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2017年7月24日
みなさんこんにちは。 アイアンウッドです。
再生木材 WOODSPEC、グレイスデッキの施工日記の第十弾です。
長々とお届けしましたが、これで完結です。
最後に幕板をビス止めするのですが・・・
あっちゃーー!!!!
こんなところに落とし穴があったとは・・・
下地が幕板より長いのです。
ハンディウッド用の幕板受下地としてはこれで一段用なのですが、グレイスデッキだと幕板の幅が狭いのでこのように下地が丸見えになっちゃいます。
ちょっと格好悪いですが、今回はお客様に許してもらってこれで完成です。
階段側は幕板を二段にしましたので、なんとか幕板受け下地を隠すことができました。
正面はこの通りで、ところどころ下地が見えています。
解決方法としては、二段張るのも一手ですが、下地を切るのも一手。
どちらが望ましいかは、施工をする人がお考えください。
普段触っている天然木材とは似て非なる再生木材のウッドデッキ工事にチャレンジしました。
コツを知ってしまえばそんなものかと思うことばかりですが、知らないと現場で大変な目に合うことは必至です。
このブログを反面教師として、貴方も再生木材・グレイスデッキの施工にチャレンジしてみてください。
ブログは後で検索をするのが大変ですので、インデックスを付けておきます。
2017年7月22日
みなさんこんにちは。 アイアンウッドです。
再生木材 WOODSPEC、グレイスデッキの施工日記の第九弾です。
下地の写真で右の方が変な形になっていたことにお気づきの方もあったかと思います。
大工さんが居る場所が階段になるのですが、何やら広すぎますよね。
図面での高さが50㎝でしたので、通常は二段の階段で、一段が16.5cm程度に設計をします。
ところが、この階段は四段。一段の高さが僅か10cmしかないのです。
しかも冒頭に書いたとおり、現場に来てみると高さは40cmしか有りません。
ということは、一段の高さは8cm。
うーん こりゃ大変なことです。
わし束とアイハット鋼で下地を作っていたのでは、とてもじゃ有りませんが綺麗に収めることは不可能。
皆さんこういうときにどうしているんでしょうね???
再生木材に慣れているslepper君に聞いてみると、各パイプを溶接して、ユニットを組むのが一番間違いがないとのこと。
なるほど・・・
って思ったのですが、今回のように高さが予定と10cmも違っていたらどうするんでしょうか?
用意していた角パイプのユニットは全く使い物になっていませんでしたね。
この現場では、HPで紹介しているアイテムだけでグレイスデッキを組もうと思っていました。
でもどこをどう考えても、HPで紹介しているアイテムでは、僅か8cmしか高さが無い階段を四段組むのは不可能です。
申し訳ありませんが、普段使っているハードウッドで下地を組まさせていただきました。
木が金属に比べて優れているのは、現場で削ることができることです。
木だと現場合わせでいかなる下地も作ることができますが、金属の場合は打ち合わせや図面の精度が無いと下地を用意することは不可能。
今回のようなぶっつけ対応はできないのです。
でもなんでこんな歩きにくい階段を指定したのでしょうか???
この写真に大きなヒントがあります。
こちらは老夫婦の家。 車いすのおじいさんと、足が不自由だけどなんとか一人で歩けるおばあさんの二人暮らしなのです。
おばあさんにとって、10cm以下の階段だと昇り降りできるのですが、それ以上だと介添えが必要になります。
高さが違っているのが分かった時に、一段減らすことも提案をしたのですが、この先のことを考えると、少しでも緩やかな階段を希望されましたので、予定通りの四段の階段を作ったのです。
こんな感じで、簡単な形状のウッドデッキですが、そこで生活する方の要望が詰まっています。
施工をご希望の方にはできる限りお客様のご要望を叶えたいと思っています。いくら細かくても構いませんので、具体的なご要望をお聞かせください。
私が走れる範囲(四国全域、広島県・岡山県・兵庫県・大阪府及びその近辺)なら喜んで伺いますよ。
2017年7月14日
みなさんこんにちは。 アイアンウッドです。
再生木材 WOODSPEC、グレイスデッキの施工日記の第八弾です。
グレイスデッキが溶けている写真ばかり見せるとマイナスイメージに思われるかも知れませんが、コツを知らない人が施工するとこんな感じになると言うことを見て欲しかったのです。
施工最終日は丸のこの刃ものグレイスデッキの切断に適しているものをちゃんと用意しました。
24Pのサイディング等のカット用の刃を丸のこに取り付けてスイッチオン!!
