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2020年1月24日
みなさん こんにちは。 アイアンウッドです。
今回ご紹介する香川県善通寺市のウッドフェンスの施工例は、私が納材しましたが、設計・施工は普段外構をしていない大工さん。
普段やっている仕事の違いで、こだわりがずいぶん違うんだな。 と感じたのですが・・・
杉防腐加工材で組んだ横張りのウッドフェンス。
4段積んだブロックの上に土台を敷いて柱を立てています。
このやり方は水平を取るのが容易ですので、施工はずいぶん楽ですし、見た目がとてもすっきりした感じに仕上がります。
前回も書きましたが、この施工方法の最大の欠点は横揺れに弱いこと。
控えが必須ですが、こちらではブロックに控えを添わせることで、強度を持たせつつできる限り邪魔にならない配置ができています。
横板を柱の内側に収めて、柱が見える収まりにしているのですが、大工さんの仕口として、溝を切って、横板を落とし込んでいます。
写真でうまく撮れませんでしたが、笠木に板金を回して、上からの雨水対策も施されています。
加工場でこういう風にプレカットをしてから現場に来ていました。 とても整理整頓ができていて、現場管理がしっかりしていることがうかがい知れます。
土台と柱の緊結方法は、ほぞを繰っています。
ここが普段内装を仕事としている人のこだわりなのですが、外装だとNG行為なのです。
NGの理由は2点あって、雨水がたまりますので、この部分が腐ること。 もう一つは、木が痩せたり暴れたりしますので、ほぞが緩んで柱がぐらぐらになること。
何回かこちらのブログで、耐朽性の4ポイントをご紹介していますが、私が2番目に重視している構造面で残念ながら大工さんのこだわりがマイナス評価になってしまうのです。
とはいえ、いい仕事をしていることにケチをつけるのはどうかと思いますので、今回のウッドフェンスも◎であることには変わりないのですけど。
2020年1月23日
みなさん こんにちは。 アイアンウッドです。
今回ご紹介をする香川県高松市のウッドフェンスは、親子で意見が違っていましたので、両方の意見をお聞きしながらいつもとは少し違う提案をしてみました
ヒノキ防腐加工材を使ったウッドフェンスで、高さは1m・3方向に施工しましたので、総延長は40mあります
お庭というよりも畑として利用している場所に施工をしたのですが、できる限り畑には浸食をしないように施工をするように。ということと、お父様には、木材は腐るという観念がありましたので、それを払拭していただけるような工夫をいくつかしてみました
こちらのブログやHPをご覧いただいている方に説明するときは、「きちんとした加圧注入」をしていることや、「K3・K4」の違いを話ししますが、「木は腐る」と思い込んでいる人にいくらこういった説明をしてもなかなか信用していただけません
実証して見せるのが一番ですが、それが実感できるのは10年先の話で、その頃には施工時に話をしたことなんて忘却の彼方。
報われない仕事をしているなあ。 と思いながらも、陰では一生懸命耐朽性を高めるような工夫をしつつ、一目で分かる部分にも工夫をしてみたのです
穴を掘ると、畑が狭くなりますので、10cm幅のコンクリートを打って、土台をアンカーで緊結しました。
これで、「第一関門のできる限り畑に浸食をしない」はクリアしました
土台をコンクリートに密着すると水が抜けにくくなり、腐りやすくなります。
基礎パッキンを挟むことで、土台を浮かしていますので、地際対策もばっちり。
ただし、これをしても補助金の規定では、地際から外れませんので、土台はK4相当の加圧注入をして、木材自体の耐朽性を高めめています。
建築金物を使って、柱を立てています。
これは施工性を考えて採用しているもので、今回の補助金の現場では大半同じ施工をしました。
建築金物はよく考えられていて、強度は抜群です。
ただ、この施工方法は横揺れにあまり強くありませんので、控えは必須となります。
いつもなら柱と同材を使って、土に埋めるのですが、今回は「木材は腐る」と思っている方への配慮として、メッキ鋼板の角パイプを使ってみました。
もう一つ、私からの提案として、この構造で一番に腐る部分「笠木」にはガルバリウムの板金を回してみました。
地際と笠木。 構造面でこういった工夫をすることで、10年先も安心してお使いいただけるウッドフェンスになっているのです。
ここまで書いて塗装のことに触れなかったことに気づいたでしょうか?
