッキもありますので、柱の養生中にウッドデッキの下地を組みます。
杉(防腐加工)の90角を束に、45×90を根太にしますが、束はこういう風に切り欠きをして在来工法的な組み方をします。
ここで私は一旦会社に戻って、事務仕事。
近場(今回は会社から30分ほどの高松市西部)の場合は、たいていこんな感じで朝晩現場で昼は抜けています。
夕方現場に戻った時には、綺麗にウッドデッキが組み上がっていましたとさ。
会社で1回塗ってきていますので、仕上げは現場なのですが、それは明日の仕事に置いておきましょうかね。
2018年11月23日
みなさんこんにちは。 アイアンウッドです。
そんなの楽勝ですよ!!。
って言いながら、ちょっとしたことを知っているのとそうでないのとでは施工にかかる時間も仕上がりの美しさも大違いなんですよね。
横板を上から張るのと、下から張るのでまず根本的な考え方が違います。
今回は、割り付けを重視しましたので、全ての横板の高さに印を付けて下から張っていきました。
下から張る一番の利点は、一人でも施工できることです。
材の下にスペーサーを挟めば、一人作業ができます。
上から張る時は、クランプを使って固定をしないと一人作業はできません。
時間にすれば何倍も変わってきますし、材が動きやすいですから精度のいい仕事をするのも困難なのです。
ただ、複数で作業をする場合や、割り付けをそう重視しないときは、上から作業をした方が仕事が早いです。 そんなことを考えながらケースバイケースで張る順番を決めているのです。
ビスは、両サイドを1本だけ止めます。
なんで2本打たないのかって?
それが次の写真で明らかになるのです。
木材には必ず反りがあります。
イペだと木は素直で、今回の場合最大でも7mmくらいの反りでしたので上の写真(矯正前)でもそんなに違和感も無いように見えるかもしれませんね。
それでも矯正しておかないとプロの仕事には見えません。
こうやってくさびを打って矯正をするのですが、最初にビスを2本打ってしまうと両サイドは少々曲がった状態でビスが止まっていますので、材を矯正するとビスに横荷重が掛かってビスが弱くなってしまいます。
1本しか打たなかったことで、この時点ではまだフリーになっていますので、キチンと矯正ができて強度も保たれるというわけです。
ビス止めが完了してから、端の方をカットして長さを揃えます。(写真を撮りそびれました)
これも最初に切るとどうしても数ミリ凸凹が生じますので、張ってから切る方がとても綺麗に揃うのです。
最後に仕上げ塗り。 今回は、イペにキシラデコールパリサンダ色を塗装。
現場に来る前に2回塗っていて、仕上げ塗りで3回塗りです。
ハードウッドだと色が染み込みませんので、ソフトウッドよりも回数を多く塗らないと色がのりません。
この3回目の塗装が味噌で、来年以降の色もちを大きく左右するのです。
仕上げ塗りは施工完了後が基本です。
どうしても輸送中・施工中に傷をつけたりしますので、事前に何回塗っておいても現場でちょっと補修しただけでは綺麗になりません。
楽勝の横板張りもこんなことを考えながら作業しているのです。
2018年11月20日
みなさんこんにちは。アイアンウッドです。
ウッドフェンスを施工するのにあたって、一番気を使うのは柱をキチンと立てること。
これが簡単そうで実はとても大変なことです。
と書きながら、そのポイントをうまく写真では伝えることができないもどかしさも感じます。
初日はここまで仕上げて現場を後にしました。
観光している間に作業が進んだのと、私ともう一人で作業をしたために二人力を合わせる場面で写真を撮ることできません。 ちょっとしたコツは別の現場で撮ったものでご覧ください。
コア抜きをしたらこんな感じになります。
深さは20cm前後です。
アルミの柱をキチンと立てるためには、こういう風にくさびを打ち込んで微調整をします。
って言葉で書くと簡単なのですが、この微調整が仕上がりを大きく左右しますので、一番肝心な作業。
ここをいい加減にしたら、通りが出ない俗に言う「蛇みたい」な波打ったフェンスになってしまいます。
高さは最初に切ってもいいのですが、それだと数ミリ高さにずれが生じます。
プロは後から切るのですが、足場の不安定な場所での丸のこの作業は危険ですし、慣れないとかえって精度が出ません。
ましてややり直しのできない作業ですので、ここで失敗したら振り出しに戻る覚悟が要ります。
上部には樹脂製のキャップを取り付けて柱工事完了です。
アルミの柱の切断ですが、特に変わった工具は不要です。
今回のように本数が少ないときは、木材用の丸のこで切れますし、量が多いときは刃を鉄の切断用のものに変えればOK。
木材と違って金属は滑りますが、安定した場所で、安定した体勢でカットをすればそう難しいものでもありません。
ウッドデッキネットでは、カット納品もしていますので、切るのが不安な方は長さ指定をしてご注文ください。
商品ページよりご希望の商品をカゴに入れて、購入手続きに進んでください。
頂いた情報を元に先ずはお見積もりを作成致します。
ご希望の商品の在庫確認・見積もり用に情報をご入力頂きますが、この時点では注文確定ではありませんのでご請求を行うこともありません。ご安心ください。
見積もり、納期についてはご入力いただいたメールへ返信いたします。
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