すごいですね。
昨日は溶けてぐちゃぐちゃになっていた小口がこの通り綺麗に切断できます。
コツを知っていればこんな感じで、スムーズに作業ができるんですね。
切り合わせも済みましたので、床板を張っていきましょうか。
再生木材は夏場結構伸びますので、継ぎ手や建物との取り合いはこういう風に隙間を空けます。
伸びは材の長さに対して3%見当。
1mの材だと3mm。
2mの材だと6mm。
これが天然木材とはまったく違う感覚で、普段突きつけて仕事をしていますので、こういう風に広めのすき間を取るのに違和感があります。
今回は、最大で2mの材を使いますので、3.2mmの金物を2枚挟んで約6.5mmのすき間で施工をしました。
天然木と違って、材の大きさの精度がきちんと出ていますので、こういう風にキチンと押しつければ150mm幅で施工が容易にできます。
ところどころ確認をしましたが、きっちりと予定通りの幅で収まっていました。
普段現物合わせで適当に床板を張っていますので、これも大きな違和感の一つです。
目地が5mmしかありませんので、ビットは先が細くなっているものを使います。
打ちこむときのコツは根太組で書いたとおり、トルクの強いインパクトを使って、回転は遅めで押しこみます。
ちょっとしたことなのですが、再生木材の施工のコツをつかむとこっちのもの。
半日で綺麗に床板が仕上がりました。
2017年7月9日
みなさんこんにちは。 アイアンウッドです。
再生木材 WOODSPEC、グレイスデッキの施工日記の第七弾です。
金物が届くまでただ待っていても埒があきません。
床板を切り合わせすることはできますので、グレイスデッキ・25×145開の材を丸のこでカットをしました。
1時間ちょっとで、ここまでカットが完了したのですが・・・
切り口はこうなっているのです。
ひえーーーー。
材が溶けてるーーー!!!!!
そうなんです。
この日は誰にも相談せずに普通の木材用の丸のこでカットをしていたのですが、それがダメダメだったようです。
ダメダメと言っても擦れば溶けている部分は簡単に取れますので、無理をしたらこのままでも施工できないことはありません。
とはいえ、これじゃ皆様にお勧めできませんよね。
メーカーのMさんに電話をして、丸のこのコツを聞きました。
翌日は、ちゃんと聞いたとおりのものを用意しましたので、バッチリ。
右が木材用の丸のこの刃(造作用)で、チップが62枚付いています。
左は、サイディングパーティクルボードの切断用で、チップは24枚しか付いていません。
右でカットをしたら、溶けるのですが、左だと溶けません。
カットをするときの摩擦の差だと思われるのですが、まさかここまで荒い丸のこの刃が有効なのだとは、聞いてみるまで想像だにしませんでした。
これで、カットはスムーズ。
後は床板を止めるだけだーーー!!
楽勝だな。
と思っていたら、やはり落とし穴が待っていました。
一番端の材は、ビス止めをしておかないと床板が動くのです。
いつもハードウッドで使っている皿錐で下穴を空けたらこの通り、やっぱり溶けちゃいました。
良く切れる刃で、回転を落とせば溶けないらしいのですが、何度やってもやっぱり溶けてしまいます。
ビスは一番端と幕板だけですので、本数は知れています。
一回下穴を空けるごとに、ドリルに付いた樹脂を剥がしてから次の下穴空け。
うーん。 もっといい方法ないんでしょうか?
