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2022年6月7日
みなさん こんにちは。 アイアンウッドです。
これからは、公開頻度は減らしますが、中身をより充実させていきます。
本数が多くなると、見たい動画を探すのが難しくなりますので、こちらのブログを活用しながら、ピンポイントで見たい動画を検索できるようにしていきたいと思っています。
GWのDIY企画の初日に思い付きで始めた実験タイム。
HPで書いていたような、書いていなかったようなネタを、一発勝負で作業しながらしゃべりながら撮っています。
第一回目が、GWのDIY企画の第一弾、「ウッドデッキの下地を作ってみた」
4:09から実験タイム(チャプター設定をしていますので、この場所に簡単に飛ぶことができるようになっています)で、【ビスの実験・お金を取るか、安心を取るか】。
ソフトウッドのビス止めなんて簡単だと皆さん思ってませんか?。
コーススレッドなんてどこで買っても同じだと思っていませんか?。
果たして本当でしょうか???
って言うことをお見せしたかったのですが、ガチンコ一発勝負では思うようになりませんでしたが、後日思ったような結果が出たので、補足の動画も撮りました。
をご覧ください。
この時は何回ビスを打っても、まあ切れる切れる。 床板がスギ、根太がヒノキ。ソフトウッドで、これくらい簡単にビスがねじ切れるんです。
75mmのコーススレッドを打つのに、下穴をビスと同じくらいの深さまで空けておかないとダメなんて、本当にソフトウッドの施工なの???
って愚痴を言いながら、このビスを消化しました。
で、第二回が、GWのDIY企画の第二弾・「ウッドデッキの床板を張ってみた」
8:33 【実験タイム】下穴を空けずにビス打ちできるの???
これは、最初の企画に絡ませるつもりだったのですが、思ったように切れなかったので、「木材の割れ」に重きをおきました。
これもガチンコの一発勝負じゃ思ったようにはなっていませんが、言わんとしたいことはご理解いただけるかと思います。
ソフトウッドの施工は下穴を空けずに作業できる。
と本気で思っている人はどれほどいるか分かりませんが、樹種に関係なく、ビス打ちをする際に下穴を丁寧に空ける気持ちを持っているかどうかで、仕上がりの美しさはまるっきり変わります。
この2回が関連が濃いですので、その1はココでおいておきます。
2022年4月28日
みなさん こんにちは。 アイアンウッドです。
まだまだ取り貯めていますので、この先も継続して偶数日の20時に動画公開を続けます。
明日からゴールデンウィーク。 私の会社も5月5日までの7連休です。
今年は仕事を入れていないのと、出かける予定もなくて、DIY三昧になるのではないかと思うのですが、全国のDIYerの為にゴールデンウィークは施工のワンポイントアドバイスを動画で公開します。 (4月28日20時公開)
第一弾は、ビリアン(ウリン)材のウッドデッキ。
ハードウッドの中でも硬めの材ですので、ビリアン(ウリン)の施工方法をマスターしておけば、どんな木材でもどんとこい。という気持ちになれます
お気づきになった方もあるかと思いますが、数日前に全ての動画にチャプターを設定しました。
実は、今回の動画の編集時にチャプター設定したいなあ。と感じて、やってみると意外に簡単にできることが分かりましたので、公開済みの動画にも設定しています。
スマホでも簡単に見たいシーンに飛ばすことができますのでとっても便利です。
今回の動画は
【0:00 束の施工について(高さの決め方)】
ウッドデッキの施工で最初に躓くのが、高さの取り方ではないかと思います。
17年ほど前にウッドデッキの施工を初めてしたときにとっても苦労しました。
水盛りも試したことがあるのですが、そんなたいそうなことは不要で、どこを先に決めるのが大事なのかを間違わなければ、水糸と、水平器だけで高さの設定は可能です。
私は在来工法をしますので、切り欠き束を作って、大引きをきちんと受けるようにします。
切り欠き束の作り方も連休中に動画公開を予定しています。
【1:44 大矩を出す方法(三平方の定理の応用)】
高さも難しいですが、それ以上に難しいのが、建物に対してきちんと直交させること。
これも17年前に苦労しました。
いろんなジグも作ったことがあるのですが、基本は三平方の定理。
