2012年のウッドデッキ材の状況  

2012.02.08

 2011年、震災は日本経済の腰の弱さを露呈させました。

 大混乱の一年を経過して、今後を予測するのはまだ時期尚早の感がありますが、今感じていることを書き残しておきます。

 

 ハードウッド

 大規模な物件が完全にハードウッドから合成木材にシフトをしてしまいました。

 家庭のウッドデッキの需要はそれなりに有りますが、使う量が全く違いますので、じり貧の感は否めません。

 

 昨年来感じているのは、関東地方でのハードウッド離れ。

 これは需要ではなくて、供給面の話。

 新木場には、イペもウリンもほんの少ししかなく、年度末などの需要期には奪い合いになっています。

 東京の業者がこぞって大阪に買いに来る様はすごい違和感を感じます。

 

 さて、大阪の供給事情です。

 

  イペ・・・普通に入っています。 3月を越さないと分かりませんが、今のところ去年のような買占め騒ぎもないような気がします。

  ビリアン(ウリン)・・・現地の雨季が長引いた影響で、現在品薄です。 原因がはっきりしていますので、3月後半には改善されると思います。

  セランガンバツ・・・順調です

  マサランドゥーバ・・・順調です

  イタウバ・・・一時販売休止を真剣に考えましたが、明るい兆しが見えます。 春は無理でしょうが、夏以降入荷があるのでは?

 

 こんな感じで、春に向けて明るいです。

 ただ、コストは急騰をしていますので、ウルトラ円高にも関わらず値上げを余儀なくされています。

  

  

 ソフトウッド

 全ての樹種で落ち着いた動きをしています。

 価格面以外に不安な点はなんにも有りません。

 ウルトラ円高の一番の恩恵を被っているはずなのですが、為替ほど値下がりをしておりません。

 現地は物が売れないので、利益確保に懸命と言ったところです。 

  

 

 

 

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