2017年7月3日
みなさんこんにちは。 アイアンウッドです。
再生木材 WOODSPEC、グレイスデッキの施工日記の第六弾です。
施工初日の午後3時。根太組を終えて、床板張りに作業を移ろうと思った時に事件が起こりました。
大工さん「ビスはどこにあるんですか?」
私「その小さな箱の中だよ」
大工さん「あれ?再生木材の床板張りにこのビス使うんですか???」
箱に入っていたのは、「ハンディウッド_デッキ固定部材サラテクス_5×45」
これも要所では必要なのですが、メイン使用ではありません。
欲しかったのは、これ。
慌ててメーカーのMさんに電話をしました。
明日の朝にはこの部材を手に入れないと、大工さんに逃げられてしまいます。
必死でお願いをして、今日中に東京を出荷してもらって、明日の朝一に現場近くの運送会社のターミナルまで引き取りに行くように手配をしました。
そこに至るまでにいろいろMさんと話をしました。
前回書いた、「ドリルビスの施工には、強いトルクが必要」というのも、私の経験とMさんに聞いたことで感じたコツです。
「ハンディウッド_デッキ固定部材ワイドQCS_金属根太用」がグレイスデッキに流用できれば、会社に在庫があるので、なんとかなったのですが、こういった固定部品は専用で少しずつ形状が違うので、まず合わないということでした。
残念ですが、駄目もとで聞いただけですので、予想通りの回答。
私は、まだ再生木材には慣れていないので、その時々の指定に合わせていろんなメーカーのものを施工しています。
メインの商品を決めておくことで、こういったミスも少なくなりますし、補足材を複数の現場で共用できますので、コストダウンにもなります。
今回の施工で細々した部品が余っていますので、次の現場でも再生木材の依頼があれば、グレイスデッキを勧めるべきだと感じている次第です。
2017年7月2日
みなさんこんにちは。 アイアンウッドです。
再生木材 WOODSPEC、グレイスデッキの施工日記の第五弾です。
6月15日(木曜日)午前8時、現場作業の開始です。
大工さんと私の二人で作業をしましたので、良い写真が撮れていないこともありますが、お許し下さい。
まず、最初にするのは図面と現場の大きさの確認。
本当は、こういったことを事前に調査してから発注を掛けた方が失敗は少ないのですが、時間と経費を考えると一発勝負にすることが多くなります。
今回もご多分にもれず、事前調査無しで現場に来ているのですが・・・
間口、出幅はほぼ図面通りで問題無かったのですが、高さがかなり違います。
図面では50cm。現場では40cm。
元請けさんからぼそっと、「階段の幅は図面では75cmだけど、80cmにしてください」
ここで最初の話に戻るのですが、中空タイプの再生木材だと割り付けが変わるので、この変更が難しいのですが、ムクタイプのグレイスデッキだとこんな変更にもなんなく応えられます。
わし束のところで触れていた発注ミスも実は結果オーライになっているし・・・
まずは幸先いいスタートを切りました。
ハット型鋼の根太と大引きは、薄い板が重なったところをビス止めします。
普段木材を触っている感覚からするとこのビス止めのコツが全然違うのです。
ビスはハネ付きのドリルビスで、下穴を空けなくても鋼材をビスが切りこんでいく優れモノなんですが、しばらくビス打ちをしているうちに、ハネが切りこんでいかなくなりました。
1本のビスを打つのに5回も6回も失敗します。
「何がいけないんだろうか? 鋼材の堅さがいろいろ違うんだろうか???」
充電式のインパクトの電池を交換してその原因が分かりました。
「ドリルビスを打つには、強いトルクが必要」
弱いトルクで、回転を速めてもビスは切れ込んでくれません。 強いトルクで、回転は遅めがどうやらこのビス打ちの最大のコツのようです。
コツさえわかればこっちのもの。
午後3時。 根組み及び幕板の下地取りつけ完了。
「なんで、短い根太を添えているんだって?」
手摺の下地です。 手摺のプレートが100角ありますので、1本のハット鋼では手摺をしっかりと固定することができないのです。
こういったことも普段使っている木の時とは注意点が全然違います。
さあって、床板をはるぞーーーー!!!!!
大工さんが、ぼそっ。「アイアンウッドさん。ビスはどこにあるんですか?」
「そこの小さな箱・・・」
えーーーーーー!!!!
発注ミスしている。
床板の固定部品が無いじゃありませんか!!!
大工さんは明日しか来てくれません。
このままじゃ私が一人で来週作業をしなくてはいけなくなります。
来週は別の現場を予定しているのに!!!