3mと4mの直角三角形なら、斜辺は5mになります。
これは長さに比例しますので、半分だと1.5mと2mで斜辺は2.5m
これできちんと建物に対して直交の場所を決めることができます。
【2:45 床板張りについて(簡易に矯正する方法)】
天然木材には反りがあります。という言い方は正しいような正しくないようなことで、再生木材にも反りがありますので、ウッドデッキ・ウッドフェンスを施工する場合、材の矯正は必須となります。
これまで公開した動画でも矯正に関することを何度も話をしていますので、いろんな動画を見て、矯正の仕方を覚えてください。(これ知らないと、デッキ材を見た瞬間・施工不可能という気分になりますよ)
【3:20 ビス止め(ビスの選定、下穴、スペーサー、クサビ)】
ハードウッドで大変な作業がカットとビス止めですが、ちょっとしたコツを知っておけば、そう難しい物でもありません。
連休明けになるかと思いますが、ビス留めに関していろいろ言いたいことがありますので、2~3回に分けて動画を作ろうと思っています。
取り急ぎ今回の動画と、斜面のスカイデッキの4:15~5:20を見比べてください。
今回の解説が、失敗しない例。
斜面のスカイデッキが、強いインパクトを使った場合に陥りがちな失敗例。
前者だと何回でもビスを打ったり抜いたりできますが、後者はビスを抜くことができないケースが多発します。
どちらでも施工直後は一緒なのですが、数年先にちょっとしたことが問題になることもあるのです。
【 11:24 床板を切り合わせ】
上級者向けかと思いますが、切り合わせはビス打ち完了後にしたほうが、施工が早くて、綺麗に仕上がります。
ただ、根太の通りがきちんと出ていることが大前提となりますので、最初の段階できちんと施工が出来ていないと、このやり方は実はできないのです。
そこまでは動画では触れていませんが、今回の現場はパーフェクトで、切り合わせがとてもスムーズにできています。
ハードウッドのカットのコツは、4月30日公開予定の準備編をご覧ください。
【11:56 完成】
間口4m・奥行1.8m。階段付きのビリアン(ウリン)材のウッドデッキ、午後3時前には完成しました。
前日下準備をしたことで、この日の作業にゆとりが生まれています。
1日で完工を目指すなら、当日の作業も大事ですが、準備が一番大事になります。(準備不足による失敗例も動画公開しています)
逆にDIYだと時間に追われることはありませんので、今日できることをやって、明日のことを考えれば良いかと思います。
【12:34 木の灰汁について(耐朽性が高い木材全て共通)】
ウッドデッキネットの初期から書いていることで、今だとみんな知っていることなのかもしれませんが、キッチンハイターを全国に広めたのは私です。
ただ多くの人が勘違いをしているのは、「ウリンは灰汁がでて、他の木はでない。」
そうではありません。
耐朽性の高い木材は、大なり小なり灰汁が出ます。
灰汁の成分は、酸性度が強いですから、アルカリの薬剤で消えます。
ただ即効性を求めないなら、放置しておけば自然に消えるんですけど・・・
これいつかどこかの現場で撮ったら公開します。
【 15:20 エンディング】
毎回話していますが、弊社の場合私とボーフ君が香川県坂出市。sleeper君が名古屋。にいます。
東京にも一人常駐しているのと、リーベが千葉ですので、関東地方は広範囲で対応可能です。
名古屋のスタッフが過去一番遠くまで行ったのは、北は青森県白神山地。南は沖縄県宮古島。
私は東京都神津島。
高速で2~3時間だけでも人口ベースだと恐らく7割方カバーしているかと思います。
で、まだ編集中なので多少前後するかと思いますが、ゴールデンウィーク中の公開予定を書いておきます。
4月28日【ビリアン(ウリン)材で、ウッドデッキ工事をした】
4月30日【ビリアン(ウリン)材の、ウッドデッキ工事の下準備をした(仮称)】
5月2日【ビリアン(ウリン)材の、角材を切ってみた(仮称)】
5月4日【ヒノキ材で素材の色を生かしたウッドフェンス工事をした】
5月6日【セランガンバツ材で、ウッドデッキ工事をした】
8日か10日までこういった施工ネタを続けるつもりにしています。
ゴールデンウィークは雨の年も多いのですが、DIYだと期限はありませんので、気長に作業をして、良い物を皆さん作ってください。
では、Youtubeのチャンネル登録・高評価もお願い致します。