塗装は、あくまでも表面の保護です。
しかも再塗装が必須となります。
「木材は腐る」という人は、「再塗装をしたくない」という気持ちも強いですので、間違っても「毎年塗れば持ちますよ」とは言いません。
会社で2回塗って、現場で仕上げ塗り。 3回塗装をしたのですが、お客様は気づいていません。
報われない仕事をしたなぁ・・・
という時もあるのです。
2020年1月18日
皆さん こんにちは。 アイアンウッドです。
これまでウッドフェンスをいろいろご紹介しましたが、全部横張り。
縦張りは無いのか?
って声もそろそろ聞こえてくる頃かと思いますので、今回は瀬戸大橋を渡ってすぐのところ岡山県倉敷市で桧防腐加工材を使って、縦張り(大和張り)をした施工例をご紹介します。
こちらのお宅は12月に施工したのですが、補助金の完成期限に間に合わせるために多くの現場を掛け持ちしていました。
そんな中で、私が施工を一生懸命していましたので、途中の一番味噌の部分の写真を撮りそびれていましたね。
横張りだと、柱に薄板を直接ビス止めしますが、縦張りの場合は、横桟を入れて横桟にビス止めをするようになります。
両面張り(大和張り)ですので、横桟を柱を巻き込むような形で入れ込んでいるのですが、この写真じゃ私の苦労が全然伝わりませんね。
完成したものがこちらです。
木材はすべて桧防腐加工材にシェーナステイン・ウォルナット色塗装。
今回は、耐朽性アップと、将来のメンテナンス性を考えて、柱はアルミを使い、笠木は板金を施しました。
意匠面では、大和張りをすることで、角度によって隙間が大きく異なります。
左の方が密で、右が疎ですが、そういった張り方をしているわけではなくて、角度による見え方の違いです。
完全な目隠しをご要望の方には適しないのですが、適度に視線を隠しながら見えたり見えなかったりのちらリズムを楽しむ方には面白い形状かと思います。
家側から見るとこんな感じ。
あれ? 左に粗い横張りのウッドフェンスもありますね。
前回・前々回ご紹介したのと同じ話なのですが、これも距離稼ぎで私が提案した部分。 本来不要なのかもしれませんが完成したものを見たら、これがあることでメインのフェンスが引き立ていますし、単純に白いブロック塀があるだけよりお庭自体がとてもいい雰囲気になっています。
お客様のご要望をかなえながら、プラスαの提案をする。 去年の春こんな感じで面白がって仕事をしていたのです。
2020年1月17日
皆さん こんにちは。 アイアンウッドです。
今回ご紹介するのは、香川県坂出市で施工した、桧防腐加工材を使って曲線の敷地の境界に立てたウッドフェンス。
ただ曲がっているだけでも大変なのですが、敷地より道路が高いところにあるので・・・
山沿いの畑(右に住宅が隣接)の周囲にウッドフェンスのご依頼がありました。
手前に見える白いコンクリートが、最近きれいになった道路で、ここからの視線を隠したいというご要望がありました。
目隠しというご要望の時に1.8mの高さを提案することが多いのですが、道路が畑より80cm高いところにありますので、1.8+0.8=2.6m。
小学生の低学年でもできる計算ですが、実際に立ててみると想像以上に大きなものになりました。
桧防腐加工材で、柱・笠木・横板を施工、シェーナステインのウォルナット色を塗装しています。
写真では大きさがぴんと来ないかと思いますが、控えが概ね私の背の高さになります。
敷地はこんな感じで直線ではありませんが、施工は直線でないと大変です。
両サイドと真ん中付近の柱の位置を決めて、糸を張ってできる限り境界に近いところに柱を立てましたが、場所によって40cmくらい敷地内に入っているところもあります。
前回と同じ話なのですが、このフェンスだけの工事だと補助金を使う面白みはありません。
「他にフェンスできるところはありませんか?」
ということで、奥のコンクリートの擁壁の上に追加でフェンスをすることになりました。
こっちは擁壁の上の施工であることと、思いっきりカーブしていますので、短い多角形で土台を敷いて、できる限り擁壁の形状に合わせたフェンスを作ってみました。
この形状を事前に図面に落とし込むことは非常に困難ですので、必要と思われる部材を持ち込んで、後は大工さんの知恵を借りながら形にしていきます。
こういった知恵を絞るのも楽しいものです。
2020年1月16日
みなさん こんにちは。 アイアンウッドです。
今回ご紹介する兵庫県神戸市の例は、出来上がりの面白さというよりも、途中のやり取りがとても楽しかったお宅です。
