この材は、本当は40x150とか100角も加えたフルラインナップが安定供給できるというのがうたい文句でした。
私も2006年暮れにそれを信じて、入荷予定分まで含めたフルラインナップをご紹介してきました。
2006年10月の情報では、「12月には完全入荷しますよ」
12月には「来年の2月には大丈夫」
その後も少しづつ日を延ばされて・・・
それどころか20x105とか30x105なども安定的に入ることはありませんでした。
2007年夏より品不足は顕著になり、2008年2月ようやく入り始めたと思った矢先、輸入停止。
このことはイタウバ材だけでなく今後新しい樹種全てに起こりうることですので少し詳しくご紹介をしておきます。
2006年10月に大阪に入荷をした材を見た瞬間、この材の運命は見えていました。
「あまりにも不良材が多すぎる!!」
再検品をしていい材しか消費者には届きませんので、この情報はおそらく私が初めて流すものと思います。
この材は横反りがとても大きく、長い材の不良率は20%以上有りました。(通常は5%以下)
そういった材は短く切ったり、ワンサイズ小さなサイズに再加工をされたりします。
ですから、30x105は25x90に、20x105は15x90や15x105になって市場に出回って行くのです。
その後現地の加工・検品体制を強化したところ、材は大阪にはやってこず、ヨーロッパ勢が現地の言い値で買い付けているのを指をくわえてみるばかり。
2008年2月、待望の木材が入ってきましたが、3mオーバーの材は皆無に等しく、日本向けの品質をこの材はクリアーできないことが証明されてしまったのです。
その後、現地から大幅な価格アップの提示があり、交渉決裂。
これは今後入ってくるであろう新樹種全てに共通した話と思っていただいていいと思います。
最初は現地サイドも売り込みをしたいので、品質・価格ともかなりいい条件を出してきますが、2回・3回と続くうちにそれらは反故にされ、いつの間にか尻すぼみ。
こういう例を何回目の当たりにあいたか分かりません。
もし新樹種が既存の樹種(イペ・ウリン)よりも価格面・品質面で本当に満足できるものであれば、これまで輸入をされていないことがあり得ないのです。
既存の材に何らかの問題が生じているので仕方なく新樹種を輸入している。
このことを知った上で、いろいろな樹種をご検討いただくのが正しいものの見方です。
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