香川県木田郡でウッドデッキ工事のことならウッドデッキネットへ
2022年4月6日
みなさんこんにちは。 アイアンウッドです。
この数日空気が変わりましたね。四国香川では今が桜満開。1年に一度しかない季節なので、できる限り桜を写し込もうといろんな場所で撮りだめしています。
まだ2月に撮った動画を公開していないのもあって、順番が後先になるかと思いますが、隔日公開を続けていますので、偶数日の20時にアイアンウッドチャンネルをチェックしてください。
3月23日に兵庫県西宮市で、「8年経過したウッドデッキの下地取り換え工事」を前後編に分けて公開しました。
木材を外部に使う場合、腐るのが当たり前と思っている人も多いかと思いますが、腐朽の速度を調整することは可能です。
早く腐るのは、単純に良い木を使わなかったとか、毎年塗らなかったとか言うことよりももっと大事な要素があります。
動画できちんとご案内できていませんので、今回のウッドデッキに関して腐朽の4要素の検証をいたします 。
①環境
動画で触れていますが、蟻害が見られました。
樹木があるそばは、今後も要注視 家に近い場所に蟻害があったのは原因を特定できませんでした。
②構造
動画で触れていますが、根太ピッチを飛ばしすぎていること 細い鉄製のビスを使っていたことが、今回は最もよくない点だったと思っています。
幕板の下地が腐っていたのは、水下で雨水をそこで受ける構造になっていたためです。
対策として、一番よく歩く場所は1本根太を追加しましたので、根太ピッチが37cm程度まで狭くなりました。
メイン部分の根太ピッチは元々60cm強でギリギリセーフかどうかというところでした。
根太が45角から45×70の平使いに変更していますので、数センチですが根太の間隔を狭くしています。
ビスは、ステンレス製で軸が太い木ねじ(4.1×45)に変更しましたので、ビスの効きは以前とは遥かにちがいます.
③樹種
動画で触れていますが、室内で使う木材や束を雨に配慮をせず、そのまま外部に使っていました ダメな部分にのみ目が行きがちですが、それでも水上や、人があまり歩かなかった部分は健在でした。
樹種選択は環境・構造より下位に位置する証です 束を既存と同じメーカーの商品ですが、外部用のマルチポストに替えました。
根太は、ハードウッド(イタウバ材)に替えました。
④メンテナンス
セランガンバツ材の床板に関しては全く腐朽はありません。
床板をすべて外してメンテナンスをすることは、現実問題としては不可能で、今回の工事がメンテナンスの参考になるかと思います。
ここまで大工事をしないと、メンテナンスをクリアすることができませんので、よく言う「毎年塗らないと腐りますよ」が如何にいい加減な言葉かとお判りいただけるかと思います。
【まとめ】
今回腐朽を速めた要素を重要な順番で並び替えます。
①根太ピッチを飛ばしすぎていたことと、軸細で鉄製のビスを使っていたこと
②ウッドデッキのすぐ横に樹木があったこと。これが原因かどうかは不明ですが、蟻害が2箇所で見られたこと
③内装用の木材や、束を使用していたこと
この3点の中で、②は改善できていないのが気がかりですが、やるべきことはなんとかできたと思っています。
4日間の工事で、一見元通りになりました。 とはいえ下地はかなり改善しましたので、これでまだ10年はお使いいただけるかと思います。
動画では今回が初公開ですが、ブログでは15年以上前から延命のことを何度も書いています。
今回ご案内した4要素は、15年間ぶれずにご案内していることですから、正しいことです。
皆さん短絡的に、「イタウバだと〇十年持って、SPFだと〇年しか持たない」とか、「毎年塗らないと持たない」と言います。間違いとは言いませんが、それよりも大事な要素に目を向けていない人が多いことは残念なことです。
これからウッドデッキを作ろうと思っている人。
作ったウッドデッキが思うように長持ちせず困っている人。
是非この動画を参考に、ウッドデッキネットにいろんなご依頼をください。
ただ動画の最後で話した通り、私は香川県坂出市に居ます。走れる範囲には限界がありますので、施工絡みだと地域限定。アドバイスだと、世界中OKですよ。
そうそう コロナで世界中の方から依頼があることは無くなりましたが、ウッドデッキネットを運営していて海外在住の方からご注文を頂くことがあります。
