HOME › ウッドデッキのある風景 › ウッドデッキ 25倍の法則 その2
2021年9月12日
みなさん こんにちは。 アイアンウッドです。
セランガンバツ材でウッドデッキを組む場合の木取りの考え方の続きを進めます。
幅は前回書いた通りで、お好みでご選択ください。
定期的にご注文を頂く方は、在庫の安定性を考えると105幅がお勧めです。
さて、では厚みはどうなのでしょうか?
単純に見た目がしっかりしているのが好みの方は迷うことなく30mmがお勧め。
でも多くの方はコストパフォーマンスや、施工性を考えて20mmをご選択いただいています。
厚みの選択基準っていったいどうなのでしょうか?
ウッドデッキネットで木材のみの販売をしていますが、残念ながら間違った選択をされている方が結構いらっしゃいます。
床板の厚みを決めるのは、下地である根太の間隔(ピッチ)と大きく関連をしています。
多くのウッドデッキの指南書に掛かれている900mmピッチで下地を置いてみました。
一方私が設計施工をする場合に基本とする500mmピッチで下地を置いてみました。
どちらがしっかりしているかは一目瞭然。
500mmピッチだと、しっかりしたウッドデッキの床板になりますが、900mmピッチでは歩いていて明らかに違和感を感じるくらい床板が撓みます。
住宅だと建築基準法等や、枠組み壁工法共通仕様書等で床の組み方の規定がありますが、天然木でウッドデッキを組む際は、そんなきちんとした資料はありません。
いろんな指南書があって、もっともらしく書いていますが、構造計算をしているわけでもなく、ある面経験に基づいた構造を案内しているに過ぎません。
偉そうなことを書きましたが、私もそうで、25倍の法則というのは常々の経験と、とあるハードウッド輸入業者から聞いた数字に過ぎません。
でも、実際にウッドデッキを組んでいてこの数字に当てはめるとしっかりしたウッドデッキを組むことができますので、正解だと自分では思っています。
床板20mm厚×25倍=500mm。
これがこの写真の根太ピッチなのです。
もう少し広くして見たらどうでしょうか?
600mmピッチ(床板の厚み×30倍)
私は体重60kgですが、歩いていて違和感を感じるほど弱くはありません
ただ、横で見ていると明らかにしなることが分かりますので、25倍が適正ピッチ。30倍が限界ピッチ。 それより広いのはNGピッチ。 という風に私はとらえています。
ここで完成写真に戻ります。
出幅が910mm。
根太を両サイドだけにすると、20mm厚の板だと45.5倍で論外のNGピッチ。
真ん中にもう一本入れれば、455mmピッチ・22.75倍となって、非常にしっかりしたウッドデッキになります。
床板を30mmにして真ん中の根太を外した場合は、30倍を少し超えます
これでもダメとは言いませんが、別の観点で見るとNGです。
それは、木材の反り。
根太を3本入れることで、反っている材の矯正が容易にできます。
なので、この案件の場合、30mmの床板を選択するということは私にはちょっと考えにくいのです。
木材販売は全国どこでも可能ですが、工事が絡むと、施工できる範囲に限界があります
と言っても、今月私は九州までウッドデッキ工事に行きますし、来月sleeper君は東北まで工事をしに行きます
数年前に沖縄でも施工していますので、お話の内容によってはどこでも施工に伺います
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