路線便・混載便の配送について  

 はじめに

 木材を全国に配送するシステムというものは存在をしていません。

 ところが現実には多くの会社が通販をしているのですが、各社とも配送のトラブルが一番頭を悩ましていることは常々耳にするところです。

 

 誠に申し訳ないのですが、この点をご理解のうえ、下記をよくお読みいただいてご発注いただきますと助かります。

 

 せっかくのご注文ですので、お互いいい気持で取引をしたいと思いますので、ご協力のほどお願いいたします。

    

 まずは原則をご確認ください

 配送料を算出するにあたり、イレギュラーな要素を加味していてはコストがいくらでも掛かってしまい、スムーズに配送ができるお客様にご迷惑をおかけしてしまいます。

 いくつか大原則を設けて配送費用は算出をしていますので、ご理解のほどお願いいたします。

 

 ・4t車が入れること

   都会ではこういった立地条件ばかりではないと思います。 怪しいときはあらかじめご相談ください。

 

 ・車上渡し

   基本的にご指定場所(厳密にはその前の道路)まで輸送をする費用を見ています。

   トラックから荷降ろしをするための設備とか、人員は加味していません。

   ウッドデッキだと200kgから500kg程度の重量のものが多く、ドライバーが一人で降ろすのはとても困難なことをまずご理解いただき、荷卸のときは成人の男性が必ず立会い、ドライバーと一緒に荷降ろしをするようにお願いいたします。

   サイトではお客様が率先をして荷降ろしをするようにと書いていますが、現実にはドライバーが率先して荷降ろしをし、お客様にお手伝い頂いているケースが多いと思います。

 

 ・出荷から到着までの日数

   大手宅配では、ほぼ全国で翌日配送ができるようになっていますが、路線便の場合は基本的に積み替えをする都度1日掛かります。

   例えば、香川県から東京に配送をする場合、香川県を今日発送すると、翌日の朝岡山あるいは大阪に到着をします。 その夜東京行きの便に乗り、2日目の朝東京のターミナルに着きます。

 そこから更にお客様に配送する営業所(会社)にわたりますので、もう1日掛かります。

  また荷物が多い時に、量の多い木材は後送りになる可能性がありますので、さらに1〜2日掛かることもございます。

  このように日数がかかることをあらかじめご承知ください。

 

 ・配送できる曜日・時間

   大手宅配では、日曜配達・夜間配達などのサービスが日常となっていますが、路線便・混載便はそういうサービスはできません。

   平日あるいは土曜の朝8時から夕方6時が配送のできる時間帯になります。

   なお、年末年始の配送もできません。(その時期にはご案内いたします)

   配送の時間は、運送会社がその日の荷物の状況により配送ルートを決めますので、あらかじめお客様のご都合に合わせて時間設定をすることは困難です。

  

 起こりうるトラブルについて

 もちろんスムーズに配送をできていることの方が多いのですが、様々なトラブルも日々起こっています。

 よくありがちなトラブルを書いておきますので、該当しそうなときはあらかじめご相談ください。

 

 ・4t車が入れること

 このトラブルは案外少ないです。 心配な時は必ずご相談ください。

 

 ・車上渡し

 このトラブルは結構あります。 次のようなケースがよくありますので、ご注意ください。

 

 1. マンションやビル工事現場で、施工場所までの配送を現場で指示される方がいらっしゃいます。

 2. 戸建住宅で道路に面していない庭とか、道路に面していても段差が非常に大きい場所への配送を現場で指示される方がいらっしゃいます。

 

 これらは明らかに車上渡しとは条件が異なりますので、搬入自体をお断りしたり、別途荷卸費用をご請求することがございます。 (15000円程度)

 

 ・出荷から到着までの日数

 基本的に見積もり時にご提示をいたします。

 それより早い納品をご希望の場合は、別の配送を考えますが、送料は全く別物になりますのでご理解願います。

 

 ・配送できる曜日・時間

 お客様のご都合による着時間の指定をされる場合はチャーター料をご請求いたします。 (15000円程度)

 配送状況はHPで確認ができます。 到着予定の前日夕方には配送の予定時間を確認することはできますが、それがお客様のご希望と異なっていた時に変更を申し出られる方が結構いらっしゃいます。

 時間を運送会社任せにすることで格安の配送ができていますので、ご理解のほどお願いいたします。

 

 長物配送に関して、個別の事例もご案内しますので、こちらをご参照ください>>>

 

 

    
 最後に

 トラブルを書きならべていくととても悲しい気持ちになってきます。

 これらは全体の10%もないことなのですが、こういうトラブルが積み重なることで、運送会社は木材の配送自体を敬遠する傾向がますます強くなります。

 トラブルの大部分はお客様にしたら些細なことで、現場ではドライバーも何とか対応をして、一見丸く収まっていることばかりですが、実際には当社が余分な費用を運送会社に支払って穏便に済ましているのが実情です。

 

 特に年度末・GW・年末など運送会社が非常に忙しいときにこういったトラブルが頻発をいたします。

 

 お客様が感謝の気持ちを持っていただいたら、ドライバーも気持ち良く荷降ろしをすることと思います。

 お互い気持ち良く取引を終えるためにもご協力のほどお願いいたします。

 

     

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