一番遠かったのは、アメリカ・サンフランシスコ在住の方からご注文を頂きました。 と言ってもサンフランシスコに納材したのではなくて、駐在員の方で、横浜の自宅改修。日本に帰国するタイミングで、納材をさせていただきました。
ネットだと時差関係なくやり取りできますので、時間も距離も超越しますね。
兵庫県西宮市でウッドッデッキ工事のことならウッドデッキネットへ。
新設も良いですし、既存の改修もします。 そういえば、2021年夏に兵庫県川西市・奈良県香芝市・兵庫県西宮市でも延命工事や、張替え工事をしていましたね。
2021年3月5日
皆さん こんにちは。 アイアンウッドです。
この時期に忙しいのは珍しいのですが、今年は年末から大きな工事をしていたおかげで正月休み明けから今までエンジン全開。
そろそろ休憩したいところなのですが・・・
本当なら2月の中頃は冬山で遊んでいるはずだったのになあ~~~ (遠い目
例のウッドデッキですが、なんと最大斜度30度
しかもRIB加工したうえに、オスモで塗装
こんな事したら滑って仕方がないからやめたほうが良いですよ。
って私に提案を求められたら速攻で反対していました。
ところが・・・
こんな塗料あるんですね
オスモノンスリップデッキ。
滑り止め効果がある上塗り材だとのこと。
透明ですので、2回着色の塗装をしてから3回目の仕上げ塗装に使います。
いくらノンスリップって言っても最大斜度30度の中級斜面には対応できないだろうとたかを食っていたのですが・・・
あれ不思議。
本当に滑らない!!!!
今度最大斜度40度の上級者コースで試してみたいけどそんなチャレンジャーいませんかね???
2020年11月18日
みなさん こんにちは。 アイアンウッドです。
補修の工程をお見せしようと思ったのですが・・・
自分がメインで施工をしてしまったので・・・
途中から時間に追われてきたので・・・
っていう理由で、完成写真しか撮っていませんでした。
10月3日 午後6時。
工事は無事完了。片付けが終わった頃にはすっかり日が落ちていました。
いやあ いい仕事したなあ~~~。
って完成写真は撮れましたが、これじゃ「補修」したのか「新設」したのか分かりませんよね。
三角になっているところから手前は、床板を全部張り替えました。
既存は13年経過していたウエスタンレッドシダー。
これまでご紹介した通り、全くダメな部分もありましたが、概ね健在な材が多くて、結果論からいうと、もう少し簡易な張替えでもよかったように思います。
新設した材は、ヒノキ防腐加工。
ヒノキとウエスタンレッドシダーの規格サイズが違いますので、ヒノキは40×140の材を特注しました。
キシラデコール エボニー色塗装。
行く前は既存と新設で大きく色が変わるかと思っていましたが、こういった黒っぽ色だといい感じに馴染んで、取ってつけたような違和感はまったくありません。
右下の部分が、新設したヒノキ防腐加工材。
上は、既存のウエスタンレッドシダーですが、見える範囲で2枚ヒノキに張り替えています。
この写真じゃどれが新設で、どれが既存か分かりませんよね。
サッシの角で白っぽく見える材とその左隣が、張り替えたヒノキなんですけどねえ。
こちら側のアングルだと、手前と右の方が既存のウエスタンレッドシダー。
見える範囲では2枚ヒノキ防腐加工に張り替えているのですが、写真じゃまったく分かりませんね。
今回補修した中で、見えない部分の工夫を書いておきます。
・点検口の補強をしました
既存は、細くて短いビスを横打ちした下地を作っていました。
明らかに腐朽していた材は取り換えましたが、そうでないものは、束を入れて下から請ける構造にしました。
また既存の束の腐朽対策として、モクボープラグを打ち込みました。
モクボープラグは、自社製品(特許)で、内部に防腐薬剤を入れ込むことができて、しかもジワジワ効きますので、補修案件には必須のアイテムなのです。
・添え根太をしました
建物沿いの中庭側のビスが緩んでいるものがありました。
酷いものは床板を張り替えたのですが、その付近の根太が腐朽していました。
床板を全部取り外して、根太を入れ替えるのが最も望ましいのですが、大変な作業になりますので、痛んでいた根太に防腐薬剤を振りかけたり、モクボープラグを押し込んだりして、簡易な補修。
床板が5cm以上根太から、持ち出していましたので、手前側にヒノキ防腐加工材45×90を添えて床板からのビスを添え根太の方に打ちました。