写真は、2019年12月。
施工初日のものですが、話はそれから7か月さかのぼって、ゴールデンウィーク明けのとある土曜日。
会員様に隔月で発行しているメルマガで補助金のことをご案内して、その週の土曜日に電話受付をすると書いたところ、朝から夜まで電話が鳴りっぱなし。 皆さんの熱意にこちらがたじろぐような事態になってました。
この方は朝10時ころ第一報があって、「ビリアン(ウリン)で柱を立ててしまったのですが、大丈夫ですか?」
補助金には「未着工の案件」に限るという規定がありますので、「柱を抜いて地面を埋めてくれたら何とかなりますよ」
それから1時間ほどして「蹴ったら簡単に柱が抜けました(笑い」
そこからこの方とのお付き合いが始まったのです。
柱・笠木・横板とも、ヒノキ防腐加工材(柱はK4相当、その他はK3相当の加圧注入)
シェーナステインのチーク色塗装をしています。
正面側が4.6m・折り返しが1m・高さは1.8mの目隠しフェンスで、本当はこの部分をDIYで施工する計画だったのです。
2019年の補助金の規定では延長3mあたり3万円の助成。
5.6m×3万円=16.8万円。
このフェンスを香川県にいる私が兵庫県まで出張してこの予算で作るのは不可能。
このままだと、この話はDIYに立ち戻ってしまう案件ですが、そんなことで引っ込んでいたのでは仕事になりません。
「もう少し延長を稼げる場所はありませんか?」
この一言で、お客様も楽しんでくれて、メジャーをもってそこら中を測ってくれました。
「隣の境が20mくらいありますが、どうでしょうか?」
25m×3万円だと、75万円。
「それなら神戸に施工しに行く経費も十分出ますので、いいアイデア考えますよ。」
住宅側からのアングルです。
お隣の境にヒノキ防腐加工材で、高さ1mのフェンスを追加で作りました。
境界のメッシュフェンスは残して、その内側に木製のフェンスを追加施工したらとてもいい感じになりました。
奥に見えているウッドデッキは、以前当社からご購入いただいたビリアン(ウリン)をDIYで作ったもの。
今回のフェンスもDIYをする予定でしたが、思わぬ補助金のおかげで、プロの施工に変更。
お客様も、私もハッピー。 5月の打ち合わせ時に、まさか12月の施工になるとは思いませんでしたが、いいクリスマスプレゼントになりました。
2020年1月15日
みなさん こんにちは。 アイアンウッドです。
補助金の事務局が細かな規定を決めずに募集を開始したために、募集開始から1か月ほどいろいろ混乱をしていました。
前回ご紹介をしたお宅は、元々補助金とは無関係で、お客様がDIYをする予定だった図面を補助金の規定に合うように樹種の変更と塗装をしただけ。 いつもの施工をしただけだったのです。
今回ご紹介をする香川県坂出市のウッドデッキは、補助金の規定が固まってから申請をしたもので、いつもとは少々違う考え方をしています。
間口8m×奥行2.7mのシンプルで大きめのウッドデッキです。
床板はビリアン(ウリン)にサドリンクラシック・チーク色(JASS18 M-307 適合品)を塗装しています。
根太組には桧防腐加工材を使用。
あれ?ここまでだと前回ご案内したのと同じですね。
反対側から見てみましょうか。
幕板の一部が未塗装ですが、今回は一部ハーフビルド。 木工事はすべて当方でしましたが、塗装はお客様にしてもらいました。
材を先に納品して、お客様に塗装をしていただいてから組み立てたのですが、2枚不足をして、無塗装品を利用して組みましたので、完成時にこんな中途半端な状態になってしまいました。
当初は無塗装の予定だったのですが、6月4日の補助金事務局からの通達で、ビリアン(ウリン)材を使う場合は、塗装が必須となったために、塗装費用をお客様に追加計上をして、当方が塗装をするか、お客様が塗るかを選択していただきました。この方は、自分で塗装をすることを選択されましたので、こういった対応をしています。
これが補助金の味噌の一つ。 もう一つのポイントはこの2枚の写真では分かりにくいですので、こちらをご覧ください。
下地はすべて桧防腐加工材で120角を使用しました。
根太ピッチも家庭のウッドデッキとしては完全なオーバースペックになるくらい狭くしています。
補助金の規定が、木材の使用量に対して30万円/立米となっていました。
ビリアン(ウリン)なら、立米当たりの単価が30万円を超えていますが、桧防腐加工材なら下回ります。
なので、ビリアン(ウリン)は必要最小限、桧防腐加工材は少々オーバースペックになるくらいふんだんに。
