ビスを横打ちするには?

 

    

 これまで横打ちはしないほうがベターと言い切ってきましたが、 ウッドデッキを作るときに、どうしても横からビスを打つ方がスムースなこともあるかと思います。

 そんなときにちょっと覚えておきたいコツをご紹介しましょう。

 まずは一言。

 「長いビスを多く横打ちするのは辞めた方が無難ですよ」

 

 実は一時期階段の受け材をこのように束柱に横から打ち付けていたことがあります。

 使用していたビスは5.0x120。

 これだけの太さ・長さのビスはおいそれと入っていきません。

 まず強力なインパクト(充電式では多分ダメです) が必要ですし、ビスが疲弊してまず100%抜くことはできません。

 つまり、失敗したらどうしようも無いのです。

 しかも強度は???

 この方法は辞めたほうが良いですよ!!

 そこで強度も問題なく、やり直しも可能な方法として、ボルトを採用。

 これなら、ビスよりもはるかに強いですし、もどくのも簡単。

 このときは10mmのボルトを使いましたが、8mmで強度的にも問題ないと思います。 

 写真は束が90角、根太が50x70です。

 

これはお奨めする方法その1です

 腕に覚えがある方は、この方法を。

 この方法が一番ぐらつきが少なく、強度面では圧倒的に上の2つのやり方よりも上です。

 ちなみに私は現在はできる限りのこの方法で束と根太を接合しています。

 写真は70角に50x70。 手摺りが無いときはこのパターンが一番多く、手摺りがあるときは束を90角にすることが多いです。

 

 この方法を応用すれば様々な使い方ができると思います

例えば根太を30x105か20x120にして、サンドイッチの亜種的な使い方もありだと思います。

 施工に没頭していると、良いタイミングの写真を撮るのが減ってしまいました。 この写真はちょっと前のものですが、今でもほぼこういう施工をしています。

 ノミやカンナはNG と書いたものの、最近はノミもカンナも使っています。 でも直ぐに刃がボロボロになってしまうので、お奨めするのはどうかな? 

 新しい経験をすると、前やっていた事が恥ずかしくなることがあります。 皆さんの意見もドンドンお聞かせ下さい。

 ハードウッドの施工は皆さん試行錯誤をしているようです。 

これが正解というのではなく、こういったやり方もありますよ。 という風に見てくれるとありがたいです。

2006.03.26

 

  

 

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