これで100点満点とは言えませんが、できる範囲・考えられる範囲での補強や、防腐をしました。
次の日お客様が日中撮って頂いた写真を頂きました。
昼間でも違和感はありませんね。
こまめに塗装をされる方ですので、今後も良い状態が保たれるものだと思います。
いやあ いい仕事したなあ~~~。
って気持ちよく香川県に向かって真っ暗な高速道路を走ったのですが、次の朝はもっと西(広島県)に行かなければいけないんですよね。
7月からほぼ毎週西に東に走り回っていたのですが、この次の日が最後。
さすがに疲れたので、しばらく遠くの仕事は勘弁してほしいな。
って言いながら、見積もりの依頼が来ると、つい請けてしまうのが性なのですが・・・
2020年6月15日
みなさんこんにちは。 アイアンウッドです。
香川県高松市の我が家のウッドフェンス? のメンテナンスの話を続けます。
イタウバの方は見違えるように綺麗になりました。
こちらがメンテナンス前(施工から3年半経過)
こちらがメンテナンス後
なんとか反りも収まりましたし、塗料もうまくのりましたので、新品に変えたのか? と見間違うくらいの状態になりました。
ちなみに塗料は、3年半前に塗ったのは、シェーナステインのウォルナット。
今回は、会社に少しづつ残っていたいろんな色の塗料を混ぜました。(記憶だよりですが、シェーナステインのメイプル・ナチュラル。キシラデコールのオリーブ・バリサンダ・ジェットブラック)
ウォルナットよりは黒っぽさが勝ちましたが、まあこれも気分転換でありでしょう。
ソフトウッド継ぎはぎ軍団(ヒノキ防腐加工材・ウエスタンレッドシダー)のメンテナンス前がこちら。
3年半前にシェーナステイン・ウォルナット色を塗って、放置をしておいたのですが、まだまだ色は残っていて、再塗装をしなくても十分綺麗です。
メンテナンス後がこちら
間違い探しのような話ですが、一番上にヒノキ防腐加工材 18x90を一段追加をしました。
色はイタウバと同じで、少し黒っぽくなりましたが、イタウバのように激変したという感じはしません。
元々良いものが、より良くなった。 という感じでしょうか。
浸透性の塗料に関しては、吸い込みの状況により、大きく発色が変わります。
イタウバだと、油分が強すぎで、新材に塗装をしてもほとんど塗料を吸い込みません。 色持ちは最悪で、イタウバに塗装をする場合は、かなり頻繁に再塗装をする必要を生じます。
ヒノキや、ウエスタンレッドシダーだと、よく浸透しますので、発色もしっかりしていますし、色持ちも良いです。
塗料缶に塗装面積を書いていますが、2倍くらい幅を持っています。
その幅が、実際にいろんな木に塗ると実感できます。 面積当たり塗料を多く使ったときは色持ちが良くて、少なかったときは色持ちは良くないのです。
皆様から良くいただくご質問の中に、ハードウッドに塗装をしたほうが良いですか? とか、ソフトウッドは塗装をしないとダメですか? ということがあります。
今日のブログが私なりの回答です。
なお、ハードウッドで無塗装で放置をしておいて、数年先に塗装をした場合のことは、ウッドデッキネット・情報サイトにいい例がありますので、そちらをご覧ください。
まだメンテナンスから2か月しか経過をしていないので、一夏超えてから、この件はもう一度検証をしてみたいと思っています。
2020年6月14日
みなさんこんにちは。 アイアンウッドです。
香川県高松市の我が家のウッドフェンス? 2016年秋に施工して1年目にガタガタになっていることに気づきながら、2020年春まで放置をしていました。
世間では新型コロナウイルスの影響が深刻になって、急に全国で自粛ムードが広がった頃。まだ巣ごもり特需が発生する直前でで、めちゃくちゃ忙しくなる前の4月5日に重い腰を上げて、メンテナンスというか、補修工事をしました。
左・駐車場の横板がイタウバ。 向こうの駐輪場の横板がソフトウッドの継ぎはぎ(ウエスタンレッドシダー・桧防腐加工材)フェンス。
3年半前にシェーナステイン・ウォルナット色を塗っていたのですが、イタウバの方は完全に塗膜が剥がれています。
ソフトウッド軍団の方はまだ綺麗なんですよね。
ただイタウバが北向きで、ソフトウッド軍団は西向きですから、本当はそちらの方が色が持たない環境下にあるのですけど・・・
色は今度書くとして、イタウバのガタガタを何とかしないと格好がつきません。