いつもとは違う木取りを考えたわけです。
この現場ハードウッドを輸入している会社の人に見せましたが、とても感嘆されていました。
プロも唸らせる一工夫。 って私もプロなんですけど・・・
2020年1月14日
みなさん こんにちは。 アイアンウッドです。
木塀の補助という書き方をしていますが、ウッドデッキも補助対象になっていました。
香川県三豊市で2019年9月に施工したお宅です。
床板・手すり笠木・横板は、ビリアン(ウリン)材。
束柱・根太大引きは桧防腐加工材です。
ビリアン(ウリン)に関しては、仕上げ材で塗装(JASS18 M-307 適合品)をすることが採択の条件となっていましたので、全てサドリンクラシック・ウォルナット色を塗装しています。
手すりの部分をアップにしました。
見えている場所で、柱だけがヒノキで後はビリアン(ウリン)です。
違う樹種を混ぜても、そんなに違和感は感じませんので、この仕様・補助金とは関係なく使えるのではないかと思います。
施工した9月は残暑というよりも盛夏。
少しでも暑さを和らげるために日よけを作って施工をしていました。
束は桧防腐加工材で90角、根太大引きは45×90。
いつもと同じ断面部材で下地を組んだのですが、補助金仕様の味噌はこれを少し変えることにあるのですが、その話は次回にさせてください。
2020年1月9日
みなさんこんにちは アイアンウッドです
2019年夏から年末にかけての木塀補助金仕様の施工例をいろいろご紹介をしていきます
今回の施工例は奈良県奈良市の住宅の三方向の木塀
柱は、アルミ
笠木と横板は、ヒノキ防腐加工材にシェーナステイン・ウォルナット色塗装です。
地際は、アルミを使うことで非常に耐久性がアップしますので、フェンスの施工としては王道の選択だと考えています。
バイクの奥に見えるのは、ウリン材で今回の施工とは別でウッドデッキネットで材をご購入いただいて、DIY施工をされていました。
実は今回の補助金の件は、過去ご注文を頂いた方にアナウンスをしましたので、この方に限らずDIYで頑張っていろんなものを作っていた方のお宅の拡張バージョンという意味合いもありました。
1か所扉も付けて作業完了!!
じゃ面白みがないですよね。
こちらのお宅は、前回紹介したところと違って、作業のスペースが狭かったり、コンクリートを斫ったりするのがとても大変でした。
上の写真の足元(横板を張る前)はこうなっています。
コンクリートを斫るのですが、いつも使っている数万円の機械では穴を一つ掘るのに数時間かかります。
前に紹介した現場で、数十万円の斫り機を大工さんが持ってきてくれましたので、今回は用心のために持っていっていました。
それが無かったらとても工事はできていませんでした。
下の写真の場所も結構狭いところがあって苦労をしたのです。
こちらは狭いところで如何にして深い穴を掘るかにとても苦労をしました。
こういった仕事はDIYでは少々困難。 プロだと何とかしますので、住宅街のフェンスをお考えの方は、ぜひウッドデッキネットにご用命ください。
2020年1月6日
みなさま あけましておめでとうございます
アイアンウッドです
なんと2か月半もこちらはご無沙汰をしてしまいましたが、その間あったことや年末年始のことをこれからいろいろ書いていきたいと思っています
この2か月半時間に思いっきり追われていて、ほぼ毎日現場作業。作業をしながら翌日や翌週の段取りをすることにストレスをためていたのだと思うのですが、病気にもなってしまいました。
とはいえ、一つの現場をやり切った充実感は言うまでもなく、お客様の笑顔に救われていました。
この写真は大阪湾に沈む夕日。
この時間は満足に浸っているのですが、ここから家に帰りつくまで4時間強。次の日も早朝から仕事がありますので、高速を飛ばして帰社しないといけません。
ある日は観音寺市の山の中で、傷んだ東屋の補修をしていました。
11月に木材保存士の更新の講習会が大阪市であったのですが、この3年間資格を埋もらせていたことに反省。今年は腐朽の診断に力を入れようと思っています。
2か月もブログを更新できないほど忙しくなったのは、木塀に補助金が出たことで、多くの案件を抱えたことにあります。
事務局も施工側も不慣れで、結局施工最終期限の12月20日ギリギリまで現場を残すことになったのが一番の反省点。
今年は、段取りよく順番に工事を片付けていくぞ。と冬晴れの倉敷市でシャッターを切っていました。