2017年6月29日
みなさん こんにちは。アイアンウッドです。
再生木材 WOODSPEC、グレイスデッキの施工日記の第四弾です。
設計の時に書いた通り、グレイスデッキには専用の下地が用意されておりません。
ハンディウッドの下地を使うようになります。
わし束。
わし束の説明は、sleeper君がHPで一生懸命書いてくれていますので、そちらをご覧ください。
今回は床板の高さが50cm。グレイスデッキの床板が、25mm。根太・大引きが35mmずつありますので、束の高さは500-25-35-35=405。
土間コンクリートには水勾配がありますので、これからプラスマイナス50mmを想定して束を用意します。
「わし束大278」が278mm~438mmの調整代で、「わし束大318」が318mm~553mm。
大318がちょうどいい大きさのようですね。
って、冷静になれば誰でもこの答えに辿りつくのですが、発注した頃はヨット競技場の工事のピークで、今思えば上の空で手配を掛けていたんですよね・・・
何を思ったのか。278の方を手配掛けていました。
ギリギリセーフだけど、土間コンクリートを打った後の高さを確認しておりません。 こんないい加減な発注していると、えらい目にあいますよ。
って、自分に言い聞かせているのですが・・・
根太・大引きは、アイハット鋼(高さ35mm)。
素材は、メッキ鋼板ZAM。
ZAMには10年前に痛い思い出があるのですが、この10年ですっかり市民権を得た素材です。
再生木材の下地は基本的に鋼材で、こういった形状のハット型鋼が一般的です。
ハンディウッドのハット鋼は、通常タイプ以外に低床用ハット鋼(高さ20mm)と、アルミアイハット鋼(高さ40mm)がありますので、シチュエーションや、設計仕様に合わせてご選択いただけます。
長さは2.4mと3m。木取りをするときにこの寸法も覚えておいた方がいいと思います。
設計時にも紹介しました、幕板受下地(1段用)。
1段用が103mm。
この寸法の意味にも上の空の私は全く気づいていなかったのです。
発注はしたものの、ほんまに無事施工できるんかいな???
2017年6月28日
みなさん こんにちは。アイアンウッドです。
再生木材 WOODSPEC、グレイスデッキの施工日記の第三弾です。
設計時に一番頭を悩ましたのは、階段なのですが、そちらは実践で説明した方がよく分かると思いますので、後回しにさせてください。
設計ができたら、木取りをして、材を発注します。
まずは床板。
天然木材ならとっても簡単で、誰でも同じ答えになります。
2700の材が23本と、1200が5本。
ところが、再生木材だとこんな発注ができないのです。
再生木材は、2mが基本になります。
何百平米も張るような案件だと、特注で長さの対応が可能ですが、今回のような数量だと既成サイズに合わせて木取りをしないといけません。
1200は2000を切れば良いだけですが余った800がもったいないですね。
2700に関しては、継ぎ方が発生しますので、これをうまく活用してロスを少なくすることを考えてみましょう。
私が普段天然木材で継いでいる感覚でハンディウッドの施工をした時の写真がこちら。
根太ピッチが、400mmですので、ちょうど真ん中で継ぐことができずに、1200mmと800mmで交互に張っています。
この現場はそんなに面積が無かったのでこれでも良かったのですが、もっと大きな現場でこんな木取りをしていたら、再生木材の施工に慣れている職人さんに「違う継ぎ方があるよ」と教えてもらったのがこちら。
1スパンごとに継ぎ手をずらしています。
前者は、現場によったら大きくロス(1本あたり最大120cm)しますが、後者だとロスの最大が1スパン(40cm)で済みます。
私は前者の方が慣れているですが、再生木材の時は後者の継ぎ方をするように心がけています。
ということで、23本の2700は、23×1.5=35本。
5本の1200は、5/1.5=4本。
床板の合計は、39本で手配を掛けます。
床板は、ノンビス工法用に横に溝が入っています。
幕板に同じものを使うと、溝が丸見えになりますので、幕板には溝が入っていないものを注文します。
ハンディウッド、グレイスデッキとも「閉」となっているのが幕板用です。
簡単なことですが、真剣に木取りをしていると結構悩むものです。