フェンスの柱ピッチは1.7m。 こりゃ飛ばしすぎですよね。
真ん中に暴れ防止の縦桟を1本入れました。 樹種は現場に転がっていた米松の防腐加工材。 こんな感じで我が家の樹種選定は適当。 ベストの樹種選択をしているのではなくて、そこにあるものを有効に使っているにすぎませんが、それで十分満足していますし、このフェンスを見た人は皆さん感心されるので、これで良いと私は思っています。
とにかく矯正してビス打ち。
何とか格好がついてきました。
向こう側にも桟を入れて、遠目には何事もなかったかのようにうまく矯正完了。
これで柱ピッチは約85cm。 残念ながらイタウバはこれくらい狭い柱ピッチでもよく見ると波打っていますので、イタウバの12×100をフェンス板に使うときは、柱ピッチは90㎝くらいが精いっぱいといった感じでしょうか。。
一方ソフトウッド継ぎはぎ軍団はこんな感じ。 柱ピッチは約90cm。
手前の下の方はその真ん中で継いでいますので、横板は50cm弱しか無い物まであるのですが、それでもイタウバよりは通りが出ています。
私の施工例は、15年くらい前には1.8mくらい柱を飛ばしていたこともありましたが、段々ピッチは狭くなっていて、今は一番飛ばしているときで、1.3m(4mの材で3スパン)。 通常は1mピッチにしています。
どんな木材でも大なり小なり反り・暴れがありますので、できる限り短いスパンで矯正をしないと、ガタガタになるからです。
今日お見せしている3樹種だと、明らかに反りの程度が違っています。
一番反っていないのがウエスタンレッドシダー。 かなり反っているのが桧。 思いっきり反っているのがイタウバです。
木が硬い・柔らかいもあるかと思いますが、それ以上に元の木の性の違いを感じるのです。
イタウバファンには残念なことをお見せしているのですが、イタウバはウッドデッキネットでご紹介している木材の中で、最も反りが大きく、経年変化で思いっきり暴れる木なのです。
ですから、イタウバをフェンス板に使うときには、柱ピッチをできる限り狭くして、ビスを多く打って矯正をすることが一番のコツになります。
ということを知ってご購入いただくと、満足したウッドデッキ・ウッドフェンスが出来ますが、知らずに買ってガタガタになったときは寂しい気持ちになるものです。
イタウバが悪い木だと言っているのではありません。 イタウバの長所・短所をきちんと知ったうえで、適切な使い方をしてほしいのです。
2020年6月5日
みなさん こんにちは。 アイアンウッドです。
巣ごもり特需が収まっていないのに、補助金アゲイン。 今年はちょっと出遅れましたが、それでもなんとかお客様と話をしていた案件のうち8割程度は申請の権利を取ることができました。
とはいえ、今年は初日からすごい出足でしたね。 6月1日午後3時に受付が開始されて、なんと1時間半で受け付け終了。
去年慣れている人以外で、権利取れた人いたんでしょうか?????
さて、忙しいと言っていては先に進むことができません。
3月のホテルの工事の話は今日で最終回にしたいと思います。
やっぱりこうでなくっちゃ完成写真とは言えないですね
ホテルのプレオープンの日にパチリ。
いろいろ木で作ったものが、見えますが、私の担当分はこの写真では床板だけです。
ヒノキ防腐加工材にシェーナステインメイプル色塗装とこれまで書いてきたのですが、嘘をついていました。
実は、「この風景に馴染むように。」という木化推進のボスから指令があって、メイプルをメインにいろんな色を調合していました。
調合比率はボスにも秘密 (笑い
アップにしてもめっちゃ馴染んでいるでしょ。
どの角度でもめっちゃなじんでいるでしょ。
この指示をした人のネーミングなのですが、木が時を経ていい感じに枯れた色のことを「榯美色」(ときみいろ・1文字目は木編に時)といいます。
今もきれいですが、大事なのは、数年・数十年先。
榯美色になって、いい感じになったのをぜひ見てみたいものですが、この場所には宿泊しないと入れないんですよね。
こちらのプランター兼ベンチは外にありますので、どなたも見ることができます。
来月Go To キャンペーンも始まるという話もあります。
2万円補助があれば、ここの宿泊費もかなり軽減されますので、ぜひ道後温泉に皆さん来てみてください。
さて、ここまで頑張りましたので、次回も全国「木化」大作戦に乗っかりたいものです。
今度はどんな依頼があるかな?