こちらは、大阪市でsleeper君が携わった現場です。
去年関東・関西の街中のバーベキュー施設や、郊外のグランピア施設のデッキ関係の仕事をさせていただいています。
新年早々大阪府と福岡県のそういった施設への納材も予定しているのですが、こういったことをネットであまり紹介できていませんでした。
新年の抱負として、去年頑張ったことをきちんとまとめて、今年の仕事に生かしたいと思っています。
これからしばらくは、去年のような忙しさはありませんので、ブログ・HPの更新に力を入れますので、2020年もウッドデッキネットをよろしくお願いいたします。
香川県坂出市・愛知県名古屋市を拠点にウッドデッキに役立つ情報を提供
2019年10月25日
みなさんこんにちは。 アイアンウッドです。
すっかり秋めいてきましたが、先日ご紹介していた現場の完成状態をお見せしていませんでした。
時間を真夏に巻き戻してご案内をいたします。
それにシェーナステインのウォルナット色を塗装しています。
今度は国道沿いで、フェンスがメインの写真を撮ることができました。
奥の工事の時に困ったことが起きましたので、柱の立て方を変更しています。
奥の工事の時は穴を掘って柱を埋め込みました。
土の部分は快調に穴が掘れたのですが、アスファルトの部分でかなり難工事になりました。
というのも、アスファルトが2重に敷かれていてサンダーでアスファルトをカットすることができなかったこと。
国道近くは、更にその下にコンクリートもあって、1本の柱用の穴を掘るのに1時間近く要したのです。
前回は困った場所が数本でしたので、頑張りましたが、今回は50本。
時間的にも体力的にも気力的にも途方もない作業になりますので、穴を掘るのは断念して、土台敷きに変更したのです。
これだと大きく深い穴を掘ることはありません。
コア抜きして、セメントを詰め込んで、ボルトをねじ込むだけ。
こんな風に書くと簡単なことですが、50本もコアを抜いた経験がありません。
大体1か所15分くらいかかりますので、予想作業時間は1日半。
うーん。これも気力が続きそうにないな・・・
初めて、コア抜きのプロに作業を依頼しました。
舗装工事をしている業者さんに依頼をしたら・・・
そうか。 機械は普段使っているのと同じだけど、移動が容易なように工夫をしているんですね。
このやり方だと、それぞれの箇所での事前準備は0分。普段のやり方だと事前準備だけで5分くらいかかりますので、作業効率がまるで違います。
10時に現場に来て、お昼休み前に帰って行きましたので、50本のコア抜きがわずか1時間半。
1本平均 2分。
いやはやプロの仕事に脱帽です。
今回の味噌は、柱のぐらつきをいかに抑えるか?
3mごとに控えを取ることで、とてもしっかりしたフェンスになっています。
何せ国道沿いのフェンスですから、ちょっとやそっとの風で倒すわけにはいきません。
これまでの経験上、風速30mは問題ありません。 まだ風速50mは経験したことが無いので、想定外のことも起こるかもしれませんが、去年大阪で大被害があった台風の時に直撃した場所にフェンスを立てています(8年経過)が、無事でした。それよりは遥かに横風を受けにくい構造ですので、風速50mでも大丈夫だと思っているのですけど。
国道193号沿い。 高松空港の誘導灯から南に4kmのところで、緩いカーブになっていますので、高松市方面・美馬市方面のどちらから来てもすぐにわかります。
できれば、経年変化を皆さんにお見せしたいと思ってますので、お近くの方は是非実物をご覧ください。
商品ページよりご希望の商品をカゴに入れて、購入手続きに進んでください。
頂いた情報を元に先ずはお見積もりを作成致します。
ご希望の商品の在庫確認・見積もり用に情報をご入力頂きますが、この時点では注文確定ではありませんのでご請求を行うこともありません。ご安心ください。
見積もり、納期についてはご入力いただいたメールへ返信いたします。
詳しい流れについてはこちらをご参照ください。
お支払いは各種クレジットカード、銀行振り込みにてお願いいたします。
一部商品に関しては、代金引換、現金引換もご選択いただけます。
手数料はお支払い方法・ご注文内容によって異なります。
詳しい内容はこちらをご確認ください。
木材の配送に関しては、路線便、混載便、チャーター(一部大手宅配)、船便配送をいたします。
ご依頼の内容により一番スムーズな配送方法を提案いたします。
送料や納期に関しては、個別にご案内をいたします。
詳しい内容はこちらをご確認ください。