再生木材の場合は、ほぼ100%継ぎ手が発生しますので、この記事を参考に木取りをしてみてください。
2017年6月26日
皆さん こんにちは。 アイアンウッドです。
再生木材 WOODSPEC、グレイスデッキの施工日記の第二弾です。
グレイスデッキには、床板・幕板しかありません。 下地関係は、ハンディウッドの下地部材を使います。
今回は、HP掲載以来初めての施工ですので、メーカー純正仕様のまま木取りをするようにしました。
下地の平面図が次の通りです。
グレイスデッキ ・ ハンディウッド(25mm厚)とも、根太ピッチは400mm以下にします。
大引きピッチは、1200mm以下。
束ピッチは、800mm以下で、根太(大引き)の持ち出しは75mm以下。
この通りにしようと思ったのですが・・・
厳密に言うとこのデッキは強度不足です。
図面では持ち出しを100mmにしていますので、メーカーが勧める75mmをオーバーしています。
これを75mm以下にすると、今度は根太ピッチが800mmをオーバー。
といっても800mmをオーバーするのはせいぜい2cm程度ですからもう一本束を増やすのは止めて持ち出しを減らすか、束ピッチを少々広げるかを現場対応することにしました。
ここで書いた数字が再生木材の設計の基本になりますので、よく覚えておいてください。
下地はこれでOK。
と言いたいところですが、幕板をどうやって止めるの???
普段木材の角材を使っていますので、単純にビスを打つだけのことですが、ハット鋼にそんな芸当はできませんよね。
「幕板受下地」が、ハンディウッドの下地関連部材に用意されています。
幕板の段数に合わせて、高さは103mm(1段)、253mm(2段)、650mm(4段)の3タイプが用意されているのですが・・・
あれ???
ハット鋼だと幕板を打つ向きが2方向(木口、木端)になりますよね。
うーん 普段考えたこともないことに悩まされます。
これがの現物なのですが、上の方に切れ込みがありますね。
この切れ込みこそが、「幕板受下地」の最大の味噌です。
写真でうまく撮れませんでしたが、この切れ込みで90度違う方向もうまく使えるようになっているのです。
施工前に収まりを確認するために下地を仮置きしてみました。
そうか。 こうなるんだ。
ハット鋼より5mm外に幕板が来るようにちゃんと計算されていますので、純正部材を使えば余計なことを考えなくても綺麗な収まりになるんですね。
2017年6月25日
みなさん こんにちは。 アイアンウッドです。
ジメジメした鬱陶しい季節になりました。 晴れ間を見つけてはいろいろ作業をしているのですが、予定を立てつのが大変です。
これからしばらく、ウッドデッキネットで販売している再生木材 WOODSPEC、グレイスデッキの施工についてご紹介させていただきます。
普段天然木材の設計・施工はしていますが、再生木材だと気をつけないといけない点がいろいろ違います。
不慣れな私だからこそ、素人くさい疑問を抱きながら作業をしましたので、皆さんのお役にきっと立てることかと思います。
まず、平面図を見てください。
間口4130.5mm。奥行き2600mm。
階段は、250mm×750mmが5段。
設計事務所の人が図面を書いていて、その人も再生木材は不得意です。
再生木材に慣れている人は、この図面を見て突っ込みを入れていることと思います。
そう。 再生木材だと床板の割り付けをこの通りにするのは困難なのです。
再生木材の場合、長さは自由になりますが、幅は基本的に商品の割り付けをしないと施工が大変です。
145mm幅で、5mm目地がメーカーを問わず標準ですので、間口は、150mmの倍数マイナス5mmが基本となります。
床板が27列だと、4045mm。28列だと4195mmで図面を引くべきなのです。
ところが・・・
今回はこの図面通りでOK。
というのも、グレイスデッキはムクタイプなのです。
中空タイプだと、縦に引き割るととっても恰好が悪いですが、ムクだとノープロブレム。
現場状況に合わせた施工ができるすぐれものなんですよ。
あーーーよかった。
商品ページよりご希望の商品をカゴに入れて、購入手続きに進んでください。
頂いた情報を元に先ずはお見積もりを作成致します。
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