2020年5月16日
みなさんこんにちは。 アイアンウッドです。
ようやく都市部以外の緊急事態宣言は解除されました。
といっても道行く人はみんなマスク姿で、自粛はしばらく継続となりそうですね。
早く以前のような人の往来が自由になることを望むばかりです。
まだ温泉も再開していませんが、3月に施工した道後温泉のホテルのウッドデッキの話を続けます
前回まで紹介していたのは、ホテルの裏側。
今日ご案内するのが、表になります。
4t車2台で搬入したはいいのですが、こちらはメインの通路になっていますので、他の施工業者の人と取り合いを考えながらの作業。
どうしてもウッドデッキをすることは、こういった他業種との取り合いが発生しますので、自分勝手な工程で作業をすることができないケースが多いです。
何せ通路ですから、区画を決めてどんどん仕上げていきます。
仕上がった後は、シートを張って・・・
あれ???
みんな色んな資材を置いていくよ!!!
こりゃ途中の写真なんて撮る暇ありませんね。
こんな感じで、夜も頑張ってなんとか、工期に間に合わせました。
外にももう一つ工事が残っています。
プランター兼ベンチ。
こちらは、舗装工事との段取りが被って大変でしたし、かなりの急こう配の道路ですので、高さを合わせるのに苦労をしました。
で・・・
最後に部材を一通りご案内をします。
◆メインのウッドデッキ
床板;ヒノキ防腐加工材30×105にシェーナステイン・メイプル色塗装
根太、大引き;ヒノキ防腐加工材45×90にシェーナステイン・メイプル色塗装
束;マルチポスト
◆プランター兼ベンチ
表面の板;ヒノキ防腐加工材30×105にシェーナステイン・メイプル色塗装
下地;ヒノキ防腐加工材30×50にシェーナステイン・メイプル色塗装
根太;ヒノキ防腐加工材45×105にシェーナステイン・メイプル色塗装
脚;ヒノキ防腐加工材105×105にシェーナステイン・メイプル色塗装
こちらは、裏と表のウッドデッキの端材の有効活用として、ウッドデッキの部材寸法での木取りです。
こっちの作業も大変だったのですが、平地での作業ですので、仕事は伸びました
ちなみに裏は10日くらいかかっていますが、表はデッキが4日とベンチが1日半。
面積は表の方が広いんですけど・・・
2020年4月12日
みなさんこんにちは。 アイアンウッドです。
無事搬入が終わりましたので、続きの施工を進めます。
手順が決まると、仕事はスムーズに進みます。
1日で残りの柱と大引き組は順調に終わりました。
あれ???
右の方大引きが長くないですか???
この部分は、柱よりも外に約90cm張り出しています。
下から補強を入れて柱がぐらつかないようにしているのです。
なにせ、高さが4mありますので、下の補強はこれでもか!!と言うくらいに筋交いを入れています。
柱・大引きは、ヒノキ105角の防腐加工材にシェーナステイン・メイプル色塗装
床板・筋交いは、ヒノキ45×105の防腐加工材にシェーナステイン・メイプル色塗装
部材を共通化していることで、良材は化粧部分に。少し良くない材は下地に回すことができます。
これ、DIYでもよくやる手だと思います。 大きな物件でも、家庭のデッキでも基本になる考え方は同じなのです。
ここまでできれば、高さは関係なく普通のウッドデッキ。
床板張りも1日でほぼ完了。
このスピード感は、現場でお褒めをいただきました。
商品ページよりご希望の商品をカゴに入れて、購入手続きに進んでください。
頂いた情報を元に先ずはお見積もりを作成致します。
ご希望の商品の在庫確認・見積もり用に情報をご入力頂きますが、この時点では注文確定ではありませんのでご請求を行うこともありません。ご安心ください。
見積もり、納期についてはご入力いただいたメールへ返信いたします。
詳しい流れについてはこちらをご参照ください。
お支払いは各種クレジットカード、銀行振り込みにてお願いいたします。
一部商品に関しては、代金引換、現金引換もご選択いただけます。
手数料はお支払い方法・ご注文内容によって異なります。
詳しい内容はこちらをご確認ください。
木材の配送に関しては、路線便、混載便、チャーター(一部大手宅配)、船便配送をいたします。
ご依頼の内容により一番スムーズな配送方法を提案いたします。
送料や納期に関しては、個別にご案内をいたします。
詳しい内容はこちらをご確認ください。